Tsutomu Shioda

静岡市在住の小児科医。大学医学部を卒業した後、公衆衛生大学院で学ぶ。現在は病院勤務。 …

Tsutomu Shioda

静岡市在住の小児科医。大学医学部を卒業した後、公衆衛生大学院で学ぶ。現在は病院勤務。 専門は、発達障害・医療的ケア児・新生児など。最近はDMATとして災害医療にも従事。

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コロナ災害という不都合な真実

こんにちは。 新型コロナウイルスへの対応に関わる医療従事者の一人です。 災害と化してしまったこのコロナ騒動を、何とか通常の人間らしい生活に戻していくためにはどうしたらよいか、情報発信していきます。 新型コロナはすでに既知のウイルスとなり、致死率は低下している。 新型コロナの感染者数は、インフルエンザの感染者数より圧倒的に少ない。 つまり、新型コロナウイルスを特別扱いする必要はなくなっている。 市民は日常生活をこれまで通り送り、医療者は粛々と自分たちに課せられた仕事を行う。

    • #118 「自分は賢い」なんて思っちゃいけない

      コロナ騒ぎの甚大なる弊害。 コロナワクチンの尋常でない数の被害。 なぜ間違っていることがまかり通ってしまうのか。 コロナ対策は、弊害の方が明らかに大きかったし、ワクチンによる後遺症・死亡者数の多さは、明確な数字として出ている。 なのに、日本は、コロナだけをターゲットにしたアンバランスな政策を続けた。コロナワクチンは世界最大の接種国となり、今後も継続する方針だ。 コロナ対策・コロナワクチンを推し進めた主導者。 政治家。厚労省。専門家委員会。学会関係者。御用学者・・・

      • #117 陰謀論という言葉自体がむしろ陰謀だということに、やっと気づいた。

        この本を読んだ。掛谷英紀先生。 僕個人としては、コロナ災害について、さまざまな思いをこのnoteに綴ってきた。医師として、コロナ患者さんと向き合ってきた。コロナワクチンの薬害も見てきた。コロナ騒ぎの世の中に翻弄される子供たちを見てきた。なぜこんな世の中になってしまったのか、なぜ人間はこういった方向性に進んでしまったのか、自分なりに考えてきた。 その中で、この時期にこの本に出会えた。 やっとすっきりした。なぜコロナ災害が起こったのか。世界はどうやって回っているのか。 大

        • #116 過ちて改めざる。これを過ちと言う。

          福島先生の、科学者としての心からの言葉。改めて感嘆します。 以下は抜粋。 自分も全くの同感です。 全文をぜひお読みください。

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        コロナ災害という不都合な真実

          #115 学術誌に「反ワクチン」なる言葉?

          小島勢二先生。 多くの著書を出されている。 そして最近の、アゴラへの投稿。 ぜひ、子ども達に関わる大人たちに、読んでいただきたい。 いわゆる、反ワクと安易にレッテルを貼られるような議論ではない。 ー ワクチンを科学的に検証し ー 子ども達を全人的に考え ー 真摯に語った  結果。  その連続体であり、現在進行形。 これこそが、科学者なのだと自分は思う。

          #115 学術誌に「反ワクチン」なる言葉?

          #114 リスク回避ビジネス

          コロナ災害もそうだった。 メガファーマシーの大きな力。 コロナ治療薬への思惑。ワクチンビジネス。 PCR検査の高騰。 御用学者の登場。 地震や台風災害もそうかもしれない。 リスク回避を強調すればするほど、そこに人と金が動く。さまざまな企業の思惑が生じる。 「リスク回避ビジネス」 それが世間の大きな波を形作っているのだ、とはっきりと意識するようになった。

          #114 リスク回避ビジネス

          #113 呪術的思考「雨乞い」

          文化人類学者である、磯野真穂さんの本を読んだ。 この2冊。とても勉強になった。 さまざまな学びがあったのだが、特になるほどな、と思ったところをご紹介させていただきたい。 「コロナ禍と出会い直す」 補論4 より  たしかに!! そうも考えることができるのか。 当時の専門家がどう考えていたかはわからないが、それで十分だったんだ。「一応」の話にもつながるが、為政者や専門家は、何かしている、という体を作り、さらにはそれが少しでも意味がありそうな雰囲気さえ作れればそれでよかっ

          #113 呪術的思考「雨乞い」

          #112 「一応」の弊害

          コロナ災害の振り返りがなされずに時が過ぎゆくことを憂いている。 コロナをさんざん煽った専門家は、謝罪するどころか、何事もなかったかのように、またTVに出演している。 コロナワクチンの薬害についても、誰も間違いを認めない。ましてや、次のワクチンへの準備が着々と進む。 そして病院では、いまだにコロナへの特別扱いが終わらない。 コロナが増えてきたので、気を付けましょう。マスクをつけましょう。蜜をさけましょう。面会時間を制限しましょう。そして、医療者としての自覚をもって行動し

