そら

九州うまれ北海道育ち。今は関西在住。のんびり夫と二人暮らし。読むこと書くことに力を入れ…

そら

九州うまれ北海道育ち。今は関西在住。のんびり夫と二人暮らし。読むこと書くことに力を入れていきたいです。好きなことたくさん。音楽(この年でロックにはまる) 読書・美術館・新聞を読むこと・映画・イベント。基本一人行動です。

マガジン

  • そらの映画日記

    見た映画は全部記録します

  • そらの読書日記

    読んだ本は全部記録します。

最近の記事

映画『ラーゲリより愛を込めて』

Amazon primeというものに入っていたのでした。メールが来ました。「使っていない特典がありますよ」 そこで初めて、パソコンで映画を見ることができると気がついたのです。遅い! 見たのが『ラーゲリより愛を込めて』二宮君主演。(君と言ってしまうの、ごめんなさい) 最初から最後まで泣けて、タオルが手放せませんでした。 『ラーゲリより愛を込めて』  2022年12月公開 原作:辺見じゅん『収容所(ラーゲリ)からの遺書』 監督:瀨々敬久 あらすじ 1945年、戦争は終

    • 高石ともやさんは「同士」

      今朝、スマホを見て訃報を知りました。ショックです。泣けてきます。 高石ともやさんを知ったのは、いつ頃かはっきりしません。フォーク世代ではあるのだけど、少し遅れてきた世代かもわかりません。備忘録で書かせてくださいね。長くなるけど。哀悼の意を表して。 高石ともや  1941年12月9日 北海道生まれ。 1960年代後半のフォークソング創成期より、2020年代まで現役フォークシンガーとして活躍。  同時期に、中川五郎、高田渡、遠藤賢司、岡林信康、五つの赤い風船など。  生ま

      • 花火大会の日の日記

        8月17日(土) 地元の花火大会に行ってきた。これだけは外せない。駅までは原付でいくけど、その先は、今年はバスを使うことにした。少し遠い第2会場の方が、広くて、打ち上げ場所に近くて、ゆっくり見られるので、おすすめなのだ。 少し歩いただけで、無事に会場に到着。ところが、そこは「原則立ち見」というのだ。立ち見!そんな! 確かに、レジャーシートでの場所取りは禁止とは聞いていたが。 ゆっくり座ってみられるから、遠い第2会場まで来たのだ。すでにたくさんの人が座っている。レジャーシー

        • 『シリアからきたバレリーナ』読書日記

          去年復帰した子どもの本の会では、毎年「おすすめ絵本のリスト」を作ります。選書もしている図書室係の会員が、新しく入った絵本を中心に、まずはたくさん選んでくれます。 会員は、まずはそれを読んで、〇△×とコメントを書いていくのです。そしてみんなでリストに入れるかどうかを決めていきます。 少し大きい子向けのなかに、この本がありました。読み物です。 あらすじ シリア人の少女アーヤはバレエが大好き。しかし、内戦でシリアにいられなくなり、家族でシリアを脱出する。途中、父親と離ればな

        映画『ラーゲリより愛を込めて』

        マガジン

        • そらの映画日記
          25本
        • そらの読書日記
          55本

        記事

          8月15日の新聞より~遺言

          昨日は終戦記念日。 新聞でも、テレビでも特集はやっていた。 テレビでは、沖縄戦で、壕の中で我が子に手をかけてしまった母の証言が衝撃だった。話には聞いていたが、映像として、語っておられるのを見たのが初めてだったから。 徹子の部屋では、94歳の被爆経験者の方が、しっかり語っておられた。 夜には NHKでも、特集を放送していた。工場に動員されていた女学生が日記を書いていた。服装は、ワンピースとか気を遣ってきれいにしていた、と。どんなときにでも、「自分」は「自分」でいたいのだ。

          8月15日の新聞より~遺言

          お墓参りとヤモリ

          お墓参りに行ってきました。 これは夫の行動次第。 車で10分もあれば行けるのに、 最近の夫は腰が重い。 今回も、「そうだな、明日行こう」と言ってから2日経った。 昨日、お花を買ってきていたから、今日は行かなくちゃ。 山の上にある公営の霊園です。眺めがいい。 同じ列のお墓は、ほとんどがちゃんとお花がそえてあって、「ほら、みんなちゃんと来ている」 自分のところに行ってみたら、ビックリ。 ひょろーんとした草が高々と生えていました。どんだけ来ていないんだ。1年ぶり?2年ぶり

          お墓参りとヤモリ

          私の「マイ遺品セレクション」

          みうらじゅんFESに行き、「マイ遺品セレクション」を読んでから、私に変化が訪れた。 それは、我が家にあるいろいろなグッズ。 もらったもの、自分で買ったもの、おみやげ等々。今まで埃をかぶり、見慣れた風景と化していたそれらが急に輝いてきた。気にもとめずに過ごしていたが、愛おしくなってきたのだ。 今、自分の机の上にあるものを集めただけで、これだけのモノがあった。 何というラインナップ。あるじゃないか。驚いた。 後ろのペナントは、甲子園の高校野球記念。これは子どもが買ったの

          私の「マイ遺品セレクション」

          年齢の階段

          図書館の会員カードがないのである。 公民館の図書室で、本を借りようと思って出したのは、 スーパーの、チャージカードだった。 同じピンク系の色をしている。 職員の人に、「これ、違います・・・」 と遠慮がちに言われて気がついた。 「スミマセン!」 と、改めて図書館カードを探すが、ない。 「あ、探します」 いったんカウンターを離れて、バッグの中、財布、ポーチを探すが、ない。 このバッグしか考えられない。落とした? 「今日は諦めます」と言ったら、「仮で借りられますよ」 そ

