朝井 リョウ (著) 『どうしても生きてる』 初めて朝井リョウ先生の小説を読みました。「短編集なので読みやすいな」と思っていると、突然自分の弱点を刺されるときがあるので注意です笑 私が刺されたのは『流転』『籤』(くじ)です。刺されポイントは人によって違うと思う・・・面白かった。
65 朝井リョウ『どうしても生きてる』 どの作品も刺さって良かった。自分の醜さ、本音、嫌味っぽさ。そういうのを抱えて生きていくんよね。「この世の中には、2種類の人間がいる。生きる世界が変わってしまったとき、自分を変えなくていい人。その人のせいで自分を変えなければならなくなる人」。
転職の面接回数が3回もあるとしっかりしてると思うけど そこまで時間かけてやりたいわけでもないし、結局落とされたときを考えるとその労力が怖い。 何様だよ 自分
なんでお父さんも私も 生まれてきてしまったんだろうね。 なんでお母さんみたいに生きることが当たり前で世間てそんなもんて受け入れて、小さなことに喜びを感じて、誰かのためになることを喜んで、生きることにむいてる人と結婚して私が生まれたんだろうね。 生きることに向いてないのに。
どうしても生きてる 朝井リョウ 「健やかな論理」「流転」「七分二十四秒めへ」「風が吹いたとて」「そんなの痛いに決まってる」「籤」 報われないことは重なっていくけれど 傷つきすぎないようにほどほどに生きていくこと あくまでもほどほどに 期待や希望はつらくなってしまうことがあるよね