2024年度の感染症(予測)

JN.1について書いた予測(1月13日16日など)はそのピークについても概ね当たった。
現在、新規感染者数自体は減っているんだけれども、興味深いことに、街中の咳は増えてきている。印象的には(推定)ピロラ咳と(推定)JN.1咳が半々。感染直後の急性症状としてであれば、ピロラ型がここまで多いはずはない。だから、今の一定数の街中の咳は「持続感染&後遺症」によるものであると推測できる。そして、この「持続感&後遺症」咳の特徴だと思われるのが、「常に咳き込んでいるわけではなく、一見その時感染がないように見える者が突如コロナ咳を始めること」加えてそれが「一定の間隔で起きること」。
Angamaさんの以下ポストの友人もこの状態ではと思う。

この「一定の間隔」はおそらく人によって差がある。でもとにかく共通しているのは、感染後急性症状が引いて、常に咳き込んでいるような状況ではないんだけれども、定期的に「コロナ咳」をしているということ。
私は年末頃からこの傾向に気付いていたので、ピロラ以降(ピロラ、JN.1)の株の特徴として、安定的な持続感染→後遺症が挙げられ、急性症状が引いた後にもウイルス残存排出で人を感染させる能力が高まったのではないかと推測している。
ちなみに抗原検査陽性線ソムリエ(?)渡瀬ゆずさんのご自身の感染で、陽性線が消えたのは発症後12日時点だったとのこと。(渡瀬ゆずさんはワクチンを7回も打っていて、急性症状自体は軽めだったということなのに、である。一般でも同じように確認をすれば、もっと長い間「陽性」が続くだろう。)「お上のご都合」で適当に設定され、それすら機能していない「5日」など、バリバリに感染能力を発揮する時期であることは明らかである。

さらに、最近の傾向としては、ピロラ咳型の後遺症咳の中に、気管支炎的というか肺まで来ているような汚く大きな咳をする者(だいたいノーマスク)が出てきたことも挙げられる。ピロラ以降が急性症状<残存じわじわ型になって後遺症が重くなったからなのか、複数回感染の影響なのかはわからない。
いずれにせよノーマスクは積極的にウイルスを浴び体内に取り入れる生活をしているので、とにかくウイルス曝露量が多い。そしてこの曝露ウイルス量の多さが、感染時の重症化や急性症状が引いた後の影響を強めている(私はワクチン接種者より未接種者の重症化率が高いというのは、未接種者の中のワクチンも含めての厳格な警戒派ではなく、反ワク反コロナで全力でウイルスを浴びに行っている層がデータ上引っかかっているからだと考えている。現にAngamaさんもMakita先生も私もこれまで感染していないし重症化もしていない。だからこういう層はデータ上に表れない)。
Q本人達にとっては「存在しないウイルス」に「なっている」ものに感染し「ただの風邪」を引いただけに「なっている」わけだが、そのように非科学的に自身に都合のよい「お気持ち」のみで動く人間とは異なり、ウイルスに忖度は通用せず、着実忠実に、ミッションを遂行する。
ノーガードノーマスクの全方位ウェルカムしてくれる対象は恰好のターゲットとなる。そして、ノーガード化した社会大衆に見事適応し、ウイルスは「すぐに殺さず、だらだら長く、感染能力も保持させつつ、じわじわ循環器や免疫や認知機能を崩壊させていく」方向への進化を極めた。
「死ななければオールOK」「コロナはただの風邪」「ただの風邪はうつし放題」の愚かな人類に合わせたわけだ。人間とは違って、ウイルスは非常に優秀である。

来年度も引き続き、様々な感染症コンボ(コロナインフルアデノマイコプラズマetc)によって子どもも大人もだらだら休む不毛な状態が続く。加えて、ほぼ確実に麻疹、場合によってはそこに結核、あるいは真菌性の重篤な疾患がさらに入ってくるだろう。コロナ+麻疹による免疫破壊リセットが、他の疾患の蔓延を強化する。いわば人類総保育園児化状態だ。(免疫だけでなくコロナ感染によって知的にも衰える。流石に保育園児まではいかないとしても。いや、こちらは方向としては逆で、老人化すると言うほうが適切かな。)
見えにくい疾患」を舐めきり、皆で仲良く楽しく感染を回すことにした、ウイルスにとってこの上なく快適な体制の中で「見えやすい」「強力な」疫病も蔓延し、その結果「(これまで一般的には少なかった若年〜中年層の)身近な重症、あるいは死」に直面する人間が増える(100年前、っていうかもはや「羅生門」の世界の再来である)。
さらに、JN.1で大多数が複数回感染者になった日本も、事が先行して起きていた欧米と同様に、長期障害によるStudentsの長期欠席、大人の休職離職が顕在化し始める。
要するに、見えやすいものも見えにくいものも、全方位から、感染の波とその余波に襲われることになるというわけだ。

