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日記、ときどき本|0110-0116


0110|ルーティン

平日はもうルーティンでいいから、健やかに過ごしたい。それを担保に土日はたっぷり乱したい。子どもが生まれて、スケジュール管理が分からなくなって、一日の中で自分が何をして、何ができたのか分からなくなっていた。日記だけが唯一の確認手段だった。〈乱れ〉は日々のルーティンがあるから確認できる。ルーティンとは、自分を縛るものではなく、理想だ。確認軸だ。


0111|脳の排水

今年に入ってからの習慣でモーニングページを再開した。モーニングページとは、ジュリア・キャメロンさん著『ずっとやりたかったことを、やりなさい』という本の中で紹介されているノート術で、ジャーナリングのようなものだ。ルールは明瞭で『3ページ、止まらず書く』というもので、どんなくだらないことでもダァーっと書き切ってしまうことを推奨している。本書ではそれを『脳の排水』と呼んでいて、自分の脳に次々と浮かんでくる言葉に、否定も肯定もせずに、ただ垂れ流すことを目的としている。


0112|怖い、から、痛い

今日で平日5勤務終わり。帰りは本屋に寄って芥川賞候補作『アイスネルワイゼン』を買って帰る。『アイスネルワイゼン』は32歳女性、ピアノ教室の先生の琴音が主人公。ところどころで、主人公の思考が破綻していて怖い。対人では、ちゃんと笑ったり、同調したりしているのだけど、自身の内面と矛盾していることに気づかない。気づいてるのだとしたら、より怖い。終盤、いよいよ矛盾が破綻し、外面もセーフできなくなってくるのだが、主人公の認められなさが「怖い」から「痛い」という印象に変わっていく。


0113|ドリアンポーズ

新幹線で名古屋へ。名古屋駅で合流し、電車を1時間ほど乗り継いでジブリパークへ。今回は会ったことがある人、ない人含めて6人くらいで集まったのだけれど、これがもうめちゃくちゃ楽しかった…! ジブリパークはこれまでのジブリ作品のモニュメントや写真スポットがたくさんあるのだが、そのスポットに並んでは、思い思いのポーズで写真を撮りあっていく。待ち時間やカフェで色々と話をする。本のアカウントで繋がったつながりなのだが、本の話はあまりでず、笑ってばかりいた。「『思い出ぽろぽろ』で切ってたあのフルーツなんだったっけ?」「え、ドリアンじゃない?」って参加者の方が答えたのが面白かった。正解はパイナップル。ドリアンじゃくさすぎる。それからしばらくグループ内ではドリアンポーズが流行った。


01114|人生2周目

息子と2人の休み。息子は最近、トミカにハマっていて、消防車や救急車などのトミカをソファやカーペットで走らせる。たまに手に持ったトミカが柱などにぶつかると「ごっつんしたね」「ここいたかったね」なんて話しかけながら、一人で楽しんでいる。私はそんな彼を横目にしながら、iPadでブラッシュアップライフを見切ってしまう。全話終了。あー面白かった。知り合いにも人生2周目みたいな人がいるけれど、もしかすると本当に2周目かもしんないなぁ。車同士をぶつけて「いたい?」と聞いている息子は、どうやら一周目そうで安心した。


0115|存在だけを認めることは難しい

存在だけを認めることは難しい。これだけ存在だけを認めてほしいと思っていながら、自分は他者を認めていたか? と振り返る。他者が、何かしらの能力が発揮されていなかったり、役に立たなかったりした時、憤ったことはなかったか? 認めることの苦しさを自分の中に見る。いつも綺麗事ばかり言って、現世を生きてないような気がする。


0116|BGMうっさ

本屋へ行く。すると芥川賞候補作のひとつ『Blue』が売っているではないか!!! 芥川賞候補作これまで4作読んできて、最後読めないと思っていたので嬉しい。いきつけの本屋さん、ありがとう。さっそく近くのカフェに入って『Blue』を読み始めた。の、だ、が。このカフェ、BGMうっさ。ブックカフェを謳っているくせに、BGMうっさ。なんで重低音響かせてんねん。なんでHey! Yo! Yo! やねん。まったく集中できないので、結局古巣のマクドナルドへ還る。落ち着く。一気に読んでしまう。

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