本ではなく徳を積め! 【積読の新しい楽しみ方】
本を買って読まずに置いておくこと、「積読」。
神話学の沖田瑞穂さん曰く『天に徳を積んでいるのだ。』
あなたは徳、積めていますか?
こんにちは!東京のWEB制作会社fūun.Incのみねこです。
わたしはこの『天に徳を積む』という表現が大好きです。
今日は自身の積読と共に「積読の新しい楽しみ方」について皆さんに共有してみました。
ジャケ買いで、装丁について調べ、鑑賞する
本は読むもの?それはもちろん正解なのですが、読む以上の価値をここでは推していきたい!
本屋での楽しみは、『さまざまな装丁デザインを楽しむ』ことでもありますよね。さまざまなジャンルのイラストレーターやアーティストと、フォントデザイナー、グラフィックデザイナーたちのクリエイティブの結晶とも言える、装丁。
書店で、表紙を一挙に並べた棚は、さながら美術館のよう。
ものづくりを仕事とするものとして、素敵な表紙は見逃せない、デザインの力で、即!購買行動に至る、最高のUXです。
ここで紹介したいのはこの3冊。
■鵼の碑
帯イラストは石黒亜矢子さん。
鵼って、頭は猿、手足は虎、体は狸、尾は蛇…の空想上の怪物だけど、なんだか人に慣れてない野良猫みたいな雰囲気があってかわいいです。
こちらは、装丁デザインをしたwelle designさんの投稿。
素材にもそんなこだわりがあったなんて…!
こんなふうにジャケ買いした装丁は、そのビジュアルに起用されている作家さんや、デザイナーさんのXや記事をとにかく探すの、おすすめです。美術館の解説を読むような楽しさが味わえますよ!
■奇書の世界史
こちらは、三崎律日さんの著作です。
某人気動画シリーズを加筆修正し、書き下ろしを加えて書籍化した本書。
こちらも、表紙の絵が誰のものなのかと、装丁デザイナーを調べました。
絵はこちらのヘラルトのクローズアップが。
このトリミングは、装丁デザイナーの三森健太さんの狙いなのでしょうか。
ヘラルトの示唆的なポージングの二人に絡まるように、パキッとしたタイポグラフィが重なり、怪しさ満点の雰囲気ですね。なんだか、ぬめ〜…っとしているんだよなあ…。
本帯と文字の、強い黄色と黒の組み合わせも、本能にヤバいと訴えかける際どさで非常に本の内容と親和性が高く、ストレートに読み手に世界観が伝わる、素敵な装丁だと感じました。
■はじまりが見える世界の神話
こちらは植 朗子さん編著、阿部 海太さんの絵の本。
この本への添書きのような、人智を超えた大きな神秘は、日の陽のような暖かなものが、緩やかに輝く海のようなものが、もやのような曖昧さで全てを包まれた所から、物語が始まっていくように思うのです。
装丁デザイナーさんはどなたかわからなかったのですが、阿部さんの絵の雄大さを全面に活かそう!という作家ファーストなデザイナーの愛や意気込みが伝わって、とっても大好きな装丁のひとつです。(誰か知っていたらコメントしてほしいです。)
ああ、美しや。
そばにいてくれるだけで、心が満たされます。
もちろん読むのも楽しみにしています。
いつか続きが読める、というワクワクで明日も生き延びる
これは、シリーズもので効果を発揮する楽しみ方。
いつか読めるというワクワクを買い、ワクワクを常に維持して生きることができます。
この傾向はシリーズものに見られます。
■京極夏彦さん 京極堂・ 百鬼夜行シリーズ
■森博嗣さん 各種シリーズ
このあたりの長編シリーズものは関連性も深く、ついつい読みたくなってしまうけど、読んだらもう読む前には戻れないのです。
逆説的に言えば、読まなければいつまでも読む前の状態でいれる!
そしてそのワクワクで明日も頑張れる!!
