つじり

妻、息子(2歳)の3人家族。本好き。理学療法士。訪問看護勤務。本や論文、日記などの雑記…

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妻、息子(2歳)の3人家族。本好き。理学療法士。訪問看護勤務。本や論文、日記などの雑記録。『楽しく書く』をモットーとしたゆるいnoteです。

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#1 はじめまして。つじりです。

はじめまして。つじりです。 いや、はじめましてって、記事何個かあるやん。 ってそうなんです。もうかれこれ一年前くらいからnoteのアカウントを作成し、ちょこちょこと記事の作っては、休暇をとり、またちょこちょこと書いては休暇をとり、、 という見事なサボりnoterだったのですが、心のどこかでいつも「書きたいよな〜」という残思があったワタクシ。 これまでは読書記録や論文抄読のまとめをメインに行ってきたのですが、もう少し自分の考えをまとめたい。話したい。言葉にしたいと思うよう

    • 日記、ときどき本|0619-0625

      0619|真剣 夜は妻と『虎に翼』をだらだら。やっと10週目を見終わる。少しずつリアルタイムに追いついてきている。今日もマッサージをさせられた。法曹界でもがく寅子の真剣さを見て、なぜかマッサージも真剣になった。終了時、妻が「軽い!」と。 0620|朝井リョウのせい 今期の直木賞候補作の『令和元年の人生ゲーム』を読み進める。のだが、文体が合わないのかなんなのか、なかなかの読み進まない。内容としては納得できるし、そうだよなぁと思うところもあるのだけれど、描写が淡々としている

      • 井上荒野『あちらにいる鬼』|小説である意味がありすぎる小説

        小説家 白木を愛した正妻 笙子と愛人みはる。3人の生涯におよぶ物語。笙子とみはるの2人は、お互いに白木の“あちらにいる”存在を認めながら、白木を介して形容しえない関係を築いていく。 正妻 笙子はあちら側に、白木が心を許している愛人がいることをなんとなく感じている。 一方でみはるは、あちら側の正妻 笙子が、白木にとってどれだけ大切な人かを感じ取っている。両者が両者とも、不倫という形態の道徳的逸脱を認識しながらも、白木にとって両者が必要であると、暗黙に関係を承認していく。

        • 日記、ときどき本|0529-0604

          0529|点や丸のマインドフルネス 最近、文章をじっくり読めるようになってきた。内容はもちろん、点や丸、語彙や比喩にいたるまでその人の文章を愉しめるようになってきた。そうやって読むことには、癒し効果があるなぁと気づいた。文章に漂う雰囲気みたいなものに注意しながら読むことは、ちょっとしたマインドフルネスに似ている。だから、本から顔をあげるとき、すこしスッキリとしている。   0530|253°のトランスフォーム 今日は、題『秘密』で短歌を考えていた。最初は「どれだけ親密

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        #1 はじめまして。つじりです。

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          安部公房『壁』|意味のない世界へ入り込む

          第25回芥川賞受賞作。 ある朝、目が覚めると“ぼく”は名前を喪失していた。職場へ行くと、驚くことにすでに“ぼく”は働いており、懇意にしているY子と仲睦まじくしている。しかし、左眼でよおく見てみると、その“ぼく”はなんと名刺だったー という物語。 このあとも続く、圧倒的不条理の連続。端的に言えば意味不明で、しかし意味不明であることが大切な作品な気がしました。 それぞれが持つ「名前」って、あなたと私を分ける“壁”でもありますよね。その「名前」を失った途端、私は何者でもなく

          安部公房『壁』|意味のない世界へ入り込む

          日記、ときどき本|0522-0528

          0522|かろなる 復調。朝起きたら嘘みたいに身体が軽かった。頭痛も引いていた。仕事中、どうなるかなぁと心配だったけれど、仕事は思ったよりも集中できていて、楽しくできた。一応、もしものとき用にカロナールを常備していたのだけれど、飲まずにすんだ。副作用が少ないために解熱剤や痛み止めとして処方されることが多いカロナール。語源が「軽なる(かろなる)」からきていると、俵万智さんの歌集で知って笑ったことを思い出す(真偽は不明)。薬剤名はたまにバカみたいなヒストリーがあるから面白い。

          日記、ときどき本|0522-0528

          九段理江『School girl』|文学は実学である

          自分の半身を世界への憂いで埋めようとする14歳の娘と、自身が虐待を受けて育ってきたために、子どもとどう接したらよいのかわからない母の物語。ここまではよくある母娘の物語なのだけれど、2人の歩み寄りに太宰治『女生徒』を持ってきたのが巧みだった。 世界なんて見たこともないし、行ったこともないくせに、ニュースやYouTubeなどの情報だけで「世界のことをもっと考えよう!」とか言う14歳の娘。世界のことなんてこれっぽっちも考えられていないであろう母を見下し、軽蔑し、そして反発する。

          九段理江『School girl』|文学は実学である

          日記、ときどき本|0515-0521

          0515|なのでは メンタルというのは身体の好調、不調によるのかな。最近は比較的元気だ。元気な時は、調子が悪かったときのことを忘れてしまうから、よくない。いや、よくないかは分からないけど、すぐに調子に乗る傾向があるので、少しは覚えていたいと思う。寒かったりすると、なんだか気分が落ち込んでしまうのは、メンタルが、というよりも体の調子が落ち込んでしまうからなのではないかと思う。気温から十の位がいなくなるだけで、寒さは途端に寂しさに変わってしまう。地球の気温は変えることができない

