星加優和

✅キリスト教の牧師。 ✅ぶっちゃけ教会興味なくはないけど、どんなこと教えてるの?世界で…

星加優和

✅キリスト教の牧師。 ✅ぶっちゃけ教会興味なくはないけど、どんなこと教えてるの?世界でメジャーな宗教ってことは知ってるけど、、って方も、ちらりと読んでいただけたら嬉しいです。 ✅note始めたばかりです。自分が普段属してるコミュニティ以外の人にも伝わる言葉と視野を広げたいです。

マガジン

  • ヨナ書(礼拝説教要約)

  • 使徒の働き(礼拝説教要約)

  • ルカの福音書

    ルカの福音書からの礼拝説教要約

  • これって私の感想ですけど。

    コンテンツの感想、クリスチャンとしての一つの見方について。

  • 契約を守ってくださる神

    聖書の最初から最後まで、ストーリーをざっくり掻い摘めるマガジンです。 ぶあつい聖書。バラバラにかいつまんで読んでも、さっぱりわかりません。道徳の教科書?神の姿が恐すぎたり優し過ぎたりちょっと矛盾? 何が書いてあるか理解するために大切なキーワードが「契約」という言葉です。 契約をテーマに扱った全13回の礼拝説教の要約。

最近の記事

マタイの福音書6章9~13,25~34節 主の祈り③「天の父を見上げる祈り」

主の祈りでは「天にまします我らの父よ」と呼びかけます。 神は天と地を創造しました。 ここで創造された天とは、 英語の「heaven」であり、 単なる空ではなく、 目に見えない霊的な領域を意味します。 この天に、神はご自分の居場所を定めておられます。 主の祈りは、この方に向けられた祈りなのです。 天に居場所をもっておられる神は、 私たちの近くに来てくださいました。 旧約の時代において、 神はアブラハムとその一族を呼び出し、 ご自分の臨在を表す民とされました。

    • 創世記1章1~13節「神の暖かい眼差し」 2024.6.2 礼拝説教要約

      どうして、私は今ここに立っているのか。 どこから来て、どこへ行こうとしているのか。 どの時代にあっても、どの文化にいる人であっても抱く疑問かもしれません。 それに応えるために、各文明ではそれぞれの神話が語り継がれました。 いくつかの神話で共通するのは、はじめに混沌があり、 神々の間での戦いが起こり、世界はそのはずみで生み出されるというものです。 例えば、古代バビロニアのエヌマ・エリシュでは、 淡水の神アプスーと塩水の女神ティアマトから若い神々が生まれ、 神々の戦いの末

      • ヨハネの福音書14章16~18節「聖霊の親しい交わりへの招待」 2024.5.19 守谷キリスト教会礼拝 説教要約

        「聖霊の交わり」という言葉を祝福として受け取って、 私たちは毎週の礼拝から送り出されていきます。 ペンテコステの今日はこの言葉についてより深く思い巡らし、 恵みとして受け取っていきます。 ペンテコステはイエスが弟子たちになさった約束が実現した日です。 それは助け主として聖霊が弟子たちに与えられるという約束でした。 聖霊は、私たちの傍らに立って助けてくださる神です。 彼は私たちに父なる神と御子イエスがどのような方であるのか教えてくださいます。 聖霊によって私たちは、

        • マタイの福音書6章1〜13節 主の祈り②「本当の願いを満たす祈り」守谷教会キリスト教会礼拝説教要約 2024.5.14

          今回は、神を呼びかける時に使う「父」という語に注目します。 イエスは主の祈りを教える時、 偽善者や異邦人のようであってはならないと言われました。 偽善者とは、信仰を持っている人でもあります。 しかしその人は自分が本当は何を求めて祈っているのかがわかっていません。 偽善者の祈りや断食の結果、 彼らはすでに自分の報いを受けているとイエスは言われました。 それは彼らが心の奥底で本当に求めているものは人からの賞賛であり、 プライドが満たされることだからです。 だから宗教的

        マタイの福音書6章9~13,25~34節 主の祈り③「天の父を見上げる祈り」

        • 創世記1章1~13節「神の暖かい眼差し」 2024.6.2 礼拝説教要約

        • ヨハネの福音書14章16~18節「聖霊の親しい交わりへの招待」 2024.5.19 守谷キリスト教会礼拝 説教要約

        • マタイの福音書6章1〜13節 主の祈り②「本当の願いを満たす祈り」守谷教会キリスト教会礼拝説教要約 2024.5.14

        マガジン

        • ヨナ書(礼拝説教要約)
          4本
        • 使徒の働き(礼拝説教要約)
          13本
        • ルカの福音書
          16本
        • これって私の感想ですけど。
          2本
        • 契約を守ってくださる神
          13本
        • 御国を来らせたまえ(礼拝説教要約)
          6本

