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#111 「医学の問題」&「社会の問題」

コロナ災害の振り返りが不十分なままに時が過ぎることを危惧している。

ましてや、みんながんばったよね! コロナとの激闘史がここにあった!という具合に、これまでの対応が美化されることに、大きな危機感を持っている。いやいや、コロナ災害は人災であって、反省すべき点が大いにある。

最近自分の中で考えたことを一つ提示しておきたい。

コロナ災害は、大きく分けて2つのフェーズがあったと思う。

① COVID-19自体の感染症

② コロナワクチンの薬害  

まず、①についてだが、日本において、感染症自体のインパクトとしては実はそこまで大きくなかった。インフルエンザ以下と言って間違いないと考えるし、まして小児においては弱い感染症だった。大騒ぎするほどのものではなかった。いや、メディアであれほどまでに報じる必要はなく、医療が粛々と対応すればそれで終わりだった。いわば、何もしなくてよかった。その方が結果はよかったはずだ。コロナは医療の問題と多くの人々が勘違いした。コロナ・コロナと大騒ぎしたがゆえに、人々の生活も、人権も大きく侵害された。それゆえの精神的な健康被害も増大した。すなわち、「社会の問題」だった。

一方、②についてだが、こちらは間違いなく「医療の問題」だ。コロナワクチン開始後に超過死亡が増え、ワクチン後遺症で苦しむ方々がたくさんいらっしゃる。こちらこそ医療従事者は騒ぐべきだ。薬害がある事実を多くの医療者が知り、もっと医療者も対応し、研究もされるべきだ。

①は医学の問題、②はそもそも問題でない、となっているとすれば、それは大きな間違いだと思う。

① コロナウイルスは騒ぐ必要なかった。医学が平時の対応をすればよかった。「医学の問題」で小さく終わればよかった。

② コロナワクチンは薬害であり、もっと医療者もその事実を知るべきだし、対応しないといけない。そして、社会が騒ぎたてることも有効であろう。こちらこそ「社会の問題」として扱うべきだ。

「医学の問題」と「社会の問題」 そんな視点で考えてみてはどうだろうか。