まさと@日々是ご機嫌

経営管理部門で働く会社員。家族第一。ストレスためずに心に余裕を持って生きていきたい。読…

まさと@日々是ご機嫌

経営管理部門で働く会社員。家族第一。ストレスためずに心に余裕を持って生きていきたい。読書記録を中心に。立教大学大学院経営学専攻リーダーシップ開発コース(LDC)在学中。中小企業診断士。「シン・ニホン」公式アンバサダー。

マガジン

  • 中原淳編「人材開発研究大全」まとめ

    人材開発研究大全の各章ごとのまとめを書いていきます。気の向くままに章の順番にこだわれずに進めていこうかと思っている。

  • 読書メーターまとめ

    読書メーターで記録している「読んだ本」を月次でまとめたものです。

  • 致知 感想

    月刊 致知を読んでの感想

  • 「1日1話読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書」を読んで

    2022年12月から毎朝、本書を1日1話読むことを日課にしています。読んでの気づきなどを書いていきます。

  • 「森信三 運命をひらく365の金言」を読んで

    2022年12月から「森信三 運命をひらく365の金言」を毎朝読むのを日課にしています。読んでの気づきを書いていきます。

最近の記事

  • 固定された記事

【読書録1】AI x データ時代も変わらない人間の本質とこれからの私~『シン・ニホン』私はこう読んだ~

 読み終えた時の衝撃は今も忘れない。時代の全体観のとらえ方や、その中で、どのようにイシューを設定し、解を出し行動していくか、またAIxデータ時代の人間に求められる役割は何か?  これまで何度も何度も読み返し影響を受けてきた大好きな本の一つ『イシューからはじめよ』の著者である安宅和人さんが書いた、『シン・ニホン』である。  印象的な表紙のデザインにも惹かれ、新型コロナウイルスの影響が日本でも出始めた2020年3月に最初に手に取った。本書はまさに『イシューからはじめよ』の実践版と

    • 【人材開発研究大全③】第17章 経営理念と人材開発 高尾義明

       三本目は、経営理念についての研究を取り上げたい。 著者は、東京都立大学の高尾義明先生。私の勤務先でも経営理念をとても重要視しているため、大変興味深く読んだ。 概要タイトル通り、人材開発の観点から、経営理念の浸透や共有の効果を検討している。 なお、本章において、経営理念の定義は、高尾・王(2012)に習い、以下の通り定義する。 経営理念の浸透ってどういうこと? 本章を読んで、理念浸透について、様々な先行研究があるんだなあと思った。  まず経営理念には、色々なタイプがあ

      • 【人材開発研究大全②】第24章 降格人事と上司の管理行動 田中聡・中原淳・保田江美・齊藤光弘・辻和洋

         二本目も、最近、興味のある分野から。フィードバックについて。フィードバックの中でも難易度の高い、降格人事の際のフィードバックを中心とした上司の管理行動についての論文である。なかなか興味深かった。 概要 降格人事後の部下の職務成果に影響を与える上司の管理行動を明らかにし、上司に求められる「降格人事に伴う管理行動のあり方」を考察する。  とりわけ、日系大手サービス業A社において降格人事の対象となった専門職36名と人事担当者を対象にした実証調査を行った事に意義があると思う。

        • 【人材開発研究大全①】第10章 OJTとマネジャーによる育成行動 松尾睦

           最近、大学院の同級生で読んだ論文をnoteにあげている方が多いので、それに習って新たな試みを行いたい。  自分の興味ある論文を取り上げることも考えたが、まずは、いろいろな分野の論文を読んで知見を広げようと思い、中原淳編「人材開発研究大全」(東京大学出版会)から面白そうだなと思うものから順次手をつけていきたい。  全33章。いつまでかかるか?読むだけなら毎日1章読めそうであるが、書くとなると・・・。うーん。今年中には終わらせたい。  まずは、最近、「経験学習」について関心

        • 固定された記事

        【読書録1】AI x データ時代も変わらない人間の本質とこれからの私~『シン・ニホン』私はこう読んだ~

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        • 中原淳編「人材開発研究大全」まとめ
          3本
        • 読書メーターまとめ
          21本
        • 致知 感想
          35本
        • 「1日1話読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書」を読んで
          12本
        • 「森信三 運命をひらく365の金言」を読んで
          12本
        • ピーター・M・センゲ「学習する組織」を読んで
          5本

