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フランスに恋していた20年前の私。パリに憧れていたのに、何故かフランスの片田舎に住む今…

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フランスに恋していた20年前の私。パリに憧れていたのに、何故かフランスの片田舎に住む今の私。そのギャップに我ながら驚いてしまいますが、日本人のいない片田舎で個性溢れるフランス人に囲まれた日々、今も好きな気持は変わらない今のフランスを綴ります。

記事一覧

親が無理をしないフランスの教育システム

フランス義務教育は、日本の幼稚園に相当する「Ecole maternelle」 が3年(2歳半から入学すると3年半、3歳から義務教育!) 小学校「Ecole primaire」が5年、中学校「Colle…

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1年前
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マスタードは我慢できるけど米は無いと困る

パスタにマスタード、食用油。次は米が品薄か!? ガソリンが近所のガソリンスタンドから消えて(現在もハイオクは品薄)冷汗かいたのが一ヶ月前。 急にってわけじゃない…

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1年前

フランスで子育て:音楽は世界共通言語なのだ

小学校に音楽室がない!芸術や文化に力を入れているお国柄、 小学校の授業もさぞかし音楽や芸術に力を入れている プログラムなのだろうと思いきや(ってかなり個人的な思い…

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1年前
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フランスで子育て:学校の行事には親子でどんどん参加してみる

11月に突入したのになんだかとても暖かいフランスです。 これも温暖化の影響なんでしょうか、寒いのは嫌いなのでうれしいけど ちょっと不安にもなります。 先日、「地域の…

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1年前
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フランス田舎暮しのコツ/地域の非営利団体に参加してみよう!

アソシエーション(Association)とは?共通の目的や関心を持つ人々が集まって結成された非営利団体のことを アソシエーションといいます。 文化・スポーツサークルから学校…

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1年前
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<日常困った日記>パスポートの申請に半年以上かかってるんですけど

娘のパスポートと身分証明書の有効期限が過ぎてしまった! パンデミックも落ち着き始めた今年3月。 「今年の夏は日本帰省できるかも」 なんて甘い夢を見て皆のパスポート…

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1年前
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ストですって?ガソリンないと困るんですが

しょうがない、でも焦る日本語の「しょうがない」と同じような使い方で、フランス人が使う言葉で 「C'est la vie. セラヴィ」(それも人生=しょうがないよね って感じ)…

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1年前
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続き/なぜフランスが好きなのかを今更ながらに考えてみた

この記事のはじめはこちらからどうぞ 4,フランスの食べ物海外暮らしあるあるですが、今は和食の方が幸せを感じます(笑)。 東京に暮らしていた時は、フランスの味覚を求…

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1年前
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なぜフランスが好きなのかを今更ながらに考えてみた

私がフランスに来たのは「フランスが好きだから」 「フランス語上達」 「デザイン留学」 などいろいろ理由はあったけど 根本は「フランスが好きだから」 留学することを決…

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1年前
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フランス田舎暮らしの必需品 其の三

庭…だと思う。 必需品かどうかは、賛否両論かもしれませんが 田舎暮らしの快適さがグッとアップするに違いないものが庭です。 街に住むのと違って、アクティビティも制限…

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1年前
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秋の日曜日の過ごし方

フランスの日曜日の過ごし方のひとつとして 家族で散歩をするというものがあります。 天気の良い午前中にみんなで散歩をし、一緒にご飯を食べ午後解散。 またはお昼ご飯を…

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1年前

よそ者にイラッとくるスピードが早いのは万国共通らしい

「田舎で日本人だからとよそ者扱いされた話」ではありません。 事の発端は、フランス田舎生活に欠かせない車。 10年来の相棒、私の愛車「プジョー307」ちゃんがついに引…

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1年前
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フランス田舎暮しの必需品・其の二

それは・・・ 圧力鍋 フランスの田舎だから必要ってわけじゃないんですが 私にとっては必需品です。 特に今は収穫の秋。 菜園や庭で大量に収穫した野菜や果物を 「取り…

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1年前
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フランス田舎暮らしの必需品・其の一

免許そして自動車。フランスに来た当初、自動車免許証は持っていませんでした。 地元・北海道でも自動車は必需品です。 しかし18歳で親元を離れ、美大に通うため東京に移り…

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1年前
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フランスの片田舎で暮らす

