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フランスで子育て:学校の行事には親子でどんどん参加してみる

11月に突入したのになんだかとても暖かいフランスです。
これも温暖化の影響なんでしょうか、寒いのは嫌いなのでうれしいけど
ちょっと不安にもなります。
先日、「地域の非営利団体に参加してみよう!」
という記事を書いたのですが

L'APEL(ラペル)とは?

L'APEL(Association des parents d'élèves de l'enseignement libre)
という学校の保護者会みたいなアソシエーションには
幼稚園3年、小学校5年と計8年所属していました。

ざっくり言えば、年に数回ある学校イベントの運営
学校の運営費(娘の学校は私立だったので)や
教材や機材、おもちゃなどの購入費を得るために
バザーなどを企画するアソシエーションです。

このアソシエーションには誰でも加入でき
学校に子供が入学したら拒否しない限り
学校の行事を手伝わなくても
自動的に年会費払ってた(20ユーロ以下)
という気軽なものですが
おすすめは、その運営委員として活動することです。
単にイベントに参加するより学校の運営事情が
わかるし、知り合いもたくさんできて
結果として街のコミュニティーにも溶け込む
ことができました。

田舎のワンオペ育児をより楽しく

ただでも異国での子育ては孤独を感じがち。
特に田舎では同郷の人もいなく
日本とフランスの子育ての違いに悩みながら
孤立してしまうことも多々あります。

私達は「日本とフランス、2つの文化を誇りに思って、
フランスで強く生きてく子を育てる」

モットーに子育てをしていたので
娘が幼稚園でのびのび生活していけるよう
親もサポートしようじゃないかと
運営委員に立候補したわけです。

とはいえ、旦那は平日出張で
私はワンオペ育児。
週末イベントなどには二人で参加するものの
会議などは平日だから、メインに活動するのは私。
会議に参加して初めてフランスにはそんな行事あるんだー
て知ったぐらい知識のない私にとっては
常に頭の中にはてなマークがある状態。

それにフランスのアソシエーションって
自主的に参加する方式なので
みんなやる気満々。
自分でできることをどんどんアピールして
グループに溶け込んでいくわけです。
もちろんグループにはメインで
仕切っている人もいる。

最初は、「わー、私とっても部外者って感じがするー」
って居心地悪かったのですが娘のために始めたので、
なぜかやめたいとは思わなかったんですよね。
私も自分でできることをひたすら考えて
どんどん提案していきましたよ。
幸い、元花屋さんでデコレーションが得意なお母さんと意気投合。
クリスマスのバザーの商品、ダンスパーティー(笑)
のテーブルセッティングやデコレーション、
学年末のイベントKERMESSの景品担当として
楽しく8年間を過ごしました。

常に学校の手伝いをしていたので
学校の先生とのコミュニケーションも実にスムーズで
娘のクラスの子たちにも私の名前を覚えてもらい
娘もハーフだからとイジメられることもなく
(というかアジア系は中国人とからかわれる。って、中国人にも失礼なんですけど!)
自分や周囲の人間に信頼を持てる子に育ったので
アソシエーションに参加し、子供達の近くにいれたのは
本当に良かったと思います。

そして、時には組織内の問題や討論
フランス人同士にもある上下関係、気の使い方など
家の中で子育てしているだけじゃ学べないことを
たくさん学ばせてもらいました。

当時、平日は小さい娘と2人きりで
娘の世話に、フリーランスの仕事に
アソシエーションのバザーの作品作りで
家の中が常に作業場状態!
週末家に帰ってきた旦那に呆れられるという日々でした。
今じゃ良い思い出です(笑)。

イベント運営は大変で、小学校とはいえイベントは深夜12時、
夜中の2時、3時に終了することも!ってびっくりですよね。

そこから片付けが始まって、片付けの後フラフラなのに
メンバーの家に行って打ち上げしたり(苦笑)。
もちろん、部外者って感じてた頃は辛かったけど(娘を寝かせるのを言い訳に自分は先に帰って、すべて旦那に丸投げ。汗)
仲間意識を感じ始めてからは、打ち上げを楽しみに頑張ってました。

もし、アソシエーションに入る機会があるのに「自分、外国人だし。。。」って迷っている方がいたらぜひ飛び込んでみてください!
苦労より得られることのほうが大きいかもしれませんよ!


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