#ライフスタイル
メメント・モリ。死じゃなくてあなたを想うそんな日々だった。
あの大震災からもう10年経ったんだと思いながら、
10年前のじぶんの日記をみていた。
あの頃、ツイッターを始めた知り合いの人が
何人もいたけれど。
わたしはなかなか手が出せなくて。
なにかを言ったり書いたりすることがすごく
こわくなっていた頃だった。
いつかやるよって友人には言いながら
やらないまま日々は過ぎ。
あの頃からなんとなくだけど、SNSやっていないと、
世の中に存在し
ハルヲさんのロールキャベツって、手紙みたいだった。
昔、わたしがまだ小学生くらいだった頃、母の暮らす家には母の弟の叔父さんハルヲさんが住んでいた。
ハルヲさんはわたしにとって、お父さんでもない。
なにか友達のような存在だった。
だから、ハルヲさんのことをおじさんではなく、ハルヲちゃんって呼んでいた。
仕事はデザイナーをしていた。
ハルヲさんの事務所に行くと、いろいろな面白い形のオレンジ色の雲形定規や、色とりどりの鉛筆削り。
切り張りする
たったひとりに贈られる言葉たち。
不思議なもので、言葉に落ち込んだ時は
また、言葉を探しにいってしまいたく
なる。
時々、言葉は道具だからと半分うそぶいて
しまいたくなるけれど。
言葉は日常のコミュニケーションのためにも
あるし。
作家のような「世界」を際立たせるために
格闘している人のことばもあると思う。
言葉って、単なる道具じゃないやり方として
贈り物って考えも一方である。
言葉をかけられて、すごくやる気がでたり
うれ
父が描いた絵に、さよならの時の父の背中を思い出していた。
父親が定年してから、はじめたのは絵画だった。
昔から、絵を描いて暮らしてゆくのが、
夢だったらしく。
画家を目指したこともあったらしいけど。
暮らしていけないからと、医療従事者の
職業を選んだ。
今も週に何度かは勤務していて、
ずっと働いていた事業所の定年間際から
教室に通っていると、聞いていた。
絵画の先生が、寡黙だけど、なかなかええんや。
って言って。
じぶんでちゃんと描