虹色のかめと花笑のさる

本が好き。 「ほんは なかみをこころとあたまにいれなくちゃ(Byがちょうのペチューニア)」

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マガジン

  • 絵本がすき

    読書日記の中から絵本(に類するもの)をまとめます

  • 歴史・時代小説~いつか来た道~

    読書日記から歴史に関する本、時代小説などをまとめました

  • 花虹源氏覚書

    源氏物語を原文で読むことに挑戦しています。 読んだところの記録代わりに書いています。 源氏の子孫の姫に語り聞かせている設定です

  • 詩歌の栞

    私のすきな詩・短歌・俳句に関する記事、詩歌関連の読書日記の記事をまとめました

  • 私の100冊

    プロフィールとして「私をつくってきた100冊」をまとめました。主に子供時代、学生時代に読んでいたものが多いです。思い出話も含めて語っていきたいと思います。既にその本にふれている記事も紹介がてらこちらにまとめます

最近の記事

  • 固定された記事

【雑記】6/1 遅ればせながら、自己紹介など。

今日は6月1日。 noteを始めて半年を迎えます。 今更ではありますが、自己紹介も兼ねて記載しておきたいと思います。 noteを始めた理由とここで書いている記事について 昨年末、残り少ない寅年を惜しみ、焦っておりました。 私は、この12年間いったい何をしていたのだろう、このままでは、あっという間に次の寅年がきて、私は還暦になってしまう! 成長していないどころか、睡眠不足に耐えられなくなったし、細かい文字が見えにくくなったし老化していく一方・・・。 おおいに焦って考えた結果

    • 【読書日記R6】11/17 100歳おめでとうございます!「別冊暮しの手帖 100才おめでとう 影絵作家藤城清治」

      先週発売になった「別冊 暮しの手帖」がとても素晴らしいのでご紹介です。 今年4月に100才になった藤城清治さん。 お元気で作品制作に取り組んでいらっしゃいます。 藤城さんは「暮しの手帖」の花森安治さんとご縁が深く、多くの作品を寄せて来られました。それだけにこの別冊は、藤城作品の美しさを余すところなく伝えてくれる特別な一冊になっています。 私は、幻想的で命の輝きに満ちた藤城さんの作品が大好きです。 この美しい影絵の背景には、藤城清治さんの平和への強い思い、生命への敬意が込

      • 【読書日記R6】11/13 晩秋。すだく虫の声、あれは何の虫?「病葉草紙/京極夏彦」

        まだ暑いのですが、冬至が近づき「夜長」の季節。 夜に支配される時間が長くなりました。 その長き夜を埋め尽くすのは満天の星と虫の声。 そんな夜に似合う物語「病葉草紙(わくらばそうし)」 病葉草紙/京極夏彦 著 / 文藝春秋 肩の凝らない京極夏彦作品。 「妖怪」の次は「虫」のお話ですが、昆虫嫌いも大丈夫。 虫は虫でも「はらのむし」ですから。 時代は田沼から水野へと実権が移った頃のお江戸。 舞台は、お江戸の町にどこにでもありそうなとある長屋。 籐左衛門長屋は、日銭稼ぎの店

        • 【雑記R6】11/10 シャンティ「絵本を届ける運動」その他近況

          今年も早くも2か月を切りました。 送付が10月末の締め切りぎりぎりになってしまいましたが、シャンティ絵本を贈る活動に参加できました。 学校に通うことの難しい子供たちのために世界各地で図書館の運営をしているシャンティ国際ボランティア会は「絵本を届ける運動」を行っています。 絵本を自宅に送ってもらい、日本語の上から現地語に翻訳したシールを貼って現地語で読める絵本へと変身させて、送り返します。 難しい作業ではないので、子供たちが小学生の時から一緒に参加しています <今年の五

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        【雑記】6/1 遅ればせながら、自己紹介など。

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        記事

          【雑記R6】ハロウィーン + おばけちゃん

          ハロウィーンの日の休憩。 マウスパッドの黒猫とおばけちゃんフロランタン。 このおばけちゃん、せなけいこさんの描かれる「おばけ」に似ていませんか? せなけいこさんは、先日お亡くなりになりました。 沢山の素敵な作品をありがとうございました。 ハロウィーンは、亡くなった方を偲ぶ日でもあるそうです。 少し前にお亡くなりになった中川李枝子さんも合わせて作品を読みながら追悼したいと思います