現役の人手も、将来の人手も、ノーガードが刈り尽くしたんだよ。美しいね。もはや沈没船の貧しい安い国に、高度人材が来ることなんてないし、単純労働者だって、メリットが少なすぎ(&デメリットが多すぎ)て、いくらでも他にある、もっと稼げて人権が保障されるところへ行く。

麻疹については、エティハド航空クラスターで特に名古屋の姉妹が典型的な積極的ノーガード行動を高確率でノーマスクでしているので、今月末にはまずは周辺でかなり感染が広がっていることが予測される。
新米IDさんの載せてくださった画像を見る限り、ワクチンで抗体を獲得していたとしても濃厚接触では呆気なく突破されている。

これはやっぱり姉妹のバイト先の塾の中でかなり広がるんじゃないかな。個別でノーマスクだと近距離長時間、集団授業だったとしてもノーマスクだったら大声で飛ばした飛沫量が多過ぎる。集団だったら個室締め切りでどうせ換気も無しだろうし、個別だったらフロアに何組も同時にいるはずだから、いずれにせよ同空間で抗体が無い/抗体で耐えきれなかった者はアウト。


奈良でもインバウンドから既に二次感染が起きているし、今後一週間くらいの間に近畿エリアでも感染例が積み上がっていくだろう。(土日はお役所的には閉庁日だから情報も出てこないだろうけど、その間にも二次感染、場合によっては三次感染は起き続ける。ウイルスに人間様のご都合は全く関係ないのだから。)
現在行政による発表がまだ無い京都に関しても、件のインバウンドが元々いたのが京都で、二条駅から混雑する嵯峨野線を使って移動していることからも近いうちに何かしら出てくることが予測されるし、何よりこの先の桜シーズンで、インバウンドも、既に確実に感染が目視できる大阪奈良名古屋岐阜からも、多くの観光客が集まり、文字通りに人でごった返す状態になる。
ちょうどエティハドルートインバウンドルートも二次感染三次感染が起きている時期なので、桜で集まる全国からの観光客によって、各地に麻疹がお持ち帰りされることになるだろう。
(京都は通常、桜前の2月から3月はじめは行事も少ない閑散期。この時期で既に持ち込みが起きているので、これから月末にかけてはさらに、特に海外からの持ち込みが増える。そしてそれが桜に観光地にの大混雑によってめでたく全国にお届けされる見込みである。)

新年度はまず麻疹パニックだろうね。ワクチン2回接種済みでも元々抗体がつかなかった数%、加えてコロナ感染で免疫リセットされた人間は感染する
そして麻疹の場合、高リスク機関は何と言っても大学になる。留学生、教員の出張、学生の春休み旅行で、現在麻疹が流行している地域との往来、結果の「お持ち帰り」、からの二次感染以降が非常に起きやすい。
名古屋の陽キャ姉妹もそうだけど、大学生は体力もあり行動範囲も広く、周囲との関係性も密だ。マスクもしないで積極的に感染を連鎖させていく。

大学なんて、一番ブレインフォグを警戒しなくちゃいけないところなはずなのに、どうしてノーマスクを貫くんだろう?
キャンパス内禁煙、当たり前になったよね。喫煙は20歳以上であれば法的に禁止されてはいないのに、皆の健康を守るために、禁煙化が進んだんだよね?
駅も、新幹線も同じだよね?マスクのどこが違うの?合理的に説明できるの?
副流煙だって、皆が大好きな「直ちに影響は無い」じゃん。それが昭和の時代から20年、30年と経って変わったじゃない?コロナも同じだけ待たなきゃいけないの?私は待たないしおそらくその間にまともに暮らせる人間なんてほぼいなくなると思うけど(麻疹やその他との複合感染コンボによって)。

ジャニーズの性加害だって、何十年も前から言われていて裁判も行われて判決も出たのにずっと無視されていたのが、やっと、今更、顧みられるようになった。"Me, too."だって"Black lives matter."も、さらに昔からのことがようやく。

私はきっと、生まれる場所も時代も間違えたんだと思う。
20年、30年先までこの国が存続しているかすら怪しいけど、後世のために、遺してきた記述が、せめて受け止める目を持つ人に活きればと思う。

次は人間なんかではないものになりたい。私には人間なんかよりウイルスの挙動のほうがよほど理解できる
でもやっぱり他に危害を加えるというのはいただけないから、ウイルスにはなりたくない。人間が誰も来ない山中、崖の下なんかに咲く花がいい。

希望なんて、どんなに願っても叶うことなんかないって、知っている。もう充分。


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Beasts(理性なき者)
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咳の音による感染株の解析
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謎認知
2024年度の感染症(予測)
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