姜尚中にもの申したかったが

朝日新聞、日曜版にある「悩みのるつぼ」が好きだ。読者からのお悩みに、数人の著名人が週替りで答える。特に、解答者が政治学者の姜尚中の時は注目して読む。何故なら、結構的外れなアドバイスで、私を苛つかせるからだ。ただ、そう思うのは私だけではないようで、ある相談に対して、姜尚中の解答がお…

【読書】「戦争の世紀を超えて」姜尚中・森達也

あまりにも私は無知だった。20世紀に起きた戦争の数々。そして、その背景にある歴史や動機、被害者・加害者の状況など、あまりにも知らないことが多い。そのような戦争の世紀があり、今、21世紀に生きている。 本書にあるように20世紀は「過剰殺戮と富裕化の時代」だった。平和であること、自由に発言…

二重倫理の粉砕?〜加賀乙彦『殉教者』(2016)

 今年2月に、加賀乙彦氏の『殉教者』を読み終えていたものの、感想を書きあぐねたまま、5月になってしまった。本書は2016年に刊行、当方が手にしたのは、2020年12月に文庫化されたものである。発刊時80歳を超えていた氏の労作である。  テーマがテーマなだけに、まだ結論めいたことは無理だが、や…

10年の時を超えたメッセージ

この春、6年ぶりに実家暮らしをリスタートした。高校卒業以来ほとんど使っていなかった私の部屋は、20代半ばの今使うにはすこし幼かった。 週末になると20代の部屋にすべく私は私の部屋の整理をした。学生時代の寄せ書きや部活のユニフォームなど思い出のものが多く出てくる中、本棚から姜尚中著の「続…

ニッポン・サバイバル ― 不確かな時代を生き抜く10のヒント (姜 尚中)

閉ざされた自由 姜尚中氏の本は初めてです。  本書は、集英社女性誌ポータルサイト(s-woman.net)に掲載した連載記事をもとに加筆修正したものとのことです。記述は平易で非常に読みやすく、著者の考えがストレートに記されています。  内容は、 1.『お金』を持っている人が勝ちですか? 2.『自…

【北朝鮮の狙いは?】弾道ミサイル発射 TBS「サンデーモーニング」黒板解説

ここにきて北朝鮮が相次いでミサイルを発射。 バイデン政権誕生から2か月、金正恩総書記の狙いは? 北朝鮮とどう向き合っていくのか、姜尚中さんが黒板で解説します。 #TBS #TBSNEWS #サンデーモーニング #関口宏 #サンモ二 #北朝鮮 #金正恩 #弾道ミサイル発射 #姜尚中 #黒板解説 ▼TBS NEWS 公式…

朝日新聞の記事: ”次男からの「触んな!」に傷つく母 姜尚中さんの助言”は大いなる…

『次男からの「触んな!」に傷つく母 姜尚中さんの助言』という文章が朝日有料会員記事として掲載された。自分は姜尚中氏についてはそう詳しくはないものの、リベラル系ということもあり、日頃の発言に共感できることも多く、これまでかなり好感を抱きつつ注視してきたこともあった。だが、今回家人が…

【百科詩典】「あ」行

あい【愛】 愛は、クリスマスの日にプレゼントを開けるのをやめて耳をすませば部屋の中にあるもの。 ~Bobby- 7歳 あい【愛】 「私が幸せになるため」というお手軽な考え方によって選ばれた愛は「いくらでも代替可能な愛」になりかねず、愛が消耗品になっていく恐れがあります。 代替可能な愛を実…

サブカル大蔵経343姜尚中『オリエンタリズムの彼方へ』(岩波現代文庫)

東洋史学は、日本の近代化がオリエンタリズムを伴わざるをえない歪んだ構図を最も凝縮した形であらわしているのだ。p.145 北大の東洋史に友人多かったのですが、あらためて〈東洋史〉という言葉の意味、さらに、北大における東洋史という研究の位置づけの因縁に驚きました。 私の専攻していた〈印度…

悪性さらにやめがたし

地球上のいたるところから、老若男女の「ざまあみろ!」という心の中の快哉が聴こえてきそうです。 その意味では、私たちの中にはたしかに、他人の不幸、他人の陥った苦難を喜ぶ素質があるのです。            姜尚中 「ざまあみろ!」とどれだけ思って生きてきただろう。 「それみたこ…