          【雑記R6】ハロウィーン + おばけちゃん

          【詩歌の栞R6+雑記】10/27 子供の頃からなぜか惹かれてしまう「妙円寺詣りの歌」

          あ、鎧武者。 爽やかな秋晴れの空の元、旗指物を掲げた鎧武者が赤信号で停車した私の目の前の横断歩道を渡って行きました。 幻影でもホラーでもありません。 10月の恒例行事、妙円寺詣りの通り道だっただけです。 1600年、関ケ原の戦いで豊臣方として戦った島津勢は徳川方の敵中を突破し帰鹿を果たしました。 その苦労をしのび、関ケ原合戦の時期に合わせて義弘公を祭神として祀る伊集院の徳重神社まで徒歩で参拝する行事です。 もちろん、陣羽織や甲冑などで装うのは一部の方で、普通の参加者は

          【詩歌の栞R6+雑記】10/27 子供の頃からなぜか惹かれてしまう「妙円寺詣りの歌」

          【読書日記】 10/26 実りに感謝 ~我が家のお米本のご紹介~

          先ほど、童心社さんのnoteで知ったのですが、10月26日は柿の日だそうです。 柿食えば~の句が詠まれたのがこの日なのだとか。 さて、柿も実るしお米も実るありがたい秋です ご飯にお味噌汁、それに梅干だのたらこだの佃煮だのご飯のおとも、瑞穂の国に生まれた喜びをかみしめております。 感謝を込めて、我が家の本棚から「お米・ご飯」に関する本を集めてみました はりきりうさぎさんのホカホカごはん絵本 鎌倉書房書籍編集部 自炊を始めた学生時代に買った料理絵本。 実用、というより眺め

          【読書日記】 10/26 実りに感謝 ~我が家のお米本のご紹介~

          【雑記R6】10/17 天晴(あっぱれ)な晴天 ~特別企画展 椋鳩十 それぞれの顔~

          秋の晴れた空は遠く青く、まさに天晴!(あっぱれ)と称えたい爽やかさです 先日、かごしま近代文学館で開催されている特別企画展「椋鳩十 それぞれの顔」に行ってきました。生誕120周年記念だそうです。 椋鳩十さんといえば、教科書でもおなじみの「大造じいさんとガン」など「動物の物語を書いた児童文学作家」として広く知られています。 本企画展では、それだけにとどまらない多彩な姿を紹介するものでした。 人を判断するとき、わかりやすい特定の一面だけを見て、分かった気になってしまいま

          【雑記R6】10/17 天晴(あっぱれ)な晴天 ~特別企画展 椋鳩十 それぞれの顔~

          朝日新聞斎藤美奈子氏の連載「旅する文学」鹿児島編! 西南戦争、太平洋戦争関連の文学中心に紹介されていますhttps://book.asahi.com/series/11034061 今日は桜島が噴火して久々の「灰神楽」でした 降灰が舞い上がりもわっと煙る様をいいます。こういう言葉もその土地の文学ですね

          朝日新聞斎藤美奈子氏の連載「旅する文学」鹿児島編! 西南戦争、太平洋戦争関連の文学中心に紹介されていますhttps://book.asahi.com/series/11034061 今日は桜島が噴火して久々の「灰神楽」でした 降灰が舞い上がりもわっと煙る様をいいます。こういう言葉もその土地の文学ですね

          このところ残業続きです。noteに遊びに来ると楽しくてつい時間を過ごしてしまうので、じっと我慢してます。 一段落したら、また遊びに参ります❗ 写真は仕事の合間に読むお楽しみ系社会科学本の棚です。

          このところ残業続きです。noteに遊びに来ると楽しくてつい時間を過ごしてしまうので、じっと我慢してます。 一段落したら、また遊びに参ります❗ 写真は仕事の合間に読むお楽しみ系社会科学本の棚です。

