ガラショ

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Pusha Tとは、大トロである

Pusha Tとは、大トロである。 とりあえずそう言い切ってみる。では、大トロとは何か。 大トロとは、コッテリ、ベットリした、脂の乗りまくった、マグロである。 まず見ていきたいのは、大トロもあくまでマグロである、という点である。 言うまでもなく、マグロは寿司の王道である。統計を取ったわけではないが、寿司と聞いてまずマグロを思い浮かべる人は少なくないだろう。もっともオーソドックスな寿司であるマグロ。繰り返すが、大トロはあくまで、そんなマグロの一種なのである。 しかし、

    • ちゃんと自転車に「乗れた」ことなどあっただろうか 〜映画『夜明けのすべて』の自転車描写について〜

      あなたは自転車に乗ったことがあるだろうか? きっと、ある、と答える人が多いだろう。しかし、僕は決してそう言い切れない。もしかしたらあるのかもしれないが、思い返してみると、自転車に乗る、という作業を完遂できた記憶は一向に見つからない。 自転車を漕いだことなら、幾度となくある。何ならさっきも、お気に入りのラーメンを食べにいくため、グイグイと力を込めて自転車を漕いできた。だが、さっきも、それ以外の時も、漕ぐ、という作業をひたすら行なったに過ぎず、乗る、という次元には到底達

      • RADWIMPS恐怖症について

         「なんでそんなにラッドが怖いの?」と問われると、「この人に伝わるかな」「伝わらなかったら、どうしようかな」と悩んでしまう。大体において伝わるのだが、うまくいかないこともある。そんな時、どうしても不安を覚えてしまうし、場合によっては自分が今まで積み上げてきた全てを、一気に否定されたような気持ちにもなる。  そんな僕は、当然ながら傲慢だ。大体の人にとってラッドなんてどうでもいい。きっとラッドだろうが、髭男だろうが、king gnuだろうが、バンプだろうが、同じように聞こえてい

        • 卑怯者!が最高の罵り言葉となる場所で(清原果耶さん大好き文 兼 舞台『ジャンヌ・ダルク』感想)

           「卑怯者!」とジャンヌダルク(清原果耶さん)は言った。彼女を組み敷き、辱めようとしている男達に対して。その目は、お前たちに屈してたまるか、お前たちのように墜ちてたまるか、という意志で輝いている。  いや、正直になろう。彼女は卑怯者!と言っていないかもしれない。というか、言ってなかったような気がする。恥ずかしい話、はっきり憶えていない。  まあ、実際に言ったかどうかはあまり関係ないかもしれない。断言するが、彼女はそう言ってもおかしくなかったのだ。そして、彼女が言いそうだっ

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