ふるまいよしこ
フリーランスライター/香港14年+北京13年半後いま日本。中国や香港の社会について日本…
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【読んでみましたアジア本】画一的な中国観・中国人観を打ち破るには最適の一冊/ケン・リュウ選『金色昔日:現代中国SFアンソロジー』(ハヤカワ文庫SF)
劉慈欣『三体』のNetflix版ドラマの配信開始で、再び視野に入ってきた中国SF。 Netflixドラマは主要登場人物の人種や性別が原作と大きく違うことで、中国のみならず、同じ東アジアの日本でもファンの間で違和感を唱える声も上がっているときく。しかし、逆にわたしのような「中国屋」の目から見て、ゴテゴテの中国っぽい「しがらみ」を出発点にしたあの作品を、西洋人やインド系、黒人に置き換えても立派に成り立つストーリーだったとは、劉慈欣すごい、というべきか、それとも「やっぱり映像制作
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【ぶんぶくちゃいな・期間限定無料全文公開】ポッドキャスト「不明白播客」:Netflix版『三体』の文革シーンはリアルか、陰謀か?――わたしの文革体験(前編)
3月21日、世界的な人気を博している人気中国人SF作家の劉慈欣作品『三体』の実写版の放送が、Netflixで始まった。中国を舞台に中国人社会を中心にして展開する原作と比べると、さまざまな人種が登場するNetflixらしいそのドラマ版は、多くの原作ファンたちの度肝を抜いた。 Netflixは中国では配信されていないものの、Netflix自体は、中国語で「奈飛」とか「網飛」などと呼ばれてその存在は知られている。実際には、海外居住経験のある人や、所在地のIPを変えることができるV
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