「本を語る」2024/7/25「怨霊と縄文」
❶[1BOOK]
「怨霊と縄文〜日本学の饗宴」
梅原猛著 朝日出版社 1979年10月155日初版発行
❷[POINT]
未来の饗宴〜さまよえる縄文 アイヌへ向かう軌跡
① おそるべき三輪山の存在
三輪というのは恐ろしいところです。だから、あの絶大な力を振るった蘇我氏でさえも、三輪の山へは入り込めなかった。明日香というところは、大和の全体からみれば、南の端で、新開地なのです。蘇我氏は、ほんとうは桜井のほうへ行きたかったのだが、入れてもらえなかったのです。それで、高市郡の新開