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音で画く、音を編む。

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その日の夜、僕は「音画」を目指しているのだとはっきり解った。数年考え続けていた事への解答だった。 だから何をしても許されるし、現実に何をしても良いのだと思う。 自分の中で制約をつ… もっと読む
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#作曲家

作曲家の自分に、言いたいこと

作曲家の自分に、言いたいこと

僕は約10年の作曲家・音楽プロデューサーとしてのキャリアを経て、
シンガーソングライター「leift(レフト)」として活動し始めた。

この一年、僕はいくつもの側面から自分を掘りに掘り下げてきた。
その度に「従来の自分」「新しい自分」を比較してきた。

今日は、僕にとって「従来の自分」の代表格である、作曲家としての自分に向けて、今思うことを正直に書いていく。

本題に入る前に先日(と言ってももう1

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作曲しようぜ!!作曲不完全マニュアル 第5回『素晴らしきオンコードの世界』

作曲しようぜ!!作曲不完全マニュアル 第5回『素晴らしきオンコードの世界』

少し間が空いてしまいましたが作曲不完全マニュアル5回目です。本当は作曲編だけで4回くらいかなと思っていたのですが書くほどにあれやこれや出てきて今回でちょうど折り返しくらいかなと思ってます。ご購入いただいた方々ありがとうございます。第1回〜第4回までをまとめて購入できるマガジンもありますので個別購入がめんどい方はそちらを。

今回はこれまでのコードを基本としつつそれを崩したものとしてオンコードについ

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「クインテット」「マツケンサンバⅡ」など数々のヒット曲を生んだ作曲家“アキラさん”が音楽と歩んだ紆余曲折の半生とは――

「クインテット」「マツケンサンバⅡ」など数々のヒット曲を生んだ作曲家“アキラさん”が音楽と歩んだ紆余曲折の半生とは――

「パパのようにヒット曲をたくさん作って有名人になりたい」。幼い頃のぼくはそう思っていた。『シャボン玉ホリデー』に映る父のように、飛び跳ねて指揮をして身をよじってピアノを弾く。そんなことをぼくもやってみたかったし、自分の作った曲を誰もが知っているなんて凄いと思っていた。通りすがりの他人が振り向くなんてこともあり、そんな父のやることなすことがぼくを魅了した。いつかぼくもああなりたい、と思ったものだ。

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最近のお気に入りBGM

最近のお気に入りBGM

少し前に、Twitterで音大の先生とやり取りをした際に、「どのような作曲家の音楽を聞かれますか?」という質問があったので、

椎名豪 氏
佐藤直紀 氏
服部隆之 氏

のお三方の名前を挙げさせて頂きました。

恐らく、お三方とも「名前は知らないけれど、音楽は聴けば分かる」というくらい、あちこちに楽曲を提供されているのではないかと思います。

まずはイチオシなのは、椎名豪氏作曲の「鬼殺隊」。

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#53 「100年後も残るメロディー」について考えてみた。【作曲家】

#作曲動画 #DTM

「来世ではちゃんとします」「青春高校3年C組」、NiziU出演のロッテFit'sCMなどの音楽を手がける作曲家・スキャット後藤がだらだらとしゃべってる動画です。音楽大学や音楽の専門学校では教えてくれないことを話してます。

◆フリーランス作曲家のための講座 (3,6,9,12月に募集してます)
作曲家になりたい人、活動規模を広げたい人のための講座です。
https://
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音大生時代、どうやって作曲していたのか?

【縦画面でご視聴ください!】夕方のレッスンで「明日までに一曲作ってきて!」と師匠から言われて、もがきながらアイデアを浮かべていた時の話をしています。

得意技を捨て、一から技を作り、磨く。

得意技を捨て、一から技を作り、磨く。

高校2年生の冬に独学でピアノと作曲を始めた僕は、

例えば

「J POPを作る!」とか「ロックを作る!」とか「オーケストラを作る!」とか、そういう「◯◯を作る」という概念が無い状態で曲を作り始めました

僕は周りと同じように邦楽やJ POPを聴いて育ってきたし、青木琴美先生の「彼女は嘘を愛しすぎている」の漫画に絶大な影響を受けて「俺もアキみたいになりてぇ〜!!」と憧れを持っていたので、

