アマプラで『ケイコ 目を澄ませて』。主人公は生きづらさの鬱屈をボクシングにぶつけているけど、家族や仲間に恵まれていて、それをちゃんと分かってもいる。一方的でない描き方に誠実さを感じる。コロナ禍の東京を写した映像も素晴らしい。あの質感は16㎜フィルムだからこそ。