まぁじんこぉる

日経225先物・OP専門の投機家。趣味で小説を書いています。 https://kaku…

まぁじんこぉる

日経225先物・OP専門の投機家。趣味で小説を書いています。 https://kakuyomu.jp/users/margincall/works noteではエッセイを書いていきます!

マガジン

  • 「知識の翼」を広げてみよう!

    不定期連載の私のエッセイ集です。 基本、私が知っている「雑学」をかみ砕いて、わかりやすく説明したものになります。 ジャンルは「ランダム」ですので、目次をみて興味がありそうなものから読んでみてくださいね!

  • ワナビ作家と書籍化作家、何が明暗を分けたのかシリーズ!

    ワナビ作家と書籍化作家。どこで明暗を分けたか? ワナビ作家として、多くの知り合いを書籍化作家として見送ったメーテルとして、書籍化作家になった人の特徴を抽出し、それを纏めていくエッセイ。

最近の記事

第55回:エルガー 〜希望と栄光の国〜

 今日は、私が一番好きといっても過言ではないエルガーの威風堂々についてのお話をします。   初代準男爵サー・エドワード・ウィリアム・エルガーは、イングランドの作曲家であり、指揮者であり、音楽教師であり、ヴァイオリニストでした。 私は楽器の中でヴァイオリンが一番好きなのですが、エルガーの「愛の挨拶」はヴァイオリンで聞くと本当にしびれますね。  さて、そんなエルガー。彼はモーツァルトみたいな「最初からの」天才ではなく、努力のすえ認められた作曲家でした。 エルガーの楽曲が初めて

    • 第54回:バブル崩壊とはなんだったのか?

       1980 年代から1990 年にかけて発生した「バブル経済」。 まさに「Japan as No.1」と言われ、アメリカのGDP さえ抜くと言われたこの時代。 今回はなぜ「バブル経済」が起きたのか?そしてなぜ「日本経済」が「バブル崩壊後立ち直れないか?」をお話します。  まずバブルの原因になったのは、1985 年のG5(日本・米国・英国・仏国・西独)で合意した「プラザ合意」。 当時の世界は、ハリウッド俳優上がりのロナルド・レーガンが前政権から引き継いだ高インフレ抑制政策とし

      • 第53回:アロマテラピー、ヒノキのオイルを買うと?

         その昔、私はアロマテラピーなんぞに熱中していた時があります。で、みなさんはどんなアロマが好きですか? とりえあえず分類を書いてみますね。 ①フローラル系:ラベンダー、ゼラニウム、カモミール、ネロリ、ローズ。 ②柑橘系:オレンジ、レモン、グレープフルーツ、ベルガモット、レモングラス、メリッサ。 ③ハーブ系:ティーツリー、ペパーミント、ユーカリ、ローズマリー、 クラリセージ、スイートマージョラム。 ④エキゾチック系:ジャスミン、イランイラン、ベチバー、パチュリ、サンダルウッド

        • 第52回:フィンセント・ファン・ゴッホ:天才画家の人生を変えた出会いと別れ

           私の応援している作家さん、望月千歳さんが私のエッセイを見てくれてるので、今日は望月千歳さんの好きなエッセイを書いてみます! https://kakuyomu.jp/users/fullmoonkaguya  てことで、今日は望月千歳さんが好きなフィンセント・ファン・ゴッホの話。ちなみに私の最も好きな画家の一人でもあります。 下のようなひまわりの絵がゴッホの代名詞とも言える絵ですよね。まさか、知らないって人はいないですよね?!  さて、ゴッホに関して色々な話があるのです

        第55回:エルガー 〜希望と栄光の国〜

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        • 「知識の翼」を広げてみよう!
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          第51回:ドームラン

           本当に東京ドームはホームランが出やすいのか?  野球シーズン「たけなわ」なこの時期、皆様の「ひいき」チームの調子はどうですか? 私の贔屓チームは終戦模様ですが、、、今日はそんな野球のお話です。  野球は不思議な「スポーツ」で、競技場の規格がほとんどないのです。 例えば、サッカー場の大きさは全世界共通ですが、野球場の大きさは球場によって違います。 ボストンにあるフェンウェイパークなんていい例ですよね?  そしてその球場の大きさがさまざまなドラマを産んできましたが、 ビー

          第51回:ドームラン

          第50回:中国ではなぜAI が発達したのか?

