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【続いてる写経 1532日め】空海さん"バースデーソング"を唄ってみた

6月15日、弘法大師空海さんのご生誕を祝う青葉まつりで訪れた、青蓮寺@西鎌倉

毎月の護摩祈祷のあとは、御詠歌教室があるのだそうです


「いろは歌」の御詠歌

ちょうどワタシの写経が終わったタイミングだったので、
ご参加いかがですか?
と、ご住職にお声がいただき、飛び入り参加させてもらいました。

「いろは歌」の楽譜と御詠歌専用楽譜をご用意いただき、ご住職と6名の檀家さんと、なんとなーく真似しながら歌ってみました。



御詠歌の「いろは歌」はこんな感じ⬇️

ご住職、とってもいいお声。カラオケ好きそう。

いかにも日本らしいメロウなメロディライン。
簡単なのですけど、コブシを回すところが御詠歌の妙でしょうか。

「弘法大師 作詞」とあるけれど

「いろは歌」について解説もあり、

色はにほへど
散りるぬるを

我か世たれぞ
常ならむ

有為の奥山
今日越えて

浅き夢見じ
酔いもせず

段落ごとに「諸行無常、是生滅法、生滅滅己、寂滅為楽」と、仏教の無常感を織り込み、四十七文字の歌として作られているとのこと。

「おごそかに」歌わざるをえない低いキー

実際「いろは歌」は、誰が作ったのかは定かではないのですけど、真言宗においては、このような天才的な歌は、空海さんが作ったものに違いないとなっておるようです。

弘法大師 作詞 

と、楽譜に記載されてるのが、なんとなくオモロイ

学術的には空海作説は否定されているみたいですけどね。

御詠歌を歌ってみると

御詠歌の歴史はさほど古くなく、大正時代から。
下手とか音痴だとか気にしなくてよいのだそう。

実際歌うと必要なのは音感よりも、肺活量のように思いました。
女性にはキーが低いため、完璧に音をだすのは難しかったです。

何回か歌ってみると、高尚な気分になってきました。

「御生誕詠歌」なるものがある

「いろは歌」の次は、「御生誕詠歌」。

これは弘法大師のお誕生を記念して、歌にしたもの。

いわば空海さんバースデーソング!!
知らなかった。

このようなお歌です。

難易度は「いろは歌」よりもはるかに上です。
御詠歌の楽譜の意味を理解すればできるのでしょうけど、ヤマ型が続いてるところくらいしか理解できず。

まだナゾ記号でしかない

これは四番まであるのですけど、ご住職の解説が段々と熱くなってきて、三番までしか一緒に歌うことができませんでした。

1時間ほどでお教室終了。

気づけば夕方となっておりました。

あら、他のエリアに行く時間なかったわ。
まあいいか。

身近なマイお寺、ほしい

御詠歌を歌ったら、ストレス発散できたのか気分スッキリ

気さくなご住職と、檀家さんのアットホームな雰囲気。
高野山や成田山でお詣りするのとは一味違って、ゆったりとした気分でのお詣りを楽しむことができました

檀家さん同士もここに毎月来るのが楽しみとなってるご様子。

お寺って昔はこのような感じで、集会所機能を持っていたのだろうなあと思いました。

こういう身近な”マイお寺”、もっとご近所にあるといいのですけどね。

鎖大師様ご開帳のとき、また来訪したいです。

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