まぁじんこぉる

日経225先物・OP専門の投機家。趣味で小説を書いています。 https://kaku…

まぁじんこぉる

日経225先物・OP専門の投機家。趣味で小説を書いています。 https://kakuyomu.jp/users/margincall/works noteではエッセイを書いていきます!

マガジン

  • 「知識の翼」を広げてみよう!

    不定期連載の私のエッセイ集です。 基本、私が知っている「雑学」をかみ砕いて、わかりやすく説明したものになります。 ジャンルは「ランダム」ですので、目次をみて興味がありそうなものから読んでみてくださいね!

最近の記事

第45話:満場一致のパラドックスと同調圧力

 満場一致は民主主義の理想形、なんと美しい結論!なんて思っていませんか? でも少し考えればわかりますが、満場一致と言われるとなんか怪しいな? と思った人、大正解。 例えばPTA、何かしら大きな決定が満場一致で可決していますが、あなたはその結果を心から信じた事がありますか? そう、あなたの「心に浮かんだ言葉」、それが真実の答えなのです。  ということで今日はそんな「満場一致のパラドックス」についてのお話です。 この問題、実はもう結論が出ていて「満場一致の結論は信用できない」と

    • 第44話:アドルフ・ヒトラーとエゴン・シーレ

       1906 年、ウィーン美術アカデミーは、「とある学生」の入学を許可します その学生の代表作は下の絵です。この絵、誰の絵か知っていますか?  クリムト?と思った人はおしい、エゴン・シーレの代表作「死と乙女」です。そして1907 年、ウィーン美術アカデミーは、「とある学生」の入学を拒否します。 その学生の代表作は下の絵です。この絵、誰の絵か知っていますか?  実は、この絵の作者はアドルフ・ヒトラーです。  ここでは政治家としてのヒトラーについて言及をするのはやめましょう。

      • 第43話:ダークマター(暗黒物質)とは?

         ダークマター。ゲームとかでよく出てきますよね? なんかラスボス前に手に入るアイテムっぽいあれです、あれw。  でも、ダークマターを説明できる人って案外多くないんですよね。ということで今日は特別にそんなダークマターについて教えちゃいます。ちなみにちょっと新し目の物理論文のお話も付け加えておきますので、これを知ったら家族にマウント取り放題ですw ワクワクしながら読んでくださいね。  さてダークマター、一言で言うと「見ること」も「触れること」もできない物質なのですが、確かに存

        • 第42話:「逆転裁判」開発秘話?

           カプコンという老舗のゲームメーカーのソフトの中に「逆転裁判」というタイトルがあるのをご存知でしょうか? アニメ化もされたし、映画化もされたし、コミカライズもされたかなり有名なタイトルなので知っている人がほとんどだと思いますが、一応、知らない人のために補足すると、逆転裁判は、自分が弁護士となり、犯人の証言の矛盾をつき「真実」を導き出し、依頼人の無実を証明する。みたいなゲームです。  で、今日はこの逆転裁判の話をするのですが、みなさまは、このゲーム、入社5 年目以内の若手がた

        第45話:満場一致のパラドックスと同調圧力

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        • 「知識の翼」を広げてみよう!
          45本

        記事

          第41話:津軽三味線はいかがですか?

           私は健康の都合でラーメンをあんまり食べられないのですが、だからその滅多に食べられない一杯というのに至高の価値が生まれるのですが、そんなラーメン屋の中で一番のお気に入りが「歌志軒」というお店の油そばです。  で、その「歌志軒」というお店の店内に流れているBGMが独特でして、それは「津軽三味線」なのです。  でも 「津軽三味線」て聞くと古臭い感じがするといる人もいますよね? 確かに津軽三味線の歴史は古く、明るいものではないのですが‥‥。って、まずは歴史から紹介しますね。

          第41話:津軽三味線はいかがですか?

          第40話:ドラキュラ伯爵

           皆さんはドラキュラ伯爵が実在していたって知っていますか? ドラキュラ城として有名なブラン城が実在するのだから、ドラキュラも実在したのでは? と思ったとしたらあなたはとても鋭いのです。  でも、実在したという表現は正確でないですよね。正確には、ドラキュラ伯爵のモデルとなった人がいたってことなので‥‥。ということで、今日はワラキア公ヴラド・ツェペシュについて話をしてみようと思いますね!  ワラキア公ヴラド・ツェペシュは、「公」とつくのでよく「公爵」だと勘違いされるのですが、

          第40話:ドラキュラ伯爵

          第39話:世界の盗塁王:福本豊とその奥方

           かなり古い人の話ですが、福本豊という選手を皆様は知っていますか? 通算盗塁数、及び、シーズン盗塁数の日本記録保持者でして、その記録は一時期、メジャーリーグ(MLB)の記録を超えた時期があるほどの大記録の持ち主の選手でした。そのため、「世界の福本」 「世界の盗塁王」という異名を持つほどの選手でした。  ちなみに通算2543 安打にして、通算208 本塁打での記録も持っていまして、文句なく名球会入りした選手でして、通算の盗塁数は1065盗塁、シーズン最多盗塁は106、通算11

          第39話:世界の盗塁王:福本豊とその奥方

          第38話:アジャイル開発とドラゴンボール

           最近、アジャイル開発ってなに? と友人から聞かれたのですが、私はソフト開発者ではないので、それに答えられなかったんですよね。てことで悔しいので、調べちゃいました。アジャイル開発w  私は「アジャイル開発」=「細かい作業に分けて、素早く仕事を処理する」程度しか理解していなかったのですが、これ、なかなか「とっつきにくい」。私も正直理解できているかわかりませんが、とりあえず最初に、私が把握した概要を説明し、後半「ドラゴンボール」をに置き換えて話しをしようと思いますw  まず初