          #112 「一応」の弊害

          #111 「医学の問題」&「社会の問題」

          コロナ災害の振り返りが不十分なままに時が過ぎることを危惧している。 ましてや、みんながんばったよね! コロナとの激闘史がここにあった!という具合に、これまでの対応が美化されることに、大きな危機感を持っている。いやいや、コロナ災害は人災であって、反省すべき点が大いにある。 最近自分の中で考えたことを一つ提示しておきたい。 コロナ災害は、大きく分けて2つのフェーズがあったと思う。 ① COVID-19自体の感染症 ② コロナワクチンの薬害   まず、①についてだが、日

          #111 「医学の問題」&「社会の問題」

          #110 負け戦が仕事

          コロナ騒動を通じて、自らの職業である「医師」に対する見方が大きく変わった。 自らの職を肯定したい気持ちがあるのは然りだが、そうではなかった。医者たちの考えはこうも安易なのかと、落胆する連続だった。 そんな中で、最近感じたこと。 説明をしてみよう。 病気になること。それは決して負けではないかもだけど、人々が病気になったところから、臨床医の仕事が始まることが多い。病気に対峙する、それが医師の見せ場のスタートになる。「病気になんか負けない!」確かに素敵に描かれる。でも、当事

          #110 負け戦が仕事

          #109 「言論統制」

          国が「感染対策」の一言で、情報統制ができるようになってしまう。 ワクチン推進に舵を切れば、反対派や中立に論じたものは、規制される。 怖い限り。 「言論の自由」は、どこへいったのか。 「人権の尊重」は、どこへいったのか。 憲法学者の方々のご意見は、本当に真っ当だと感じる。 何度も言うが、コロナは感染症や医学の問題をとっくに超えている。大きな大きな人権問題の一つ。 多種多様な方々を巻き込んだ、国民的議論が、今のうちに必要だと思うのです。

          #109 「言論統制」

          #108 メディアも同調圧力に屈す

          コロナ災害のさなか、何度となくメディアの責任を問いたいと思った。 メディアが騒ぎ立てるから、人々は恐怖におびえる。 御用学者やコメンテーターを重宝し、煽るに煽るから、恐怖は増強される。 やがて、コロナ以外のことが見えなくなる。 第4の権力である、メディアの罪は重い。 ずっとそう思ってきた。 でも今振り返って思い返せば、メディアもまた、コロナの恐怖という全体主義が強力に広がった社会の中にいた。メディアで働く、一人一人の記者、番組制作者、アナウンサー・・・それぞれは、同調圧

          #108 メディアも同調圧力に屈す

          #107 False consensus

          False consensus 「偽の合意効果」 という言葉を知った。 自分の意見や考えこそが世の中の多数派であり、それが正常であるという思い込み、のことだそうだ。 なるほど、これもまたCOVID-19災害における「医療従事者」や「専門家」にまさしく当てはまるものだと感じた。 感染症の撲滅を目指すことが当たり前。そのためには、感染対策をすることが当然であり、人間としての義務。ゼロコロナしかないんだ。 マスクをすることは常識。ワクチン接種も当然だ。 この考えが行きつく

          #107 False consensus

          #106 他者を思い 行動する

          コロナという人災の検証がわずかながら行われている。 このコロナ災害を経験して、今、自分なりに思うこと。 自分は小児科医であり、子ども達のために何ができるか考えてきた。 その時に、大事な視点。 それは、「 矢印をどこに置くか」 ということ。 つまり、大人の目線ではなく、子どもの目線にしっかりと降りられるか。子どもなりの視点に立てるかどうか。子どものことをどこまで思って大人が行動できるか。 それは、本当の意味の「 合理的配慮 」なのかもしれない。 次の危機は感染症で

          #106 他者を思い 行動する

          #105 全人的な公衆衛生対策を

          2023.10.29

          #105 全人的な公衆衛生対策を

          #104 感染対策の徹底 って...なに?

          もうそろそろ、いい加減気づいてほしい。 「感染対策を徹底して」と、声高に叫ぶことは 「感染した理由は対策の不備である」と、決めつけることと同義だ。 それは、意図した以上に、他人を追い詰めることになる。 医師や専門家は、自分の仕事をしているつもりかもしれない。職業人、もしくは自らのアイデンティティとしての正義・プライドゆえの言動かもしれない。 でも、それが人権や人の心を蝕む可能性が大いにあるとすれば、行動は慎重になるべきである。ましてや、それが世を一方向に先導してしま

          #104 感染対策の徹底 って...なに?