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解決のヒントは本に書いてある

自分が読みたいと思うものは何だろうか。

この質問にすぐに答えられる人は、きっと読書が好きか、必要に迫られてでも読書あるいは活字を読む事が習慣になった人であろう。

何を読みたいか、という事は、何を知りたいか・学びたいか、という事に直結していると思っている。

「やりたい事がわからない」という人が一定数いる事は知っているし、かつての僕もそうだった時があるので、あのモヤモヤした感じは焦燥感に駆られるので、好きになれない。

自分は何がやりたいのだろう、と考えれば考える程、思考が狭まるし、やりたい事が取り立てて見つからない自分に嫌気がさしてくるから厄介なのだ。

やりたい事は自分の中にあるにも関わらず、自分の内面では無く、どんな事をすれば立派なのかとか、もっと稼げる方法はなどと、いつの間にか見栄や生活の事ばかりを考えるようになってしまう事はままあった。

これをやってみたいけど、生活ができないななどと考える事である。

やりたい事と生活する事のバランスはもちろん重要だが、何もしない事の方が多分リスクが大きい。

また、この状態は軸がブレてしまっている状態と、言い換える事もできるだろう。

自分の中に軸が無く、不安定なのだ。

だから、つまらない事に影響されて流されるし、すぐに目的地を見失ってしまう。

では、僕たちはどうしたら良いのだろうか。

そこで、重要になるのが読書だと思っている。

どうしてかと言えば、簡単で、大抵の僕らの悩みへのヒントや問題の解決方法はすでに様々な本に書いてあるのだ。

どれだけ個人的で複雑な問題であっても、その答えはきっとどこかの本に書いてあるだろう。

もし、答えまで書いていなかったとしても、きっとヒントをくれる本はあるし、それらはかなりの数になるだろう。

それにも関わらず、悩みから向け出せないのは、多分、その解決策やヒントがどの本に書いてあるのかが、わからないだけなのだ。

僕は過去に仕事の事に悩み、藁にもすがる思いで読んだ本があった。

あの時には、仕事の事に関してはどの本が自分の問題を解決してくれるのか、全くわかっていなかった。

その頃でも、読書習慣はあったが、どの本を読んでいいかわからなかったのだ。

それでも、どうしても悩みを解決するヒントだけでも欲しかった僕は、書店に向かった。

そして、気になるものを何冊もとにかく読んだ。

この時に考えていたのは、本のレビューでも、作者がどんな人なのか、どんな表紙かなどと、そんな事では無かった。

その時、悩んでいた「仕事」について書いてあるものを、直感的に選んで行っただけだった。

そして十数冊読んで、ひとつの素晴らしい本に出会えたのだ。

その本は「25歳の補習授業」と言うタイトルだが、著名人が多く関わっているものの、この本を読んだ事がないと言う人も多いだろう。

この本は僕が買った時、5年程前でも仕事の本のコーナー隅にあった記憶がある。

決して人気な本では無かったし、その時でもなければレビューを見ても買ったかどうかわからない本だった。

しかし、僕にはこの本が一番刺さったのだ。

そして、仕事に悩んだ時には未だに読み返している。

この本の中で、姜尚中さんが「古典は干物だから食べてもあたらない」と言っているが、まさにその状態なのだと思っている。

この本に書かれている事は、既に数年前の事であり、変化の速度が格段に上がった現代では、数年前の事は学んでも価値がないと切り捨てる人もいるだろう。

でも、古典は生ものでは無いので、体に入れても害が出にくいのである。

少し脱線したが、僕はこの本からたくさんの価値観を学び、血肉にする事で、仕事の悩みと戦えたのだ。

つまり、今の自分が読みたいものがわかっていれば、誰の、どんな、たとえ低い評価を得ている本であっても、一生ものの一冊になる可能性があるのだ。

だから、多読や速読と言うような、読む事を目的とする前に、自分が何を読みたいかをゆっくり考えてみて欲しい。

それがわからない状態では、熟読も速読も、多読も、全ての読書がただの消費に変わってしまうのだ。

それはあまりにももったいない。

あくまでも読書によって得られるのは、深い理解であって、読書したぞと言う達成感では無い。

それは手段が目的になると言うことの典型だ。

そこだけは読書をする前に確認した方が良いと思う。

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