母の日だ、父の日だ、こどもの日だ。と、マーケティングに利用するなら何でもいいんだろうけど、フランスにはおばあちゃんの日もあんだって。もうなんでもいいやと思うね。
081.George Orwell『NINETEEN EIGHTY-FOUR』ジョージ・オーウェルの『1984年』を原書購読。ハイエクやドラッカーが警告した全体主義による管理社会を小説化した内容だ。Big BrotherはAIか。設定に独自の専門用語を散りばめた古典的SFだ。
最近、化学調味料で料理をまとめなくなった。 均一化された全体主義みたいな味が嫌だからだ。 塩と醤油と鰹節で整えた今朝の焼きうどんは、まるでバラバラの大合唱のよう。 大根の葉、にんじん、卵、皆んな静かに主張して一口一口が驚きの連続。 お皿の中のアナキズム。 命に感謝を捧げます。
096.確かにマルクスの予言は破れたが、ITを中心とした情報社会は、大きな政府によるAI管理社会を目指しているように見える。結局これは、別の形の共産主義革命で、全体主義ではないか?情報社会は知識社会にならない。この点どうしても疑問が残る。ドラッカー『ポスト資本主義社会』より。
073.Hayek『The Road to Serfdom』ハイエク『隷属への道』を読了。1944年の本だが、今読むべきだろう。1974年ノーベル経済学賞受賞。自由とはspontaneous order(自発的秩序)だと説く。全体主義の時代、自由の本当の価値を説いた思想家だ。
074.Drucker『The End of Economic Man』ドラッカー『経済人の終わり』も読んだ。ドラッカーと言えば、マネジメントだが、1939年の処女作は政治学だ。だが後年の思想を合わせると、株式会社こそが全体主義を防ぐと説く。そこには自発的な秩序があるからだろう。