はっくー
好き勝手に書いた詩を放りこむ箱
基本的には夕方に詠む短歌ですが、朝だったり昼だったり、夜や深夜に詠むこともあるかもしれない、ゆるい短歌まとめです。
「#100文字の世界」への投稿作品と100文字でおさまらず200文字に広げた世界の作品たち。だけでおさまらず300文字も範囲内ということに。。
タイトル通りですが、これも増えそうな予感がする。
言葉で伝えられることなら言葉で。 態度でしか伝えられないなら態度で。 歌で伝えた方が伝わるなら歌で。 踊ることでより楽しく伝わるなら踊りで。 ほかにもいろいろ。 な…
2023年が今日で終わる。 生産性が全くと言っていいほどなかった一年。 とはいえ、そう言い切ってしまうのも寂しい気持ちになるので、あらためて振り返り記してみようと思う…
夜を眺めていたらそのうち朝になり 今度は胎児のように丸まって うとうとしたまま夜を待つ 熱が引かない夕方に少し外に出たら 薄い綿あめみたいな雲が広がってて もう一日…
何かが終わるのは突然で。 見えない力が少しずつ少しずつ集まって、抑えきれなくなって、支えきれなくなって、爆ぜ、崩れる。 望んでいなくても、求めていなくても。 消え…
雨に濡れた草木が醸し出す青臭くも何度も嗅ぎたくなる独特の匂い ゆっくりと近づいてくるベッドライトに目を細め、まつ毛についた雨粒が作り出す半透明な丸い光を通して世…
真っ青にひろがる空に 群れからはぐれた 真っ黒なカラスが一羽 なんだか優雅に飛んでた 灰色のコンクリートの路面に ねじれたまま溶け込んだ 銀色に輝くプルトップが 窮屈…
自分を自分として 認めてあげられたらきっと 世界ともう少し 仲良くできる気がする 無視してきた分だけ 自分が許してくれるなら 都合が良すぎるのは 分かってるけど 誰か…
何をやっても うまくいかない そんな時は 決まって眠れない 不安の種をばら撒いて 養分を与えて 発芽を待ってる 望んでないのに 呼吸は浅くて 鼓動は不規則で 眠気はある…
風上にいるつもりなのに いつの間にか流されて きみの街から離れてく ぼくがいなくなったら あたたかい光が降り注ぐ きっとこれでいいんだね ぼくがいたら大粒の雨で き…
うつろな目にも 涙はたまり 太陽の光を 反射してきらめく そうだ 世界の絶景の ひとつにしよう 誰も見ることが できない 絶景に 言葉にできない 悲しみが 星のない夜に 飲…
さっきからノートパソコンに手を置いて 伝わるあたたかさと微かな振動を感じている 今日は何も書かないってのもいいかも 外はまだ雨降ってるし眠たくもなってきたし 美し…
心臓が軽快にドラムを叩いてる たまに組み立てのバンドみたいに ちぐはぐなリズムになったり 客席にダイブするように 力強くはじけたり忙しい そんな心臓のことを静かに …
スイッチひとつで 朝と夜を変えられるなら ぼくはきっと毎日 一瞬だけ光が射し込む 極夜に住む おまえ病んでるな って言われたら まぶしすぎて 咳が止まらない って言う …
僕はあんまり馴染めないから 少し離れて世界を眺めていたい でもそうはいかないんだって 僕も世界の上にいるから あまり考えすぎるなよって ゴミを漁るカラスに言われ も…
望遠鏡を覗いたら 月の表面はっきり見えた 隣で空を見上げてる 君の横顔は笑顔だった 望遠鏡を覗いても 月の裏側は見えなかった 隣で空を見上げてる 君の心は見えなかっ…
2021年3月6日 22:38
言葉で伝えられることなら言葉で。態度でしか伝えられないなら態度で。歌で伝えた方が伝わるなら歌で。踊ることでより楽しく伝わるなら踊りで。ほかにもいろいろ。なぜ詩を書いているのかを考えながら、この文章を書いている。世の中には物事の骨子を作ったあとで、肉付けをしていく人が多い、らしい。残念ながら、昔から構造化や整理が苦手で何かを話すときも、文章を書くときも、その場で浮かんできたことを繋
2023年12月31日 17:33
2023年が今日で終わる。生産性が全くと言っていいほどなかった一年。とはいえ、そう言い切ってしまうのも寂しい気持ちになるので、あらためて振り返り記してみようと思う。タイトルにある「思いを馳せる」の意味としては「遠く離れている人や物事を思いやる」や「遠くの場所や人物に対して心を向ける」といったものがある。この言葉がぴったりなくらいこの一年は体感としてあらゆることがとても遠く感じた。2月、
2023年12月30日 18:46
伸び切った後ろ足が尻尾のようで猫又に見えなくもない。なんにせよかわいい。
2023年8月29日 18:24
夜を眺めていたらそのうち朝になり今度は胎児のように丸まってうとうとしたまま夜を待つ熱が引かない夕方に少し外に出たら薄い綿あめみたいな雲が広がっててもう一日が終わるよと告げられた誰とも足並みが揃わない影は誰かの光を生む送電線をたどりながら涼しく寝られる場所へゆっくり帰る
2023年8月1日 20:35
何かが終わるのは突然で。見えない力が少しずつ少しずつ集まって、抑えきれなくなって、支えきれなくなって、爆ぜ、崩れる。望んでいなくても、求めていなくても。消えるべくして消えたのか。流れ着く先は決まっていたのか。わからないまま、漂う。
2023年5月19日 22:46
雨に濡れた草木が醸し出す青臭くも何度も嗅ぎたくなる独特の匂いゆっくりと近づいてくるベッドライトに目を細め、まつ毛についた雨粒が作り出す半透明な丸い光を通して世界を見る湿ったTシャツをそっと掴んで、指先に感じる心地良い冷たさを何度も確かめたいつかふたりで分かち合えたら
2022年12月11日 10:05
真っ青にひろがる空に群れからはぐれた真っ黒なカラスが一羽なんだか優雅に飛んでた灰色のコンクリートの路面にねじれたまま溶け込んだ銀色に輝くプルトップが窮屈そうに固まってた白とも黄色とも言える太陽に季節が変わり落っこちた茶色に染まった枯れ葉が照らされ光って揺れてた透明になりたい僕は一人ただゆっくり歩き続けてる
2022年12月4日 13:43
自分を自分として認めてあげられたらきっと世界ともう少し仲良くできる気がする無視してきた分だけ自分が許してくれるなら都合が良すぎるのは分かってるけど誰かに 何かになりたいとかその前に自分になることなんで選べなかったのまだ間に合いますか向き合ってくれてますか今更 ですか?
