見出し画像

お節介

旅に出ておりました。

そして、今回、自分自身の変化に気がつく出来事がありました。

それは「お節介」

①他人の話

新幹線に乗るためにホームで待っていました。
すぐ後ろで、電話をしている男性の声が聞こえます。

「今から新幹線に乗るから」
「えっ?〇〇(駅名)に停まらないのがあるって?」
「わかった。調べる」

お連れの方が戻ってきて、その話をしています。
「聞いたらいいじゃない」
「誰に聞くんだよ、駅員さんはいないし」

私は密かに、自分のスマホでその列車の停まる駅を調べました。
次の停車駅です。
停まる。
もし、間違っていたらエラいことだから、何回も確かめました。

そして振り返って話しかけました。
「すいません、お話が聞こえたものですから」
スマホをみせて、「停まりますよ」

男性は、「ありがとうございます」と言ってくれましたが、「助かりました!!」という感じでもなかったです。ご自分のスマホでも調べていたようで、「なんで自分のには出てこないんだろう」と言っていました。

それから気がつきました。
電光掲示板が頭上にあって、列車名と停まる駅が出ていたのです。
私はそれを指さして「あ、書いてありましたね」

ちょっと恥ずかしくなりながら、間違っていないことにホッとしました。

②落ちていた切符

自分の降りる駅に着いて、改札口に向かうエスカレーターで降りていたときのことです。そのエスカレーターの降り口に、一枚の切符が落ちていました。少しクチャっとなって、吸い込まれもせず(当たり前)、最後の段のところにずっとあります。

私は、降りて歩き出したものの、その切符が気になって引き返しました。
人の波が切れるのを待って、その切符を拾いました。あまりじろじろ見てもいけないと思ったけど、そっと見てみると、何だか遠い駅名が書いてあります。

でも、拾ってしまったので、駅員さんのところに持っていきました。
「これ、関係ないですよね(ゴミですよね)」と言ったら、駅員さんは切符を見て、「いや、関係あります。預かっておきますね」と持っていってくれました。

それで思ったこと

①は、他人の話を勝手に聞いていたわけですよね。聞かれた方は、嫌だったかもしれない。「停まりますか」と聞かれたら答えるのは親切だけど、聞かれないのに答えるのって、どうなんだ。

②だって、わざわざ戻って拾うなんて。踏まれているだろうし、コロナとか考えたら、やめておけばいいのに。でも、この前、自分が切符を落としたということがあったし。

お節介ばーさん

実は、私はこの頃、こういうことに対して、見て見ぬ振りをする事が増えていたのです。

でも、なぜか今回、「お節介ばーさん」になりました。

久しぶりに家族に会って、「幸せ感」があったからかもしれません。


迷惑だったら、ごめんなさいね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?