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教員研修の記録

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自分が担当している講座を中心に、どんな研修を行なったかの振り返りレポートです。
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#学校

東北六COM祭〜東北GEGにLOCK ON〜開催します!

東北六COM祭〜東北GEGにLOCK ON〜開催します!

東北六県が合同で繰り広げる伝統的なお祭り「東北六魂祭(ろっこんさい)」
これにちなんで名付けました、
「東北六COM祭」!
COMは
Computer,
Communication,
Compassion(思いやり)
のCOMです。

東北地方にあるすべてのGEG(Google教育者グループ)が主催となって創る楽しい学びの場、今回のテーマは「個別最適ってどうやるの?」です。

こんな方におスス

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「学校が変わる!解決志向で取り組む学校教育相談実践講座」

「学校が変わる!解決志向で取り組む学校教育相談実践講座」

福島県教育センター教育相談チームに所属しています。
今年度最後の当チーム担当の専門研修「学校が変わる!解決志向で取り組む学校教育相談実践講座」が終わりました。
この講座では
「生徒指導提要や解決志向アプローチを学ぶことで生徒指導観を見直すきっかけを作る」
「一人でも多く幸せな子供が増えるよう、ケース会議を効率的に行う具体的な手法を体験的に学んで持ち帰ってもらう」
ことをミッションとして行いました。

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ママ教員、保護者の立場からリフレクションしたデジタル・シティズンシップ教育

ママ教員、保護者の立場からリフレクションしたデジタル・シティズンシップ教育

多くの人にデジタル・シティズンシップ教育を知ってほしい一心で、イベントを企画・開催しました。
こちらが開催企画に関する記事⬇︎

こちらが当日のレポートです。⬇️⬇️

私は主催者として、教員として、そして保護者としての立場からも、楽しみながら学ばせていただきました。
ちなみに私はiPad User's Salon東北支部アドバイザーというものを仰せつかっているのですが、
「保護者視点からの意見も

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高校初任者研修「学級経営の基礎・基本」を担当しました。

高校初任者研修「学級経営の基礎・基本」を担当しました。

高校初任者研修の中の「学級経営の基礎・基本」というセッションを担当しました。

その中で、「しくじり先生から学ぼう」というセクションを用意して、いくつかのしくじりエピソードを紹介しました。
エピソードを寄せてくださった先生方、ありがとうございました😊
もちろん私のぶっ飛んだしくじりもたくさん含まれてます😄今思い出しても汗出ます💦笑笑

それから、いよいよ初めて担任を持つことになったと仮定して

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高等学校教員初任者研修「生徒指導の在り方」を担当しました

高等学校教員初任者研修「生徒指導の在り方」を担当しました

この講座でのミッションは、

①「生徒指導」をポジティブで未来志向のイメージに変え、初任者のベクトルを合わせること

②生徒指導が目指すものと、それを実現するための生徒指導の機能について理解してもらい、実践アイディアを共有すること

でした。

開始時と終了時に「生徒指導とは?」という問いに対するイメージをMentimeterに入力してもらい、ワードクラウドにしました。

比べてみると、概ねミッシ

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高校教員初任研一次研修で「生徒理解と生徒指導」を担当しました

高校教員初任研一次研修で「生徒理解と生徒指導」を担当しました

先日の基本研修に続き、一次研修として40名の初任者対象に3日間の研修が行われました。基本研修での担当講座についてはこちら。

今回の研修は残念ながら対面がかなわず、オンラインでの研修に変更されてしまいました。前提として、受講者は1画面であること(サブモニターなし)を考慮しなければなりませんでした。

今回のミッション私が担当した講義・演習「生徒理解と生徒指導」でのミッションは、

①生徒理解の上で

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「教職員のメンタルヘルス」講座を担当しています。

「教職員のメンタルヘルス」講座を担当しています。

初任者研修から中堅教諭の研修、もしくはそれ以上の経験のある先生対象の研修まで、多くの研修でメンタルヘルスの講座があり、それを担当しています。講座の流れのままに内容をご紹介します。

メンタルヘルスの実情Pointとしてお伝えしていること

職場が変わった時はメンタルヘルス崩しやすいので要注意

精神疾患で休職している割合は30代・40代が多い

一旦精神疾患で休職すると長引く&復職できているのはわ

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新しい時代の子どもたち、そして大人ができること

新しい時代の子どもたち、そして大人ができること

新しい時代新しい時代、創造社会、Society5.0などと言われ久しいです。

学校にスマホやタブレットなどの持ち込みがOKという動き、

昔の鍵っ子はスマホっ子と呼び方が変わり、

ゲーム依存は病気に認定されたので保険適用となり、、、。

本当にここ数年の変容は目まぐるしいですよね。

出世する人の要素も変わったそうです。

あるIT企業幹部によると、次の5項目で昭和と令和の違いが明らかのようで

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いじめについて正面から考える(後編)

いじめについて正面から考える(後編)

学校、先生がしていくことのひとつに、「これまでの当たり前を疑う」ことが挙げられると思います。

前編で書いた「からかい」「いじり」「よかれと思って」もそうです。

そして「団結」や「多数決」もそうです。

後編では、リディラバ主催のオンラインセミナーで工藤勇一先生と弁護士の真下麻里子さんが話していたことを、「当たり前を疑い、そして学校ができること」としてまとめてみました。

「団結」「多数決」「団

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いじめについて正面から考える(前編)

いじめについて正面から考える(前編)

2013年にいじめ防止対策推進法ができて今年(2021年)で8年。

横浜創英の工藤勇一校長先生と、弁護士の真下麻理子さんのお話を聞ける機会がオンラインでありました。(リディラバ主催)

今回はその内容を踏まえて、いじめとその対応について考えていきたいと思います。

前編では「いじめの定義とコンセンサス」についてです。

「いじめ」の定義は?現在のいじめの定義は

「児童生徒に対して、当該児童生徒

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キャリア教育に生かす計画的偶発性理論

キャリア教育に生かす計画的偶発性理論

ある調査研究によると、

ビジネスパーソンとして成功した人の、キャリアのターニングポイントの8割が、本人の予想しない偶然の出来事によるものだった

そうです。

ここから生まれた考え方が計画的偶発性理論。

確かにね〜〜〜!

偶然を生かす、偶然を作る
計画的偶発性理論によると、個人のキャリアの8割は偶然から作られるということですが、ただそれが起きることを待っているだけでは何も始まりませんよね。

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デジタルシティズンシップ教育も、パブリックリレーションズも、麹町中などの学校改革も、根っこは同じですよねー。「対話を通し、自律・相互尊重・多様性への寛容さを身につけていく。」教育におけるその不易の部分を、各学校で耕してもらうお手伝いをするのが今の仕事です。発信がんばろ。