2022年12月3日 23:37
何をやってもうまくいかないそんな時は決まって眠れない不安の種をばら撒いて養分を与えて発芽を待ってる望んでないのに呼吸は浅くて鼓動は不規則で眠気はあるのにやっぱり眠れない不安の芽を刈り取らず養分を与えて開花を待ってる望んでないのにそうやって少しずつ不安は循環しながらどんどん育ちつづけてやがて大きな森になる眠れぬ森に戻る道も分からない迷いの森に望んでた
2022年12月2日 21:14
風上にいるつもりなのにいつの間にか流されてきみの街から離れてくぼくがいなくなったらあたたかい光が降り注ぐきっとこれでいいんだねぼくがいたら大粒の雨できみを濡らしてしまうからきっとこれでいいんだねだけど涙を隠したい日だってある青いだけじゃ味気ないそんな日だってきっとある海を見たら思い出してそしたらすぐに会いに行くきみがいるならどこへでも呼んでくれたらいつだ
2022年12月1日 21:26
うつろな目にも涙はたまり太陽の光を反射してきらめくそうだ世界の絶景のひとつにしよう誰も見ることができない絶景に言葉にできない悲しみが星のない夜に飲まれて消えるもっと世界の美しさを言葉で伝えたい誰が聞いても想像できる美しさを
2022年11月30日 23:04
さっきからノートパソコンに手を置いて伝わるあたたかさと微かな振動を感じている今日は何も書かないってのもいいかも外はまだ雨降ってるし眠たくもなってきたし美しい言葉を見つけて並べるのは楽しいなんだか花屋さんの前にいるような気になるでも道端のたんぽぽや河川敷のススキにわけもなく心が動かされたりするのも好きノートパソコンから離れてタバコに火をつける口に咥えて息を吸うと先っぽは小さな太
2022年11月29日 21:12
心臓が軽快にドラムを叩いてるたまに組み立てのバンドみたいにちぐはぐなリズムになったり客席にダイブするように力強くはじけたり忙しいそんな心臓のことを静かに見つからないように隠れて見てるたまに飽きて眠っちゃうけど起きてもずっとドラムを叩いてる朝はけっこうスローペース観客は僕ひとりなのにしかもバレないように見てるのにほとんど聞いてないときもあるのに拍手もしてあげたことないの
2022年11月28日 22:59
スイッチひとつで朝と夜を変えられるならぼくはきっと毎日一瞬だけ光が射し込む極夜に住むおまえ病んでるなって言われたらまぶしすぎて咳が止まらないって言う数十兆個の生きたい細胞たちがたった一個の見えない心にどうして勝てないの大の字に寝れる切り株で大の字に寝たら背中が濡れたから人魚を呼ぼう蛍光グリーンのパッケージにギターの弦が入っているらしいけど開けて
2022年11月27日 17:51
僕はあんまり馴染めないから少し離れて世界を眺めていたいでもそうはいかないんだって僕も世界の上にいるからあまり考えすぎるなよってゴミを漁るカラスに言われもっと適当でいいよって頭をかくにネコ言われた私が見守ってあげるって出たばっかりの月に言われ周りの星たちも頷いたけどなんだか少し違う気がしただって僕が行きたいのはあなたがいる場所だから僕が立ってるこの世界を眺められる
2022年11月26日 21:40
望遠鏡を覗いたら月の表面はっきり見えた隣で空を見上げてる君の横顔は笑顔だった望遠鏡を覗いても月の裏側は見えなかった隣で空を見上げてる君の心は見えなかった熱いカップから湯気が立ちまるで雲のように広がる注いだばかりのコーヒーは夜空のように真っ黒い輝く月の表面と君の笑顔はよく見えて遠い月の裏側と君の心は謎を残したまま口に含んだコーヒーはいつもより少し苦か