           中国はAI が発達している! なんてよく聞きますけど、本当?と思っている人多いんじゃないでしょうか? 今日は、そんな中国と世界のAI 事情についてお話をしていきたいと思います。  まずは下の表見てください。 各国のAI アクティブ・プレイヤー(「一部の業務をAI に置き換えている 」ないしは「一部の業務でAI のパイロット運用を行っている」)を見てみます。  こう見ると中国のAI 普及率が圧倒的です。AI はデータ量が勝負なので、「圧倒的な人口」、「圧倒的な企業数」、「

          第50回:中国ではなぜAI が発達したのか?

          第49回:化粧品をカガクします!

           物理ネタが尽きてきたので、私が苦手な化学の話。 受け売りの部分が多いので、間違っていてもご愛嬌で許してください。 専門分野以外の知識って、そんなもんですよね。  さて、予防線は十分張ったので化学の話、化粧品の話です。 1990年代半ばまで、化粧は厚ぼったく、一目見ただけで「化粧をしている」と分かるものでした。  しかし、その常識もナノ粒子と光の分散技術によってひっくり返されてしまいます。つまり人間の眼は、8K解像度を理解できないように(詳細は下記のリンク)、ナノレベルの

          第49回:化粧品をカガクします!

          第48回:日出ずる国と日沈む国

           昔々、聖徳太子という千円札から一万円札まで支配していた「髭の長いおっさん」が、 随に使者を派遣した(遣隋使)時、書簡の出だしをこう書きました。 「日出ずる国(東の日本)から日沈む国(西の隋)に書簡を送ります」  さて、その書簡を受け取った隋の皇帝煬帝は、 「日出る処の」は上り調子の国、「日没する処」は落ち目の国、聖徳太子は我が帝国(隋)をバカにしているのか?隋は永久に続く大帝国だぞ!と怒り狂ったそうです。  これを聞いた聖徳太子は、当時世界最強の一角の大帝国を怒らせ

          第48回:日出ずる国と日沈む国

          第47話:フィンランディア:ロシア帝国と渡り合ったフィンランド魂

           フィンランドの歌と聞いて思い出す曲は皆さんありますでしょうか? 初音ミクがネギを振りながら歌っていた「イエヴァン・ポルカ(Ievan Polkka)」でしょうか?  それとも、ガルパンでフィンランドチーム(継続高校)が歌っていた「サッキヤルヴェン・ポルカ」でしょうか?  ちなみに、サッキヤルヴェン・ポルカは歴史的に見るととても興味深い曲です、興味がある人は下のリンクを見てください。 https://www.youtube.com/watch?v=2zJowX00SzA

          第47話:フィンランディア:ロシア帝国と渡り合ったフィンランド魂

          第46回:マクドナルドの裏オプション

           吉野家で「つゆだく」とか言っちゃって「ドヤ顔」した諸兄いませんか? 私は「ねぎだく」派でしたので、気持ちはよくわかります。 裏メニューって自分しか知らない感じがして、なんだか優越感ですよね。 今日はそんな裏メニューのお話。  マクドナルド。 リチャード・マクドナルドとモーリス・マクドナルドが創業し、世界で初めてのファーストフードを作った企業。 そして協力者面した「レイ・クロック」という還暦近くのミキサー売りの「おっさん」に乗っ取 られた悲劇の企業、マクドナルド。 今日はそ

