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empublicメールマガジン「根津の街から」コラム

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エンパブリックが発送しているメールマガジン「根津の街から」に代表の広石拓司が執筆している最新コラムを掲載しています。
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好きなことで、誰かのささいな困り事を解決する

好きなことで、誰かのささいな困り事を解決する

私も立ち上げ時にお手伝いしていた「鶴岡ナリワイプロジェクト」の代表の井東敬子さんから、令和6年度男女共同参画社会づくり功労者内閣総理大臣表彰を受賞されたという連絡をいただきました。
地域で小さく始めたプロジェクトが全国的に認められたことを、私もとても嬉しく思いました。

鶴岡ナリワイプロジェクトは、「好きなこと×地域にいいこと」で"ナリワイ=小さなビジネス"を生み出す人を増やす「ナリワイ起業」を応

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「探究は、なぜつまらないのか」を探究する

「探究は、なぜつまらないのか」を探究する

高校の探究学習の授業で「探究は、なぜつまらないのか」を探究した高校生の話をネットで見かけました。
発表会では「探究の授業、つまらないよね!?」と呼びかけ、ゲームなど好きなことは自主的に行っているのに、探究の授業は受動的になっているということでした。
発表者本人はもともと自分の好きなことを探究し始めていたので、それを授業の枠に押し込められるとつまらない。一方で、慣れていない生徒にとってはサポートが不

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居酒屋以上ワークショップ未満

居酒屋以上ワークショップ未満

長野県と取り組んでいる「まちむら寄り添いファシリテーター」の取組みで、今年度「対話と共創を地域で進めるために探究したいこと」をテーマに、県内各地で実践するみなさんと3つの探究グループを立ち上げ、検討してきました。
探究テーマの一つが「居酒屋以上ワークショップ未満の場を考える」というものでした。

「友人や同僚と居酒屋では多くの人が話して盛り上がり、そこでは個人のことも地域や社会のことも話したりする

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多様な人をどうやって活かしていくか

多様な人をどうやって活かしていくか

「多様な人が活き活きできる組織・地域をつくることが大切だ」
という言葉は、もはやほとんどの人が賛同するでしょう。

しかし、もしあなたが、
人種や育った環境・仕事とプライベートの優先度も違うといった
“多様な”人が集まったグループのリーダーを任されたとしたら、
どうでしょうか?
ワクワクする人よりも「大変そうだな。できれば避けたいな」
と思う人の方が多いのではないでしょうか?

「多様である」とい

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「ラジオ型コンテンツ」という継続的な場づくり

「ラジオ型コンテンツ」という継続的な場づくり

SNSなどの個人発信がますます一般化しています。
Spotifyなどの音楽配信プラットフォームは、個人発で「ラジオ」を手軽に行える環境が整い、使いやすくなったことで発信する人が増えています。

芸能人やコメンテーターも「ラジオ」として配信し、
企業の中でも、エンゲージメントを高めるための「社内ラジオ」の聴取時間が急速に増え、コロナ前に比べると250%も伸びています。
*関連リンク「声の社内報の増加

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正解の安心より変化の中で問い続ける~ empublic 15周年を迎えて 代表 広石拓司より

正解の安心より変化の中で問い続ける~ empublic 15周年を迎えて 代表 広石拓司より

empublicは23年5月2日に15周年を迎えました。
改めて、ここまで継続できているのは、プログラムへのご参加、事業へのご支援やご指導あっての賜物であり、改めて心から感謝申し上げます。
また、これまで事業づくりに参画してくれた歴代のスタッフのみなさんにも改めて感謝を伝えたいと思います。それぞれの時期で努力をしてくださったみなさんのおかげで、現在があると改めて思っています。

前回のメルマガでも

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地域にあるものをもっと活かしあう

地域にあるものをもっと活かしあう

先日、スタッフの久保田とスポーツ庁を訪問し、室伏長官ともお話しさせていただきました。
テーマは「部活動改革を効果的に進めるには?」について、私からは地域づくりの視点から、久保田からはスポーツの現場の視点からお話しさせていただきました。
とてもオープンにお迎えいただき、充実した話し合いをさせていただきました。
*訪問レポートをnoteに掲載しています。https://note.com/empubli

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「新しい知恵に向けて(2)」empublicメルマガ~根津の街から(2020年12月16日)

「新しい知恵に向けて(2)」empublicメルマガ~根津の街から(2020年12月16日)

ウェブメディア「Sustainable Japan」のメールマガジン(12/7)号で、運営会社CEOの夫馬賢治さんが、
日本政府のカーボンニュートラルに向けた政策が動き出してから主要メディアも現状の産業課題を指摘し始めたことに
「せめてあと5年早くこのように状況を報じていてくれたら」と書いていらっしゃいました。
その気持ちにとても共感しますし、その後に「前を見ていく」と書かれたいたことも共感です。

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