          年齢の階段

          映画『リッチランド』~キノコ雲の校章

          長崎原爆忌の9日、映画『リッチランド』を見てきました。第七藝術劇場。 『オッペンハイマー』を見たかったのだけど、こっちが最終日だったので。 ガラガラではなかった。2割くらいかな。(ガラガラというのか) 『オッペンハイマーのその後』とあったので、その流れで来た人がいるのかも。 考えも、感想もいろいろ。これを書くのは、まずは自分のための記録。これはあくまでも個人的な感想ということをご了解いただけたらと思います。 その上で、このゴチャゴチャした長い文章を「読んでやろうじゃない

          映画『リッチランド』~キノコ雲の校章

          みうらじゅんは、ただものではない~読書日記「マイ遺品セレクション」と。

          「みうらじゅんFES」に行ってきた話。 前編はこちら。 そして、補足の感想と読書日記。 見終わってグッズ売り場で買った本がこれ。 良かった。 「マイ遺品」の数々を詳しくキュレーターしてくれているのだ。展示会の印象を確固たるものにしてくれた。 目の付け所とネーミングセンス「マイブーム」という言葉をつくったのも、みうら氏。会場は、ブーム(ジャンル)がたくさん。それぞれ目の付け所と名前の付け方が面白い。 前回紹介したものの他にもたくさん。 「since」「創業何年~」とか

          みうらじゅんは、ただものではない~読書日記「マイ遺品セレクション」と。

          みうらじゅんFESに行ってきた①

          みうらじゅん。 京都出身。 中学、高校と仏教系。武蔵美卒業。 イラストレーター、エッセイスト、ミュージシャンとして幅広く活躍。 ご存じと思う。 いとうせいこう氏と、仏像をみてまわる「見仏記」も有名だ。 朝日新聞の土曜日beに、「マイ走馬灯」という絵と文章を連載している。めちゃくちゃ個性の強い「濃い」絵だ。 なんとなく好き。 京都で展覧会があるというので、期日が迫らないうちに、と思って、先日行ってきた。 久しぶりの京都。 とても面白かった。 要するに、みうら氏が旅し

          みうらじゅんFESに行ってきた①

          8月6日の新聞より

          今日は広島原爆忌です。 今朝の朝日新聞から。 ①天声人語 井上ひさしさんの戯曲『父と暮せば』について書いてあリました。 被爆から3年後の広島。父を火の海に置き去りにした罪悪感から、娘は恋心にフタをする。そこに亡くなった父が現われる。 この映画をだいぶ前でしたが、見ました。広島弁がとても美しくて印象的でした。 今見たら、1年前でした。本も読んだんだった。 1年前のnoteも再掲してみました。 参考資料の多さに驚いていますが、コラムにも、「井上氏は膨大な資料を集めた

          8月6日の新聞より

          「インカレロードレースを応援に行く」が、先週の「スポーツ観戦記」でスキをたくさん集めましたとトロフィーが。皆さん、いつも読んで下さって本当にありがとうございます。お礼を言いたくて、初めてつぶやきました。スクショも初めてやってみました。でも、あの場面はすぐ消える。

          「インカレロードレースを応援に行く」が、先週の「スポーツ観戦記」でスキをたくさん集めましたとトロフィーが。皆さん、いつも読んで下さって本当にありがとうございます。お礼を言いたくて、初めてつぶやきました。スクショも初めてやってみました。でも、あの場面はすぐ消える。

          読書日記~「食べごしらえ おままごと」石牟礼道子著

          石牟礼道子といえば、水俣病しか知らなかった。 石牟礼道子 1927年熊本生まれ。まもなく水俣に移住。小説家、詩人。1969年、水俣病問題が社会的に注目される契機になったと言われる『苦海浄土ーわが水俣病』を刊行。2018年没。(文庫本の見返しより) この本は、水俣病とは関係なく、石牟礼氏が熊本で過ごした幼い日々と「食べごしらえ」について書かれている。(塾の課題図書) 「食べてきたもの」について書かれているのだけど、当時の、土や海や川の恵みと共にあった生活が、情景とともに

          読書日記~「食べごしらえ おままごと」石牟礼道子著

          海の記憶

          「この夏やりたいこと」 可能性がなくても、「やりたいこと」として書いていいだろうか。 私の「この夏やりたいこと」 それは、海水浴。 海水浴に行った記憶。 どこの海だったのだろう。 いつ頃のことだったのだろう。 ひょっとしたら、子ども時代を過ごした北海道のことかもしれない。 家族と行ったのか。姉弟は一緒だったか。 よちよち歩きの長女と海に入っている写真がある。その時か。 それは、九州に帰省しているときで、海の家で休んだ。 覚えていること。 海の水は冷たい。 ヒヤッ

          海の記憶

          スカウトされた話

          大昔のことだが、長男と子育てサークルのようなものに通っていた。 就園前の子どもたちをいろいろと遊ばせてくれるという、よくあるグループだ。 指導してくださる先生がいた。明るくて、体が大きくて、ハキハキしている元気な先生だった。 そのサークルの最終日、私はその先生に声をかけられた。 「ソフトボールをやりませんか」 チームの監督という。 ソフトボール! やったことはない。 バレーボールはずっとやってきた。 小さな中学校の中庭でやっていた時から、高校、大学と続けてきた。地域の

          スカウトされた話