          第38話:アジャイル開発とドラゴンボール

          第37話:コロナワクチンからみる日本の新薬開発能力について

           4年前、大騒ぎしたコロナワクチン。結局どうなったんですかね? 日本製のワクチンじゃないと打たないと言って人が私の周りに一定数いたんですが、結局、日本製のワクチンってどうなったんですよね? 厚生労働省のホームページを覗いてみましょう! https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00223.html  ま、こんなもんです。開発が早いと言われるmRNAワクチンですら、今年の秋に供給開始ですってw ア

          第37話:コロナワクチンからみる日本の新薬開発能力について

          第36話:ピアノの詩人、ショパン

           ベートーベンの回でショパンをディスってしまいましたが、もちろんあれはジョークですw だった私はショパンをよく聞きますもの。特に、落ち着きたいときはショパンを聞くときが多いですね。今日はそんなショパンの話。  ショパンは「結核」をわずらい病弱だったため、長くは生きられませんでしたが数々の名曲を残しました。今日はそんなショパンの曲とその背景についてのお話をしていこうと思います。ちなみにショパンはベートーヴェンと違いすごくモテたのですが、女性関係は「あれ」なのですが、まぁ、その

          第36話:ピアノの詩人、ショパン

          第35話:太陽系のロマン:ティティウス・ボーデの法則

           今日は太陽系のお話です。 太陽系には様々な惑星がありますが、その惑星の軌道半径は偶然だと思いますか? 今日はそんな惑星軌道の「神」の方程式、ティティウス・ボーデの法則を紹介します。  ティティウス・ボーデの法則とは惑星の太陽からの距離が簡単な数列で表されるというものです。 1766年、ヨハン・ダニエル・ティティウスが提案した時には、単なるパズルであると多くの物理学者に批判されましたが、 1772 年にヨハン・ボーデ(1746 -1826)が、物理的説明を加えた形で数列の重

          第35話:太陽系のロマン:ティティウス・ボーデの法則

          第34話:レイクロック、52歳からの執念の乗っ取り劇:

           マクドナルド。皆さん、聞いたことありますか? そりゃさすがに聞いたことありますよね。実はマクドナルド、創業者は会社を追い出されているんですよね、まぁ、アップルもそうですがw。 今日は、レイ・クロックによるマクドナルドの執念の乗っ取り劇についてお話します。  軽薄なピエロでお馴染みなマクドナルドは、1940 年マクドナルド兄弟によって創始された企業です。 マクドナルド兄弟はカルフォルニア州にて、世界で初めてのファストフード店を開業しました。 世界初のセルフサービスを取り入れ

          第34話:レイクロック、52歳からの執念の乗っ取り劇:

          第33話:日本が中国に負ける必然

           センセーショナルな題名ですが、これは私が実感し、近い将来くるべき未来だと思っていることです。 今日は、なぜ私がそう思うかを話していきたいと思います。  日本人は「真面目」で「勤勉」だと思っていませんか? 事実は違います。日本人は「はっきりいって怠惰」です。 それが証拠に皆様は、週末何か自己啓発をしましたか? 下の表を見てわかるように、日本人のほとんどは「自分」を高めることに余暇を使っていないのです。アメリカ人よりもです。  しかし、中国人は違います。 中国語の資料ですが

          第33話:日本が中国に負ける必然

          第32話:大人の社交場、BAR とカクテルのお話②

           ということで、前回に続いてカクテルの解説をしていきますね! ニコラシカ:カクテル言葉「決心」、「覚悟を決める」  リキュール・グラスの中にはブランデー。グラスの上にはスライスしたレモンと、さらにその上にてんこもりの砂糖、それがこのカクテルの見た目なのです。さあ、このカクテル、一体どうやって飲むんだろう? と思ってしまうような飲み物ですw  じつは、一応の味方にご作法があって、まずレモンで砂糖を包むようにして口の中に入れて噛み、甘酸っぱさが口の中に広がったところでブラン

          第32話:大人の社交場、BAR とカクテルのお話②

          第31話:大人の社交場、BAR とカクテルのお話①

           BAR。 こう聞いて、えらい金をとるこじゃれた酒場のイメージをする人も多いのではないでしょうか? それとも、若い男女が語らう「リア充」の巣窟と思う人もいるかもしれません。 また、男は黙って「鳥貴族」という諸兄にとってBAR は憎悪の対象になっているかもしれません。 でも、今日は、敢えてそんなBARとカクテルのお話をしていきますw。  さてBARなんですが、その語源は「止まり木」です。 つまりBAR とは、社会に疲れた大人が羽を休める「止まり木」という意味が込められているの

          第31話:大人の社交場、BAR とカクテルのお話①

          第30話:イタリア軍のエトセトラ

           第二次世界大戦時、サハラ砂漠で「パスタを茹でて」水がなくなり、脱水症状で全滅したという逸話をもつ「イタリア軍」 。今日は「食事」と「女性」を世界一愛する「イタリア軍」の逸話を紹介して、それが本当かどうかを検証していきますw 逸話1:戦争が生んだ発明品  フランス料理の基となったのは、実はイタリア料理です。 イタリアのとある貴族がフランス国王に嫁ぐ時、シェフを伴ってフランスにいったそうで、それがフランス料理の基礎になりました。これは実話です。  ちなみに、当時のフランス王

          第30話:イタリア軍のエトセトラ