私は百鬼夜行シリーズを「陰摩羅鬼の瑕」まで読み、もったいなくなってしまってもじもじしています。
寿命が来るまでには絶対に読む、むしろ読むために生き続けます。
読んでいない人は羨ましい、の羨ましがられる側で居続ける
皆さんは、苺は最後に食べるタイプですか?
私は、とっておきは最後にじっくり楽しむタイプ。
どんでん返し系の小説は、その初読の衝撃ゆえに、「読んでいない人がうらやましい」とも評されることが多いですが、そんなこと言われたら…積んじゃいますよね…!
■葉桜の季節に君を想うということ
■アヒルと鴨のコインロッカー
■眼球堂の殺人
有名どころの3作ですが、まだ取っておきたい!
本好きに羨ましがられたい!!
私の理想の死に方は、『積読しておいた名作のラストの衝撃による心臓発作でぽっくり逝く』です。
読むタイミングによって、副作用が出そうなスリルを楽しむ
文学は常に、当たり障りのないなんでもないもの、ではなかったりします。
古来から書物には、書き手の、口にしてはいけない想い、後世に残したい想いを受け止める側面がありました。
その時代と場所によっては、書かれた書物が『禁書』として封じれらることも…。
そんな感じで、人の書き記したもの、というものには、多かれ少なかれ誰かや、ひいては社会に対して毒か薬になるような激しさを常に孕んでいます。
それは、あなたの持つ本も同じ。心の調子によって読みたい本は変わるし、だからこそ、タイミングが合わない時に読んた本は、想像以上の心の波が起きる、という事も。
私は特に、センチメンタルな夜に買った本が読むタイミング難しがちで、積読しがちです。
■鬱の本
■絶望手帳
■創世記(旧約聖書)
■古事記
装丁だけでもなんだかトリップしそうな良さがありますね!
買った時に何を考えていたのかはわかるが、読むタイミングは今ではない、そんな本。そんな本たちは、家の中に劇薬を隠し持っている気持ちを楽しみましょう。
頻繁に読み返すしたり、読み進めたりするわけではないんだけれど、気付け薬的にそばにいて欲しい、そんな大切な一冊。
カッチョイイ自分に近づく、お仕事本で強くなる
これを読んでる自分になりたい。かっこいいもん。という枠。
一生懸命な焦りと背伸びが見え隠れする積読です。
■AWSの基本・仕組み・重要用語が全部わかる教科書
■脳と身体を最適化せよ!
でも、なかなかそうなれてないね。ごめんね、頑張る!
この記事で、皆さんが天高く本を積むモチベーションがちょっとでも上がるとイイな。
カッチョイイWEB制作会社になりたいのでキャンペーンをする
私は、心が折れそうになると本を読む、香水を嗅ぐ。レモンサワーを呑む。そして、また明日も仕事をする。
なぜなら、自分のWEBディレクターという仕事が好きだから。好きだからもっと頑張りたいと思っている。
そして、最近、そのいろんな事が繋がって、WEB制作会社を立ち上げるに至りました。
私たちfūunは、始まったばかりのWEB制作会社。
なので、どんどんお仕事をしていきたい!ということで、WEB制作/ホワイトペーパー制作をお見積りからなんと半額のキャンペーンを行なっています。
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CEOのわしおはエンジニア歴10年、ディレクターのみねこ(私)も業界8年のスペシャリストです。
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きっとここまで読んでくださる方は感性がfūunと合う方なのでしょう。いいつながりに出来ると思うので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
■問い合わせ先
fūunの公式XのDMか、以下のメールよりお願いいたします。
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株式会社fūun
担当:野口
noteで感性ベースで繋がった人とお仕事できたら、それってとってもカッチョイイと思うし、感性で繋がるからこそ、イイものができると思っています。是非、お気軽にお問い合わせくださったら、嬉しいな。
ここまで最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
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