        記事

          エペソ人への手紙4章20〜5章2節「聖霊の装いが似合う自分へ」 2024.5.5 礼拝説教要約

          初めてスーツに袖を通した時、着られている感と同時に、 大人になっていく自分の両方にむず痒い感じがしました。 愛されている子どもらしく、神に倣う者の歩みとはどのようなものか。 パウロは衣服の比喩でもって語りかけます。 古い人を脱ぎ捨て、新しい人を着ることで、着ている人は新しくされ続けるのです。 「新しい」という言葉がキーワードです。 4章24節の「新しい人」で使われているギリシャ語はカイノスです。 これは質的に全く新しい、 これまでのものとは異なっているという意味が

          エペソ人への手紙4章20〜5章2節「聖霊の装いが似合う自分へ」 2024.5.5 礼拝説教要約

          エペソ人への手紙4章1~12節「教会は多様性を楽しむ」

          エペソ人への手紙では教会の一致、ひとつであることの大切さが強調されています。 しかしキリスト教全体の歴史に目を向けるならば、 必ずしも一致を保つことができなかったことも事実です。 プロテスタントやカトリックだけでなく、 ギリシヤ・ロシア正教や聖公会など、教会は様々に枝分かれしてきました。 礼拝形式や会堂の設計思想などが様々に異なり、 初めてミサなどに参加するならば物珍しく感じることもあるかもしれません。 しかし、ここもまたキリストを愛し、 主として礼拝している場所であ

          エペソ人への手紙4章1~12節「教会は多様性を楽しむ」

          エペソ人への手紙1章1~12節「教会は天国の看板をデザインする」 2024/04/21 説教要約

          以前住んでいた家の近所に、 とても美味しいラーメン屋さんがありました。 しかしそこに掲げられている看板は、地味なものでした。 現代は「映え」が大切とされます。 写真映えするもの=おいしい、見かけの良い人=正しい という公式が成立しつつある社会です。 看板は、その店の商品の前味を伝えるものです。 教会がキリストにおいて一つであることは、 時が満ちて神が計画を実行されることの予告です。 教会の存在そのものが、 やがてキリストが来られる日にキリストにあって 一切のものが一

          エペソ人への手紙1章1~12節「教会は天国の看板をデザインする」 2024/04/21 説教要約

          主の祈り① 愛することが下手な私たちに与えられた祈り ルカの福音書11章1~13節

          ある時、弟子たちはイエスに願いました。 「私たちにも祈りを教えてください」。 何をどう祈ったら良いのか、教えてもらわないとわからない。 古今東西、あらゆる宗教や文化に「祈り」という文化があります。 だから私たちは、祈りならなんとなくわかると考えているのではないでしょうか。 しかし実のところ、 天地を創造され私たちを愛してくださっている神に何をどう祈ったら良いのか、 私たちは本当にはわかっていないのです。 イエスは「私の背中を見て学びなさい」とは言いませんでした。

          主の祈り① 愛することが下手な私たちに与えられた祈り ルカの福音書11章1~13節

          エペソ人への手紙2章17~21節「私たちを組み合わせる力」 2024.4.7 守谷キリスト教会説教要約

          私たちにとって、教会はどのような場所でしょうか。 奉仕や人間関係に疲れてしまうことや、 大切な人との時間を天秤にかけなければならなくなったこと、 それまで来ていた人や子どもたちが来なくなるのを見るなど 痛みを経験することがあります。 パウロはエペソの人々に対して、 教会は「主にある聖なる宮、神の御住まい」であると語ります。 罪やさまざまな痛みによって、私たちは教会に失望することがあります。 しかし神は確かな目的をもって、地上に教会を置き続けておられます。 パウロによ

          エペソ人への手紙2章17~21節「私たちを組み合わせる力」 2024.4.7 守谷キリスト教会説教要約

          マタイの福音書21章1~17節「王なる祭司イエスを迎える」 守谷キリスト教会礼拝説教要約

          イエスには様々なタイトルがつけらています。 救い主、良い羊飼い、罪人の友、神の子などです。 マタイは、福音書の最後の1/4の文量をイエスの最後の1週間を描くことに割き、 イエスの「王」、そして「祭司」という側面に光を当てます。 それは「先の者が後になり、 後の者が先になる」という大逆転の神の国の、 王であり祭司です。 イエスがエルサレムに到着した時、 群衆はそれまでで一番大きな一団となって、彼をイスラエルの王として賛美し、 熱狂的に迎えました。 「先の者」として立っ