        記事

          【読書録134】致知2024年9月号「貫くものを」感想

           致知の感想をnoteに書いて、今回が35回目となる。 今回紹介するのは、9月号である。しかし実は、8月号を抜かしてしまった。また後程、感想書いていく。 総リード 貫くものを  これが、致知が四十六年間貫き続けてきた理念であるが、その理念を表したようなエピソードを紹介している。 まずは、社内木鶏全国大会において、特に心に残った発表からである。 出生後、しばらくして養子にだされ、両親の愛情を知らず、幼いころから社会や環境、人を憎み、常に誰かのせいにしてきたという方のエピ

          【読書録134】致知2024年9月号「貫くものを」感想

          【読書メーターまとめ】2024年8月に読んだ本

           今月も読書は、大学院での勉強に関連するもの中心になった。 春学期の授業も終わりもう少し手を拡げたいがまだまだである。 ■学校と社会 (岩波文庫 青 652-2)読了日:08月08日 著者:J. デューイ ■参禅入門 (講談社学術文庫 717)読了日:08月13日 著者:大森 曹玄 ■「叱れば人は育つ」は幻想 (PHP新書)読了日:08月16日 著者:村中 直人 ■ダイアローグ 対話する組織読了日:08月23日 著者:中原 淳,長岡 健 ■「自分ごと」だと人は育つ:

          【読書メーターまとめ】2024年8月に読んだ本

          【読書録133】組織開発の哲学的基盤となる3人の巨人たち~中原淳・中村和彦「組織開発の探求」を読んで②~

          さて前回は、本書の第Ⅰ部の初級編、「組織開発を感じる」について書い た。 組織開発の哲学的基盤となる3人の巨人    それを踏まえて、本書は、組織開発のルーツや思想という、組織開発の成り立ち、歴史の旅へと飛んで行く。  どんな事でも、その成り立ち、歴史というのは、重要であるが、「組織開発」は、その歴史の過程で、不幸な時期を抱えており、より一層、その思想や考え方から翻って理解していく重要性があるのではないだろうか。  本書では、その成り立ちを3層のモデルで説明する 第1

          【読書録133】組織開発の哲学的基盤となる3人の巨人たち~中原淳・中村和彦「組織開発の探求」を読んで②~

          【言志四録1】省察し、己の本心に従って志を立て進め(言志録①)

           前回、言志四録について書いていこうと言ってからしばらくたった。 今回からいよいスタートしたい。  まずは、「言志録」からである。 自分の中で特に気になった項目について毎回、3~5個づつくらい書いていこうと思っている。その上で、その中で印象に残ったことを踏まえて、タイトルをつけていく。  なお、引用は特段注記がない限り、川上正光訳注「言志四録(一)~(四)」講談社学術文庫からのものである。 3 天に事うる心西郷南洲の遺訓のなかに、「人を相手にせず、天を相手にせよ。」とい

          【言志四録1】省察し、己の本心に従って志を立て進め(言志録①)

          【読書録132】致知2024年7月号「師資相承」感想

           致知の感想をnoteに書いて、今回が34回目となる。 忙しさにかまけてしばらく空けてしまった。良き習慣なので続けていきたい。 総リード 師資相承「師資相承」、はじめて聞く言葉であるが、師から弟子へと道を次代に伝えて行くことであるという。  私自身、師といえる人は何人かいるが、あまり深い付き合いをしているとはいえず総リードの逸話がしっくりとは来ない面があった。    その中で、最後に出てくる森信三先生の言葉は、響くものがある。 「求める心」ありや否や。師資相承が成立する肝

          【読書録132】致知2024年7月号「師資相承」感想

          【言志四録0】言志四録について書いていこうと思った理由

           しばらく前から言志四録を読み進めていて、noteに書こうと思いつつ、なかなか実行に移せていなかった。  昨年より、毎日読んでnoteにも月次で書いていた「1日1話読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書」と「森信三 運命をひらく365の金言」も1年分の記載が終わったので、重い腰を上げて言志四録に取り組んでいきたい。    言志四録は、江戸時代末期の儒学者・佐藤一斎の語録集である。佐藤一斎が、四十二歳から八十歳までの間の思索を語録として出版したものである。四冊に分かれてい