          【雑記R6】田の神さまに感謝

          田植えの頃に田の神様の記事を書きました。 その後も機会を見つけてあちこちの田の神様をお訪ねしておりました。 そして、早いもので稔りの秋でございます。 黄金色の稲穂、畦道を彩る彼岸花 温かいご飯にお味噌汁、ご飯のおとも 三食これだけで良いなあ、と思います。 ありがたく いただきます 夏雲もどこかに行ってしまいました。 高い秋空にやわらかな雲が漂っていました。 ヤシの木にのぼったらあの雲に手が届くでしょうか

          【雑記R6】田の神さまに感謝

          【読書日記R6】9/24 噂の皇子と蝶の公達「噂の皇子/永井路子」「蝶として死す/羽生飛鳥」

          同じ物でも光の当て方で できる影は異なります 同じ物でもナイフの当て方で 切り口は異なります 私が歴史小説を好む理由の一つは、今まで自分が描いてきた人物像、事実の見え方ががらりと一変する、魔法のような瞬間を味わいたいからということがあります。 小説を通じて、いくつもの魔術を楽しませてもらってきましたが、その原点のひとつが「噂の皇子」です。作者は私の心の師匠、永井路子さん。中高生の頃に著作を読み漁り、私の歴史観の基礎を作ってくださいました。 噂の皇子 永井路子 著 文春

          【読書日記R6】9/24 噂の皇子と蝶の公達「噂の皇子/永井路子」「蝶として死す/羽生飛鳥」

          花虹源氏覚書~第二帖帚木(五)

          昔々その昔、帝の御子に光る君と呼ばれるお方がおられました。 源の姓を賜り臣下となられましたが、三人のお子様は、お一人は帝に お一人は皇后に お一人は人臣の位を極められたそうな。 そのお血筋の末の末、千年を経た世のとある姫さまに教育係の女房が語る光源氏の君の物語 帚木(その一)はこちら 帚木その五むかしがたりをいたしましょう 光る君は、方違え先の紀伊守の邸で、故・衛門督の娘と思いがけず一夜を共になさいました。 夏の短夜、暁の光で見た女君は、特に美しいということはございませ

          花虹源氏覚書~第二帖帚木(五)

          今日は中秋の名月ですね。さきほど、大きなまんまるお月様をお迎えしました。 高速道路わきにこのススキのようなシロガネヨシが出てくると、どんなに暑くてもああ、秋だなあと思います。 彼岸花の赤 金色の稲穂 ありがたいことです。

          今日は中秋の名月ですね。さきほど、大きなまんまるお月様をお迎えしました。 高速道路わきにこのススキのようなシロガネヨシが出てくると、どんなに暑くてもああ、秋だなあと思います。 彼岸花の赤 金色の稲穂 ありがたいことです。

          【読書日記R6】9/16 この土地で生きていく「うらはぐさ風土記/中島京子」

          米国から三十年ぶりに帰国した田ノ岡沙希は「うらはぐさ地区」と呼ばれる武蔵野の一角にある一軒家、高齢者施設に入居した伯父の留守宅を借りることになりました。 幼い頃より伯父一家をときおり訪ねてきていた町、また、沙希がこれから教鞭をとる近くの女子大学は沙希自身の母校であり学生時代はこの町で独り暮らしをしていました。 だからこの町には馴染みがあるはずなのに、数十年ぶりの帰国のせいか、コロナ禍で人と人の結びつきが断たれているせいか、よそよそしく全く違ってしまったように感じます。 ま

          【読書日記R6】9/16 この土地で生きていく「うらはぐさ風土記/中島京子」

          【雑記R6】9/13 幸せなお便りが届きますように

          今日は、宮崎方面でした。休憩に立ち寄った道の駅山之口。 山之口は、薩摩藩と伊東藩の国境だそうで、出入りを厳しく取り締まった御番所があったところだそうです。(もちろん、今は出入り自由) 素敵なポストを見つけました。 旧型の丸いポスト、覚えている方もいると思うのですが、使用しなくなったポストをきれいに塗り直して撮影スポットとしているそうです。 ※今は、郵便ポストとしては使われていないので手紙を投函してはダメです 桃色はハートマークで愛 緑色はクローバーマークで幸運 黄色は虹の

          【雑記R6】9/13 幸せなお便りが届きますように