          第46回:マクドナルドの裏オプション

          第45話:満場一致のパラドックスと同調圧力

           満場一致は民主主義の理想形、なんと美しい結論!なんて思っていませんか? でも少し考えればわかりますが満場一致なんて怪しいものです。考えてみてください、学級会で「この意見に賛成の人手を上げてください!」とか言われたら反対意見を持ってても手をあげちゃうでしょ? そして満場一致になっちゃうでしょ? それがまぁ、大問題なんですよね‥‥。  てことで今日はそんな「満場一致のパラドックス」についてのお話をしていきます。 実はこの問題、もう結論が出ています。すなわち「満場一致の結論は信

          第45話:満場一致のパラドックスと同調圧力

          第44話:アドルフ・ヒトラーとエゴン・シーレ

           1906 年、ウィーン美術アカデミーは、「とある学生」の入学を許可します その学生の代表作は下の絵です。この絵、誰の絵か知っていますか?  クリムト?と思った人はおしい、エゴン・シーレの代表作「死と乙女」です。そして1907 年、ウィーン美術アカデミーは、「とある学生」の入学を拒否します。 その学生の代表作は下の絵です。この絵、誰の絵か知っていますか?  実は、この絵の作者はアドルフ・ヒトラーです。  ここでは政治家としてのヒトラーについて言及をするのはやめましょう。

          第44話:アドルフ・ヒトラーとエゴン・シーレ

          第43話:ダークマター(暗黒物質)とは?

           ダークマター。ゲームとかでよく出てきますよね? なんかラスボス前に手に入るアイテムっぽいあれです、あれw。  でも、ダークマターを説明できる人って案外多くないんですよね。ということで今日は特別にそんなダークマターについて教えちゃいます。ちなみにちょっと新し目の物理論文のお話も付け加えておきますので、これを知ったら家族にマウント取り放題ですw ワクワクしながら読んでくださいね。  さてダークマター、一言で言うと「見ること」も「触れること」もできない物質なのですが、確かに存

          第43話:ダークマター(暗黒物質)とは?

          第42話:「逆転裁判」開発秘話?

           カプコンという老舗のゲームメーカーのソフトの中に「逆転裁判」というタイトルがあるのをご存知でしょうか? アニメ化もされたし、映画化もされたし、コミカライズもされたかなり有名なタイトルなので知っている人がほとんどだと思いますが、一応、知らない人のために補足すると、逆転裁判は、自分が弁護士となり、犯人の証言の矛盾をつき「真実」を導き出し、依頼人の無実を証明する。みたいなゲームです。  で、今日はこの逆転裁判の話をするのですが、みなさまは、このゲーム、入社5 年目以内の若手がた

          第42話:「逆転裁判」開発秘話?

          第41話:津軽三味線はいかがですか?

           私は健康の都合でラーメンをあんまり食べられないのですが、だからその滅多に食べられない一杯というのに至高の価値が生まれるのですが、そんなラーメン屋の中で一番のお気に入りが「歌志軒」というお店の油そばです。  で、その「歌志軒」というお店の店内に流れているBGMが独特でして、それは「津軽三味線」なのです。  でも 「津軽三味線」て聞くと古臭い感じがするといる人もいますよね? 確かに津軽三味線の歴史は古く、明るいものではないのですが‥‥。って、まずは歴史から紹介しますね。

          第41話:津軽三味線はいかがですか?

          第40話:ドラキュラ伯爵

           皆さんはドラキュラ伯爵が実在していたって知っていますか? ドラキュラ城として有名なブラン城が実在するのだから、ドラキュラも実在したのでは? と思ったとしたらあなたはとても鋭いのです。  でも、実在したという表現は正確でないですよね。正確には、ドラキュラ伯爵のモデルとなった人がいたってことなので‥‥。ということで、今日はワラキア公ヴラド・ツェペシュについて話をしてみようと思いますね!  ワラキア公ヴラド・ツェペシュは、「公」とつくのでよく「公爵」だと勘違いされるのですが、

          第40話:ドラキュラ伯爵