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続き/なぜフランスが好きなのかを今更ながらに考えてみた

この記事のはじめはこちらからどうぞ

4,フランスの食べ物

海外暮らしあるあるですが、今は和食の方が幸せを感じます(笑)。
東京に暮らしていた時は、フランスの味覚を求めあちこち探し回ったなあ。
もちろんフランスの食べ物は、フランスの魅力のひとつだということには
20年近くフランスにいても変わりません!
今は「フランス料理」というよりも、日常生活で食べる食べ物が好きです。

  • パン全般(お気に入りのパン屋が見つかれば幸せ倍増)

  • チーズ

  • シャルキュトリー(ハムとかの肉加工品、ソシソンと呼ばれるサラミが美味しい、そしてリエット・デュ・マンは地方名産品)

  • お肉(種類も豊富で、値段もお手頃)

  • 安くて気軽に食べれるフルーツ類


特産品リエット。
ルマンのリエットは豚肉ですが、個人的には鴨のリエットも好きです。
朝食にコーヒーに浸けて食べる人もいる(見たことはありません)らしい、
私が住んでいる県では、メジャーな食べ物です。

5,フランス語の気持ち良いイントネーション

気持ちの良い、イントーネーションではあるけど
言ってる内容がわかるだけに、昔みたいに憧れることはなくなりましたー。
普段話していて「あっ、フランス語ってきれい」と思わなくなったのは
ちょっと残念です。

6,フランス音楽のアンニュイな(日本でよく使われるアンニュイの意味)雰囲気

ゲンズブールとかちょっと気怠い感じが好きだった(今も好き)のですが
日本で好まれているシャンソンと今の音楽ってかなり時代の差があります。
フランス音楽界、別にアンニュイ(しかもフランス語でアンニュイは「退屈」の意。苦笑)な雰囲気ではありませんでしたー。

7,お金をかけず豊かに暮らせるライフスタイル

これに関しては、フランスに来てから好きになった点です。
パリをはじめ、地方都市でも自治体が主催する無料の文化イベントは
探せばあちこちで開催されているし、家のインテリアも新品より
中古のものを自分の好きな感じにアレンジしている人が多い。
食べ物も意外に質素だけど、素材の質がいいからそれで満足。
生き生きと楽しい時間を過ごせれば、「お金をかけた・かけなかった」ことはあまり問われない雰囲気が暮らしやすいなと思います。
そして、こちらの暮らしに慣れてからは、
休日に「特別なことをしない」ことに罪悪感を感じなくなりました。
昔は「せっかくの休みになにかしないと、もったいない」
って思ってたんですけどね。

8,くだらないことでも討論できる

これは、フランスのほうが好きです。
「そうなんだー」で話が済まない。
ただ聞いてほしい、「そうなんだー」、「大変だねー」で
済ましたい時は超ウザいですが
誰かしら答えてくれて
会話のキャッチボールをできる、話題に豊富なのって
常にいろいろなことに興味が持っているからできることだし
テキトーな持論でも話に入り込もうという気合はすごいです。


結論として、変化はあれど今もフランスが好きってことでしょうかね。
どちらかというと「住めば都」的な感覚になった気もしますが
憧れと現実は一緒ではなかったけど、渡仏した当時のパワーを
思い出して日々頑張ろうと思います。




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