みやびな平安王朝 一皮むけば権力欲と色好みの世界 そのなかを名門貴族の五男坊の 藤原道長は 幾度も失意と喜びを味わうが 政敵が疫病などで次々と消え 王朝の頂点たる摂政となり 「この世をばわが世とぞ思ふ・・・」と詠った 平安王朝絵巻の渾身の長編小説 今の世の政治世界に通じる
永井路子の「この世をば」上下巻。ようやく読み終わった!長かったよ~。道長の人生の終わり方がなんだか予想外。1月に冲方丁の「月と日の后」で中宮彰子を読んだばかりだったから、その記憶とも比べることが出来て楽しかった。「光る君へ」がらみの本、次は何を読もうかな。
実家帰省途中で駅ナカ本屋に立ち寄り、高校の図書館で借りて読んだ本を再読したくてダメ元で探してみたところ発見。大河の影響力は偉大。
永井路子さんの訃報を聞く。 北条政子から始まり高校時代大変お世話になった。 読んでから30年以上経っているので正直記憶にない (20代まるっとローマ・ルネサンス時代に浸り日本史が薄れている)。 今手元にあるのは夫が高校時代に読んだもの。 未読なものもあるので読んでみようかな。
歴史作家である永井路子先生がお亡くなりになられたとニュースで知りました。老衰だったそうです。私にとって永井路子先生は憧れのような方でした。物語は苛烈で、悲しく、そして美しく、こんな話が書きたいと何度思ったか知れません。ご冥福をお祈りいたします。
昭和49年5月に永井路子さんが地元旭区鶴ヶ峰で畠山重忠の講演をされた記録を借りて読む。丁寧で落ち着いた語り口。地元の人に向けて歴史にゆかりの深い土地を愛してほしいと締めくくっている。有名無名問わず、心をこめて、ありあわせのエネルギーを傾けて語り継いでいけばいい⭐︎