          日記、ときどき本|0515-0521

          日記、ときどき本|0508-0514

          0508|トイレトレーニング開始! 夕方、妻と息子が帰ってきた。妻が「パパに報告は?」と促す。トイレのことだ。私からも「うまくいった?」と聞くと、「トイレいけたー!」と言う。悪いけど、ほんとう? と妻にジェスチャーで確認する。すると、うん、と頷く。本当に出たらしい。今日は午前中だけのチャレンジだったようだが、布パンツを履いている間は、ちゃんと保育園の先生にトイレを申告し、連れて行ってもらったらしい。なんなん、えらい。家では一度も成功したことがない息子。なんでだ。 0509

          日記、ときどき本|0508-0514

          三宅香帆『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』|読書とはノイズである

          映画『花束みたいな恋をした』を下敷きに、『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』を論考していく一冊。サブカル好きが高じて付き合うようになった麦(菅田将暉)と絹(有村架純)。しかし、社会人となって働くようになってから、麦はサブカルから離れていってしまう。そこから着想を得て書かれたのが本作らしい。 日本の読書史を振り返っていく構成がすごい。印刷技術の発展によって本が市民のもとに明け渡されてから、現在に至るまでの日本国民の読書の変遷を描いてくれる。見えてくるのは、本とともにいつも

          三宅香帆『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』|読書とはノイズである

          日記、ときどき本|0501-0507

          0501|『本』がほしいのだ 例えば重たい本がある。一ページあたりの紙がとても厚い本がある。ページ数に対してとても値段の高い本がある。そこに出版社がどう読ませたいか? というメッセージを感じるというのである。確かに重たい本は、ずんっと本棚にいて、その存在感を主張にしてくる。ページの厚い本は、捲ることに少し神聖さをもたらす。逆に安くて薄い紙の本は、それだけその本を流布させたいという気概を感じる。そう思うと、私は『本』を買っているのだな、と思う。その本の内容や情報は電子書籍でも

          日記、ときどき本|0501-0507

          日記、ときどき本|0424-0430

          0424|何もしなくていいが許されている時 ばかみたいに寝て起きた。10時間くらい。10時間くらい眠れると気持ちがいい。というか、眠るってほんとうに気持ちいい。寝ているあいだって何もできないじゃん? その間だけは、「何もしなくてもいい」が許されている。堂々と何もしなくていいのが「眠る」という行為で、だから途中で起こされたら人はみな不機嫌になるのだろう。 0425|寂しさがある 先日、短歌を詠んでいる友人とのzoom飲みの際、彼女は「わたしの短歌には明るいものがないんだよ

          日記、ときどき本|0424-0430

          日記、ときどき本|0417-0423

          0417|明日はかならず謝ろう 不調と仕事のモヤモヤと自己肯定感の消失が、 家庭にも影響してくることに泣きたくなる。わかってるのに、「こっちだってしんどいんや」みたいな気持ちが沸いてくる。ああ寝よう。明日はかならず謝ろう。 0418|きみのしんどさは、誰かのしんどさを軽くする 日記本を読む。自分がしんどいからか、皆さんのしんどいところばかりを読んでしまう。うんうん、と頷きながら読んだ。しんどさは、表出しておけば誰かのしんどさを少し軽くしてくれるのだと知った。夜、妻に謝る

          日記、ときどき本|0417-0423

          日記、ときどき本|0410-0416

          0410|家族の一瞬に、まぜてもらえたのが嬉しかった。 仕事中、市内を回っていると各地で小学校の入学式が催されていた。午前中で終わったのか、お昼には父母と一緒にピカピカの一年生達が出てくる。そういえば利用者さんのお孫さんも中学一年生になったらしい。スマホに届いたお孫さんからの動画メッセージを、ニコニコと私に見せてくれる。「おばあちゃん、お祝いありがとう! 中学校いってくるね!」。5秒くらいの短い動画だったけど、思春期の入り口に立つ男の子が恥ずかしそうにしている姿がなんだかま

          日記、ときどき本|0410-0416

          日記、ときどき本|0403-0409

          0403|ディズニーの入国審査なのだろう 京葉線が見つけられない 仕事を早々に終わらせて、新幹線に乗る。いざ東京へ! いよいよ明日は義母念願の一族総出でのディズニーランド旅行。妻らはみんな昼の新幹線で先に東京へ行ってしまった。仕事があったおれだけ遅れて参戦。京都駅は、8割外国人って感じだった。新幹線の切符もまあまあ埋まってて焦る。 東京へ到着。それしても京葉線っていつも迷う。もうここからディズニーのアトラクションは始まってるんじゃないかってくらい、新幹線口から離れたと

          日記、ときどき本|0403-0409

          日記、ときどき本|0110-0116

          0110|ルーティン 平日はもうルーティンでいいから、健やかに過ごしたい。それを担保に土日はたっぷり乱したい。子どもが生まれて、スケジュール管理が分からなくなって、一日の中で自分が何をして、何ができたのか分からなくなっていた。日記だけが唯一の確認手段だった。〈乱れ〉は日々のルーティンがあるから確認できる。ルーティンとは、自分を縛るものではなく、理想だ。確認軸だ。 0111|脳の排水 今年に入ってからの習慣でモーニングページを再開した。モーニングページとは、ジュリア・キャ

          日記、ときどき本|0110-0116