2023年1月の記事一覧
節分が近くなるたびに思い出す『おにたのぼうし』という絵本
こんばんは、古河なつみです。
一月も明日で終わりですね。司書の仕事を辞めてからもう一ヶ月が経ったんだ、と思うとなんだか不思議な気持ちです。
司書の仕事から離れてしまった自分を励ます意味でもこのnoteを始めたので、本好きな方からスキやフォローをいただけて大変感謝しております。
さて、二月の始めには「節分」という行事がありますね。
私がこどもの頃に教科書で読んだ節分のお話で、今でも忘れられない絵本
大人が読んでもホロリとくる絵本『クマとこぐまのコンサート』
こんにちは、古河なつみです。
司書の仕事をしていた時に、本棚へ返却された本を戻す作業(排架、または配架と呼ばれる作業)をしていると、それだけで様々な本のタイトルや表紙を目にする事になります。
ともなれば、一目見て「いつか読みたい!」と忘れられなくなってしまう本と出会うことがあります。
今回紹介するのはそう思って実際に入手できたこちらの絵本です。
『クマとこぐまのコンサート』
デイビット・リッチフ
図書館司書が見た本屋大賞の裏ヒット作『店長がバカすぎて』
こんにちは、古河なつみです。
今年の本屋大賞のノミネートが発表され「またこの季節がやって来たなぁ……」と感じます。
私が司書として働いていた時に予約の手続きがグンと増えるのが「本屋大賞=直木賞>>芥川賞>>>その他の文学賞」という感じだったので「利用者さんの質問に素早くこたえられるようノミネートされた作品と作家さんの名前を覚えるように!」と、ある職場では小テストのようなプリントを毎回配ってくれた
冬の絵本『てぶくろがいっぱい』の温かみ
こんばんは、古河なつみです。
朝や夜だけでなく日中も冷え込んでいますね。
私の住んでいる地域はほとんど雪が降らないのですが、今晩はもしかしたら降るかもしれない……と予報が出ていました。
冬をテーマにした絵本はたくさん出版されているのですが、その中で思わずくすっと笑ってしまった冬の絵本があったので一冊ご紹介します。
『てぶくろがいっぱい』
フローレンス・スロボドキン作/ルイス・スロボドキン絵/三
現代海外文学のトップランナーがわかる『ノーベル文学賞にもっとも近い作家たち』
こんばんは、古河なつみです。
以前にこのnoteで「本好きがこっそり見に行く図書館のとある「ジャンル」とは?」という記事を書いたのですが、思いのほか反響が大きかったので、この時の記事では紹介しきれなかった変わった書評集(正確には文学史・作家論というジャンルです)を一冊紹介したいと思います。
ちなみに前回の記事はこちらです↓
『ノーベル文学賞にもっとも近い作家たち』とは?
青月社という出版社さ
図書館司書が新成人の方へおすすめしがちな鉄板本3選
こんばんは、古河なつみです。
今日は色々な場所で成人式が行われていたようですね。
私が勤めていた図書館では「成人式を迎えた皆さんへ」と題しておすすめ本リストを作成して職員が配って回っていたのを思い出します。
そのおすすめ本リストを作成する時に職員全員から候補本を募っていたのですが、不思議な事に毎年必ず誰かが候補本として挙げる「鉄板本」が何冊かありました。
職員の顔触れが変わった年でもまるで示し
まるで未来予知!児童文学の名手・ロアルト・ダールの考えた「AI小説」の物語
こんばんは、古河なつみです。
ロアルト・ダールというイギリスの作家の短編集にAI小説(あるいはAI芸術)が生まれる未来を予言していたかのような興味深い物語が収録されていたので、紹介したいと思います。
ロアルト・ダールという作家について
「ロアルト・ダールコレクション」と呼ばれる児童書シリーズが出版されており(『チョコレート工場の秘密』『マチルダは小さな大天才』など)映画化されている作品も多いこ