          マタイの福音書21章1~17節「王なる祭司イエスを迎える」 守谷キリスト教会礼拝説教要約

          マタイの福音書20章24~34節「目を開けていただきたいのです。」2024.3.17 守谷キリスト教会礼拝説教

          「目が開かれる」という経験を、 人生の中で何度かしたことがあるでしょうか。 それまで狭まっていた視野が、新しい経験や見識、 気づきによって広げられることで「心の目が開かれる」ことがあります。 「心の目が開かれる」とは、 自分の立ち位置について正直に見る経験を言うのかもしれません。 自分がどういう状況に置かれているのか、正直に把握すること。 それが心の目が開かれるという体験だと思います。 では霊の目が開かれるとはいったいどういうことか。 それは、このみじめな私を救うこ

          マタイの福音書20章24~34節「目を開けていただきたいのです。」2024.3.17 守谷キリスト教会礼拝説教

          マタイの福音書4章8~17節 「この世界、いくら?」 2024.2.18 守谷キリスト教会礼拝説教要約

          『お宝カーマスターズ』というリアリティ番組があります。 価値のない、あるいは安い車を手に入れて、 それに熟練工の技を加えて生まれ変わらせて価値をつけ、 顧客に売り、 その資金を元手にして扱う車をステップアップさせていく構成に、 私は惹きつけられます。 値段交渉の場面で、 売り手はできるだけ高く、 買い手は安く交渉をしようとします。 荒野において、 悪魔とイエスはこの世界にどれほどの価値があるのかを話しています。 通常の交渉と逆なのは、 悪魔は安い価値に見せている

          マタイの福音書4章8~17節 「この世界、いくら?」 2024.2.18 守谷キリスト教会礼拝説教要約

          マタイの福音書3章16〜4章7節 「それでも神の子?」 2024.2.4 守谷キリスト教会礼拝説教要約

          福音は私たちを力づけます。 そもそも福音とはなんでしょうか? 聖書には「福音とは…御子に関するもの。御子はキリストです」(ローマ1:2-4)とあります。 福音とは、イエスが誰であるのか、イエスが何をなさったのか、 それによって世界がどのように変化したのかを語ることです。 イエスが洗礼を受けた時、 彼は父なる神から「わたしの愛する子」という約束を受け取りました。 しかし直後の荒野において、悪魔はこのイエスの確信を奪おうとします。 かつてイスラエルの民たちが荒野を旅し

          マタイの福音書3章16〜4章7節 「それでも神の子?」 2024.2.4 守谷キリスト教会礼拝説教要約

          マタイの福音書2章1〜12節「博士たちのクリスマス-与えられた導きは何ですか?-」 2023年12月17日守谷キリスト教会

          いつの時代も、 人間は自分たちが住んでいる世界とは別の、 目に見えない世界があると信じてきました。 そして目に見えない霊的な世界を映し出す鏡のようなものとして、 夜空の星を見上げることがありました。 古代のイスラエルも、 また他の文化圏の人々もまた似たような世界観を持っていました。 イエスの誕生を祝いに東からやってきた博士たちは、 占星術に精通していたと考えられています。 彼らは「ユダヤ人の王としてお生まれになった方の星が昇るのを見て」、 エルサレムにやってきたのでし

          マタイの福音書2章1〜12節「博士たちのクリスマス-与えられた導きは何ですか?-」 2023年12月17日守谷キリスト教会

          【説教要約】ヨナ書4章1~11 「手間暇を惜しまれない神」 2023/12/03 守谷キリスト教会

          ヨナ書は、神の正義と人間の正義とが衝突した物語です。 ヨナにとっての正義は敵国の首都であったニネベが滅ぼされることでした。 彼が自らの正義を固く握りしめていたまま、物語は進みます。 彼の視野は狭まったままです。 世界を単純化し、そして神に対してさえも冷笑的な態度をとります。 しかし神はそんなヨナを追いかけ、ニネベへと向かわせ、 ニネベを赦し、そして不機嫌なヨナをなだめました。 このように聖書は、 物語を中心にして展開します。 神の性質や人間がどのように神と向き合えば

          【説教要約】ヨナ書4章1~11 「手間暇を惜しまれない神」 2023/12/03 守谷キリスト教会

          マルコの福音書2章1~12節「神にとっても、赦すことはむずかしい?」  2023年11月19日守谷キリスト教会

          マルコ福音書2章では、 イエスが公に活動を開始し、神の国の教えを広める様子が描かれています。 イエスがカペナウムの家で教えていた際、 その場所は混雑し、様々な人々がイエスの言葉に耳を傾けていました。 教えを聞く者たちの反応は多様だったことでしょう。 熱心に耳を傾ける者から、奇跡を待つ者、 さらにはイエス様の言葉に疑問を持つ者までいました。 このシーンは、 私たちが教会に集まる際の様子にも似ているのではないでしょうか。 教会に集う私たち一人一人も、異なる背景や心境を持ち

          マルコの福音書2章1~12節「神にとっても、赦すことはむずかしい?」  2023年11月19日守谷キリスト教会