授業中

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作曲なら、そんなに働かなくても年収1,000万円いけます。

作曲なら、そんなに働かなくても年収1,000万円いけます。

こんにちは、スキャット後藤です。フリーランスの作曲家です。

まぁ、とんでもないタイトルですね。完全に釣ってる感じです。悪い商売にも思えますね。いくつかのツイートの流れがあってのこの発言ではあるのですが。情報商材屋?って思われても別にいいのですが、ちゃんと音楽で稼いでるので、気になる人は僕のwebでどういう仕事してるか覗いてみてください。 https://www.cutecool.jp/

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「フリーランス作曲家が、知っておくと活動範囲が広がる講座」説明動画公開します。

「フリーランス作曲家が、知っておくと活動範囲が広がる講座」説明動画公開します。

こんにちは、スキャット後藤です。フリーランス20年目の作曲家です。テレビ番組(ドラマ・バラエティー番組)・映画・CM・ゲーム音楽などいろんな領域の仕事をしています。

2018年1月にスタートした「フリーランス作曲家のためのケモノミチ講座」も現在6期目となりました。この講座をキッカケに少しずつ前に歩き出した人もいます。世の中の動きもいろいろと変わってきたこともあり、第1期の時に比べると講座の内容も

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作曲家が教えちゃうEQテクニック

作曲家が教えちゃうEQテクニック

音楽に関わる皆さんへ!
こんにちは!電子音楽作曲家のWired7iです。
今日は私のEQの使い方を公開します。

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・本編

良いミックスの際に重要になる知識は4つあります。

1、EQ
2、コンプレッサーとトランジェント
3、錯聴
4、リミッターとラウドネス

どれも重要で欠かすことができません。
今回はEQについてのお話をします。

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・EQとは?

EQとは任意の音域を増幅したり

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プロになりたいって若者から作品集送られてきたので、こんなアドバイスしました。

プロになりたいって若者から作品集送られてきたので、こんなアドバイスしました。

こんにちは、スキャット後藤です。フリーランスの作曲家です。

最近、音大卒の若い人からTwitterにDMが届きました。プロで音楽の仕事がしたいので作品集を聞いてアドバイス欲しいってことでした。近しい人だったようなので珍しくちゃんと聞いて、珍しくちゃんと返事しました。

その人に、二点アドバイスしました。

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一点目です。作品集の作り方について。
音楽ファイルがある階層が深いので、もっと気

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noteを通じて起きた変化。

noteを通じて起きた変化。

こんにちは。作曲家で音楽プロデューサーの齊藤耕太郎です。

2018年に訪れた、「自身の作品発表」にチャンスを見出せたこと。それまでのクライアントワーク優先型の音楽活動から、クライアントワークでのバリューも含めた全ての表現活動に対する意味を再発見するためのオリジナル作品発表型に自分自身の志向を変えることができました。Spotify×noteという「クロスコンテンツ型」の発信がかなり成果に貢献したと

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駆け出しのときに買って、今も使える音楽機材たち。

駆け出しのときに買って、今も使える音楽機材たち。

要約すると
①最初にがっつり初期投資が一番コスパ良し!
②50万円くらいは最低でも投資すると後が楽。
③音源や音作りが変わると一気に仕事に繋がる。
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前回のSpotifyオフィシャルプレイリストへの道、
思いがけず沢山の方が読んでくださったようで、
ありがとうございました。

配信の話題は一旦これ以上皆さんに
お伝えできる情報がないため
2回目は、最近よく質問をいただく
DAW体験談を

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東京の空気を詰め込んだ新曲が、東京のプレイリストから海外に飛び火し始めたお話。

東京の空気を詰め込んだ新曲が、東京のプレイリストから海外に飛び火し始めたお話。

1ヶ月以上ぶりの更新です。更新していない間に750人近いフォロワーの方々が増えていてビックリしました。本当にありがとうございます。今後は、なるべく定期更新を目指します。

5月17日リリースの「Cactus」について。GW前からずーっと、CM中心にクライアントの音楽制作に勤しんでいました。今日少し落ち着いて、ようやく記事を書ける気持ちに。

そんな渦中でしたが、5月も新曲をリリースしました!僕がオ

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