叙事詩

私叙事詩①

私の発生点は惣領の悲しみにあった。
夜に溢れる涙が大地を這う蛇にかかった。
蛇は月に向かって身体を伸ばした。涙は月のものかと考えたからだ。天のものは天に返さねばならない。鱗を撫でて光る涙を掬った。月に捧げる両手を見て、自分に手が生えていることに気付いた。双腕は月に照らされ私の鱗のように反射している。私の鱗は、どこへ?

No.5 叙事詩の神様 ホメロス

いやあ、世界史を勉強したことをある方なら一度は聞いたことがあるんじゃないでしょうか。ホメロスは紀元前800年前後に存在し、こちらもタレスと同じ古代ギリシャの人物です。彼は西洋文学上最も影響力のある『イリアス』『オデュッセイア』の作者になります。どんな内容なんそれって興味あるので調べてみました。超簡単にまとめてみます。

『イリアス』戦争のお話。トロイという国の王子がスパルタという国の王様の妻をさら

もっとみる
あなたのスキが僕のやる気に!
2

エッセイ 作詞癖

とあるイベントで、私の前の席に座っていた人のTシャツの背中……首の後ろあたりに、 アルファベットのロゴデザインみたいなので、
Amazarashi と、書いてあった。

 私にはそれがどうしても、アザラシ としか読めなくて、悶々とするうちに、新曲の素……たたき台がひとつ、できあがった。
 つまりこれが、どこからでも始まる作詞癖なのである。

 だいたいが、私は昔から、人のLiveを聞いている時に

もっとみる
これからもよいこで生きていきます。
1

ブルックリン・ブリッジへ

数えきれないほどの朝、
凍えるような寒さのなか
波を打たせる柱から
鴎が飛び立つ。
翼を軸に鋭く回り
海をかすめて
水面に狂乱の輪を投げかけ
空高くでは
束縛された入江の上に
「自由」を建設する。

そしてまぼろしのように船が
陸の人影を綴じ込んでゆくように
侵すべからざる曲線で
僕らの目をおきざりにする。
エレベーターが僕らを
時代から振り落とすそのときまで・・・。

僕は考えるのだ、映画という

もっとみる
ありがとうございます
8

2700年前から予言してた

ヘシオドスさんが言ってた。

- 

このときから、もはや私は第五の人々の間では生きていないほうが良かったのだ。
以前に死んでいるか、もっと後世に生まれてくるかのほうがよかった。
と言うのも、いまや鉄の種族の時代なのだ。昼は労働と悲惨の止むことなく、また夜にも滅亡に脅かされている。

神々は苦しい心労を授け給うであろう。
それにしても彼らにとって、わるいことにも善いことは混ざっているのである。

もっとみる