みなさん、こんにちは。 東京のファッション小物メーカーのデザイナーとして働きながら、 東京にあるフランスの香りを探し求め、 フランスに行くことを恋い焦がれていた頃…

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1年前
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親が無理をしないフランスの教育システム

親が無理をしないフランスの教育システム

フランス義務教育は、日本の幼稚園に相当する「Ecole maternelle」
が3年(2歳半から入学すると3年半、3歳から義務教育!)
小学校「Ecole primaire」が5年、中学校「College」が4年あります。
その後、高校「Lycee」3年、その後に大学やグランゼコールが続きます。

入学や行事の準備に親の負担が少ない娘が3歳で幼稚園の年少さんに入学した時に驚いたのは
入学準備がほ

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マスタードは我慢できるけど米は無いと困る

マスタードは我慢できるけど米は無いと困る

パスタにマスタード、食用油。次は米が品薄か!?

ガソリンが近所のガソリンスタンドから消えて(現在もハイオクは品薄)冷汗かいたのが一ヶ月前。

急にってわけじゃないけど(数ヶ月前から話は出ていた)
今度は米が品薄(涙)。

忘れもしない2018日11月17日(私の誕生日)に始まった「黄色いベスト」運動。黄色いベストを来たデモ隊がロータリーを封鎖して、車が無いと移動がままならない地方では食料の買い占

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フランスで子育て:音楽は世界共通言語なのだ

フランスで子育て:音楽は世界共通言語なのだ

小学校に音楽室がない!芸術や文化に力を入れているお国柄、
小学校の授業もさぞかし音楽や芸術に力を入れている
プログラムなのだろうと思いきや(ってかなり個人的な思い込み)
学校に音楽室や図工室がない!
ってことに当初は驚きました。
音楽や美術の授業も先生によって
気持ちばかりちょっと触れるだけって感じです。
パリとか都会に行けば美術館見学とかあるのかも
しれませんが田舎は「えっ?」という内容。

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フランスで子育て:学校の行事には親子でどんどん参加してみる

フランスで子育て:学校の行事には親子でどんどん参加してみる

11月に突入したのになんだかとても暖かいフランスです。
これも温暖化の影響なんでしょうか、寒いのは嫌いなのでうれしいけど
ちょっと不安にもなります。
先日、「地域の非営利団体に参加してみよう!」
という記事を書いたのですが

L'APEL(ラペル)とは?L'APEL(Association des parents d'élèves de l'enseignement libre)
という学校の保護

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フランス田舎暮しのコツ/地域の非営利団体に参加してみよう!

フランス田舎暮しのコツ/地域の非営利団体に参加してみよう!

アソシエーション(Association)とは?共通の目的や関心を持つ人々が集まって結成された非営利団体のことを
アソシエーションといいます。
文化・スポーツサークルから学校のPTA 組織などなど、
フランスにはこのアソシエーションという形の団体が
たくさんあります。

地元に溶け込みたいならにはアソシエーションに入ってみよう!フランスに限らず、田舎暮らしは地域に馴染むまでに時間がかかるもの。

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<日常困った日記>パスポートの申請に半年以上かかってるんですけど

<日常困った日記>パスポートの申請に半年以上かかってるんですけど

娘のパスポートと身分証明書の有効期限が過ぎてしまった!

パンデミックも落ち着き始めた今年3月。
「今年の夏は日本帰省できるかも」
なんて甘い夢を見て皆のパスポートをチェックしたら
娘の仏パスポートと身分証明書の有効期限が切れておりました!
これじゃあ、隣国にヴァカンスに行くこともできない。
日本のパスポートはあるものの
フランス出入国で使った事がない。
娘は今のところ二重国籍者だけど
日本のパス

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ストですって?ガソリンないと困るんですが

ストですって?ガソリンないと困るんですが

しょうがない、でも焦る日本語の「しょうがない」と同じような使い方で、フランス人が使う言葉で

「C'est la vie. セラヴィ」(それも人生=しょうがないよね って感じ)

という言葉があります。

自分達でどうしようもできない時に相方がよく言うので
それに結構イラっと来てた私。
「なんだよ、ちょっと他人事、あきらめるの早いしー」って
思ってたわけです。器小さいですねー。
それを感じたのか、