          【言志四録0】言志四録について書いていこうと思った理由

          【読書メーターまとめ】2024年7月に読んだ本

           今月も読書は、大学院での勉強に関連するもの中心に行う。 春学期の授業も終わりもう少し手を拡げたいがまだまだである。 ■巨象も踊る読了日:07月09日 著者:ルイス V.ガースナー Jr. ■ジョン・デューイ 民主主義と教育の哲学 (岩波新書 新赤版 1945)読了日:07月27日 著者:上野 正道 ■ワークショップデザイン論 第2版読了日:07月28日 著者:山内 祐平,森 玲奈,安斎 勇樹 ■研修開発入門 「研修転移」の理論と実践読了日:07月31日 著者:中原

          【読書メーターまとめ】2024年7月に読んだ本

          【読書録131】まずは組織開発を感じろ!!~中原淳・中村和彦「組織開発の探求」を読んで➀~

           日本の組織開発研究の第一人者、南山大学の中村教授と、同じく人材開発研究の第一人者、立教大学の中原教授の共著である。  面白くないはずがない。 内容が濃く、40万字、400ページを超える大著なので、何回かに分けてまとめていきたい。 「はじめに」を読んで本書をしたためるきっかけとして、著者は、「はじめに」でこのように語る。 雇用形態や価値観の多様化により、組織や社会から求められる「組織開発」。一方で、過去にもブームがあり、それは消え去った。その過去の過ちを繰り返さないた

          【読書録131】まずは組織開発を感じろ!!~中原淳・中村和彦「組織開発の探求」を読んで➀~

          【読書録130】「1日1話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書」5月編

          「1日1話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書」(致知出版社)を毎朝読むことを日課にしている。6月編からはじめて今回が最後となる、5月の中で特に自分のなかで気に入ったものについて取り上げる。 5月5日 成功する人は脳に何をインプットしているのか 西田文郎  成功している人の共通点として、サンリ会長の西田氏は、「自分には運があると思う」というアンケートの欄に〇を付けていることだという。 西田氏は、運を感じる力を「運感力」と言っている。 こういう、自己効力感がどこから生

          【読書録130】「1日1話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書」5月編

          【読書録129】「森信三 運命をひらく365の金言」5月編

          「森信三 運命をひらく365の金言」(致知出版社)の5月の中で、特に気に入ったものについて取り上げる。   5月は、志を立てることの重要性を再認識させられた記事が多かった。  これで一年分の記載を一周した。 達成感はあるが、ゴールではない。 これは、日々繰り返し学ばないといけない考え方であり、血肉化して行動に移していけるようにならないと意味がない。毎日、読み続けるのは継続していこう。 5月2日 天分を発揮するには➁ 天分を発揮するには、単に自分のことを考えていただけ

          【読書録129】「森信三 運命をひらく365の金言」5月編

          【読書メーターまとめ】2024年6月に読んだ本

           今月も読書は、大学院での勉強に関連するもの中心に行う。 まったく読めていない。もっと本に触れているような気がするが、アウトプット中心か。 ■ハーバード・ビジネス・レビュー[EIシリーズ] リーダーの持つ力 (ハーバード・ビジネス・レビューEIシリーズ)読了日:06月02日 著者:ハーバード・ビジネス・レビュー編集部 ■チーム・ダイナミックスの行動科学: 組織の生産性・安全性・創造性を高める鍵はどこにあるのか読了日:06月11日 著者:山口裕幸編著 ■日本の人的資本経営

          【読書メーターまとめ】2024年6月に読んだ本

          【読書録128】「1日1話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書」4月編

          「1日1話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書」(致知出版社)を毎朝読むことを日課にしているが、今回は、間が開いてしまったが、4月の中で特に自分のなかで気に入ったものについて取り上げる。  一昨年の12月から読み始め一周した。noteへの記載は、6月感想からだったので、5月までは続けていく。読めば読むほど、みなが言っていることに共通点があるなという思いである。 4月3日 社員満足度をいかに高めるか 横田英毅 ネッツトヨタ南国の横田社長の記事。 社員へのアンケート結果

          【読書録128】「1日1話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書」4月編