はっくー
2021/04/11 20:57
今朝お揃いの羽破られ立ち上がる気力失って笑みを交ぜ媚びぬ夢羽共に本へ棲むけさおそろいの はねやぶられたちあがるきりょくうしなってえみをまぜこびぬゆめわともにほんへすむ ----「100文字の世界」はとても楽しい。そしてやっぱり「アナグラム詩」もとても楽しい。頭を使う場所が違う気がして、どっちも好きだ。アナグラム詩/いろは歌(仮名46音)
天野 瀬捺(あまのせな)
2021/04/07 11:40
西洋文化の入ってくる以前、江戸時代までは、日本語といえば、”いろは歌”が基本でした。五十音の”あいうえお”に変わっていったのは、明治時代以降と言われています。
2021/04/04 21:05
6線弾き奏でる音待ち見えぬ夢預け胸のもや皮膚を伝い横へ放り空に触れろくせんはじきかなでるおとまちみえぬゆめあずけむねのもやひふをつたいよこへほうりそらにさわれ----何も考えずバッキバキのギターサウンドを浴びると、すごい水圧のシャワーでいろんな汚れを洗い流された感覚になる時もある。アナグラム詩/いろは歌(仮名46音)
2021/04/03 21:48
氷雨揺れ落ち物憂げな世迫む時間止まってクリスタルに嗤えば綻ぶ闇へ飽きぬ添い寝をひさめゆれおちものうげなよせむじかんとまってくりすたるにわらえばほころぶやみへ あきぬそいねを----時折、冷たい雨を閉じ込めたような水晶を見ることがある。光を見せながらきっと闇への愛も。アナグラム詩/いろは歌(仮名46音)
2021/04/01 23:47
縦に長いモノクロ知らぬ和音弾ませ血と骨へ群れる夢遊び闇を遮り月光呼ぶたてにながいものくろしらぬわおんはずませちとほねへむれるゆめあそびやみをさえぎりげっこうよぶ----ベートーヴェンを思い浮かべて遊ぶ夜。ほとんど聞いたことないからイメージでしかない。アナグラム詩/いろは歌(仮名46音)
2021/03/31 21:58
見護ってくれる内に寝秘めた神威と話し不和のユリ凍らせ絢ぞ消え滅べぬ世を授けんみまもってくれるうちにねひめたかむいとはなしふわのゆりこおらせあやぞきえほろべぬよをさずけん----ほぼ寝っぱなしだけど核になる部分に何かいるような気がして、起こしたらダメな感覚がありつつ、なんだかんだ起こしてしまったらいろいろあるよね、という話。滅びたくても滅べないということも無きにしも。
2021/03/30 23:23
コバルトに青い雫を頼んでも空へ夏風拾われぬ実理由さえ野暮予知夢招き芽吹けこばるとに あおいしずくをたのんでもそらへなつかぜひろわれぬみりゆうさえやぼよちむまねきめぶけ----「コバルト」という言葉が浮かんで青と連想させたく調べたところ、コバルトは青くないことを知った。でも前にも調べた気がした結果、できた。アナグラム詩/いろは歌(仮名46音)
2021/03/29 22:13
冬を囲み叫びそやせ狂乱の爪痕食べてしまえば何も狂わず一濡れ葬り寝ろふゆをかこみさけびそやせきょうらんのつめあとたべてしまえはなにもくるわずいちぬれほおむりねろ----桜が少し散り始めていた。春ではなく冬の終わりだと思い狂いたい。その後は頭を冷やし何事もなかったように日常を。アナグラム詩/いろは歌(仮名46音)
2021/03/28 11:51
魂の本流焼き貫かれても背へ笑み留めおけ即ちそろへ(揃え)朝を呼び込む舟は来るたましいのほんりゅうやきつらぬかれてもせにえみとめおけすなわちそろへあさをよびこむふねはくる----ギリギリを超えた先で笑っていられるか。もしかしたらそこに何かあるのかもしれない。アナグラム詩/いろは歌(仮名46音)
2021/03/28 00:07
その眼が金色を宿すなら小町へ征く吠えた陽射しに見ぬふり合わせ俺はもう煙って寝るよそのめがきんいろをやどすならこまちへゆくほえたひざしにみぬふりあわせおれはもうけむってねるよ----何かを誰かに託して休みたくなる瞬間も時々ある。文章形式で書いたら案外しっくりきたかもしれない。アナグラム詩/いろは歌(仮名46音)