太宰治『走れメロス』と、原典であるシラーの『人質』読む。 『人質』で、メロスは磔にされるはずだったし、人質の親友も磔にされかかる。太宰はこの設定にピンと来て、メロスの職業を羊飼いにしたのだろう。イエス・キリスト好きの太宰が、メロスをイエスに寄せて造形していることがわかる。
何のためにメロスが走っているのか 知ると無性にメロスに対して怒りが沸くので 全然美談にしたくない。 なので題名もこうしたいです↓