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続き/なぜフランスが好きなのかを今更ながらに考えてみた

続き/なぜフランスが好きなのかを今更ながらに考えてみた

この記事のはじめはこちらからどうぞ

4,フランスの食べ物海外暮らしあるあるですが、今は和食の方が幸せを感じます(笑)。
東京に暮らしていた時は、フランスの味覚を求めあちこち探し回ったなあ。
もちろんフランスの食べ物は、フランスの魅力のひとつだということには
20年近くフランスにいても変わりません!
今は「フランス料理」というよりも、日常生活で食べる食べ物が好きです。

パン全般(お気に入りのパン

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なぜフランスが好きなのかを今更ながらに考えてみた

なぜフランスが好きなのかを今更ながらに考えてみた

私がフランスに来たのは「フランスが好きだから」
「フランス語上達」
「デザイン留学」
などいろいろ理由はあったけど
根本は「フランスが好きだから」
留学することを決めたんだと思う。

それなりに満足していた東京の生活を
切り捨ててまでフランスに来た
あの熱い情熱、フランスに対する愛は
一体何だったんだろうと思う(笑)

フランスのここが好き(当時)

芸術に重きを置く文化。身近なところにすごい芸術

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フランス田舎暮らしの必需品 其の三

フランス田舎暮らしの必需品 其の三

庭…だと思う。

必需品かどうかは、賛否両論かもしれませんが
田舎暮らしの快適さがグッとアップするに違いないものが庭です。
街に住むのと違って、アクティビティも制限される田舎暮らし。
子供がいるなら、なお一層、庭があることの良さを感じられると思います。

庭の良い点

ガーデニングが楽しめる

バーベキューが楽しめる

子供が安全に遊べる

プールが設置できる

庭越しにご近所さんとコミュニケーシ

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秋の日曜日の過ごし方

秋の日曜日の過ごし方

フランスの日曜日の過ごし方のひとつとして
家族で散歩をするというものがあります。
天気の良い午前中にみんなで散歩をし、一緒にご飯を食べ午後解散。
またはお昼ご飯を一緒に食べて午後に散歩というパターンが多いです。

平日は車の移動が多い田舎でも、週末には子供から老人まで家族と思われるグループ(5、6人)が散歩をしているのが田舎の週末の風景。
実家の父が日本から遊びに来たときに、車から近所の森の中で歩

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よそ者にイラッとくるスピードが早いのは万国共通らしい

よそ者にイラッとくるスピードが早いのは万国共通らしい

「田舎で日本人だからとよそ者扱いされた話」ではありません。

事の発端は、フランス田舎生活に欠かせない車。

10年来の相棒、私の愛車「プジョー307」ちゃんがついに引退か!
という状態になった矢先、義父から
「都会では規制があって古い車乗れなくなるから自分の車あげるよ」と、
なんともありがたい話を頂いたのです。

書類の書き換えをすべて終えた時に義父が一言
「車のナンバープレートがイルドフランス

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フランス田舎暮しの必需品・其の二

フランス田舎暮しの必需品・其の二

それは・・・

圧力鍋

フランスの田舎だから必要ってわけじゃないんですが
私にとっては必需品です。

特に今は収穫の秋。
菜園や庭で大量に収穫した野菜や果物を
「取りに来ない?」とお友達から連絡が来ます。
その大量に頂いた野菜や果物を保存食へと加工するのに
圧力鍋が大活躍するというわけです。

この鍋でリンゴや桃のコンポートや
梨とショウガのジャム(この組み合わせが最高)
トマトソースやカボチャ

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フランス田舎暮らしの必需品・其の一

フランス田舎暮らしの必需品・其の一

免許そして自動車。フランスに来た当初、自動車免許証は持っていませんでした。
地元・北海道でも自動車は必需品です。
しかし18歳で親元を離れ、美大に通うため東京に移り住んだ私。
免許は取っておくべきだという親の勧めも聞かず、
「東京では必要ない」と取得しなかったんです。
その後どうなるかも知らずに。。。

田舎で一番に必要な資格って「普通自動車免許証」。
フランス語で「Le Permis B」といい

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フランスの片田舎で暮らす

フランスの片田舎で暮らす

みなさん、こんにちは。
東京のファッション小物メーカーのデザイナーとして働きながら、
東京にあるフランスの香りを探し求め、
フランスに行くことを恋い焦がれていた頃から早19年。

念願叶ってフランスに来たものの、住みたかったパリには行かず、
リヨン、リモージュを経由して
ロワール地方の片田舎に住んで早10年以上が経ちます。
留学当初は思ってもいなかったところに住んでいますが、
個性的だけど懐の深い

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