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臨床検査技師

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臨床検査技師に関するマガジンです。といっても専門知識よりマネジメントテクニックやマインドなど、新しい時代を生き抜くための noteを書きます!
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#リーダー

医療現場でチームに思うこと

個人の能力を伸ばすこと、チームの能力を伸ばすことは似て非なるもの。重なる部分もあるけど、基本的には別々の作業になる。このことを知らない人が上司にいたり、リーダーだったりすると、そのチームは壊滅的な結果を残すことになる。

ここでいう「結果」とは、業績もそうだし、チームの持続可能性も含まれる。安定した成績を、より安定した状態で続けられる。一時の好成績も大事かも知れないけど、個人的にはアベレージがいい

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仕事を投げるだけのリーダーなんていらない

仕事を投げるだけのリーダーなんていらない

今日はリーダーの仕事について超基本的なことを書いていこうと思います。

なんたって、できていない人が多すぎる…。

仕事は振るものだけど投げるものではない僕は臨床検査技師という、身体の状態を数値化したり、形態学的な検査(画像や見たものを言語化する検査)をやっています。現場の技師として働きつつ、技師長という検査室のリーダーをやっています。

日々ルーティン検査と呼ばれる仕事をこなしながら、マネジメン

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「持たない」チームは強い

「持たない」チームは強い

仕事にはいろんなコストがかかる。

物品や設備による「環境コスト」
人材や労働時間などの「人的コスト」

良いチームというものは、これらのコストをうまく使っている。少ない人数で最低限のリスクマネジメントをキープしながら、可能な限りのアウトプットを出している。

あらゆるコストを「持たない」チームとは、
一体どんな特徴があるのだろうか?

固執するまずできないチームというものは、どういうものなのだろ

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間違った心理的安全性の作り方

間違った心理的安全性の作り方

「心理的安全性」

この言葉が最近、あらぬ方向に走り出している気がする。

というもの先日他の部署のトップと話していたときに「あ、これ間違って捉えている人多そうだな」って感じたことが発端。

仲良しこよしではない一番やってはいけない間違いが「うちの部署は仲がいいんだぜ!」っていうやつ。

仲がいい=心理的安全性が高い ではないことは、ちょっとこの言葉について勉強すれば誰だってわかることだ。

しか

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スマートに仕事できるチームとは?

スマートに仕事できるチームとは?

本当に「スマート」に仕事できるチームとはどんなチームか?ってことをずっと考えてきた。

リーダーになってかれこれ5年ほど。
ほぼ毎日、誇張抜きで考えてきた自負はある。

今ではずいぶんとスマートに仕事できている感じもするけど、うまく言語化できずにいた。

いろんな書籍を読んでは、この感覚を言語化してくれている「コトバ」はないかと暗中模索。でもやっと見つけた。単語ではないけど、文脈として。

それが

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【臨床検査向上委員会】コミュニケーション②〜報連相〜

【臨床検査向上委員会】コミュニケーション②〜報連相〜

では早速まいりましょう。
本日はコミュニケーション編②「報連相」についてです。

報連相の固定概念は間違っている報連相(ホウレンソウ)は一般的に部下から上司、同僚間できちんと行うことが社会人の基本とされているが、個人的にはそれよりも上司から部下(もしくはチーム)へのホウレンソウの方がよっぽど大事だと思っている。

なので今日は同僚間や部下から上司っていうよりは「上司から部下へのホウレンソウの重要性

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5年目現在で感じているチームリーダーとして大切なこと

5年目現在で感じているチームリーダーとして大切なこと

リーダーというのはとても難しいポジションだと日々痛感さえられている毎日です。

だからこそやりがいもあるんですが、自分の至らなさに打ちひしがれる方が確立としては多い印象です。いや、90%はだいたい凹まされます。

その中でもたくさんの気づきがあるので、日々成長するのも実感できるのも面白さのひとつかなとも思っています。

で、チームリーダーとなって5年目なわけですが、今現在感じている「リーダーとして

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分散と集中〜評価されるのはどっち?〜

仕事しているとある壁が迫ってくる。それが「集中と分散」という概念。

超カンタンに言えば

・集中→1つのことを深く深く実行する
・分散→複数のことを広く対応する

当たり前の概念かもしれませんが、これが仕事になると結構難しいモノですよね。たぶん、誰しもが言語化していなくても体感したことがあることかと思います。

集中していれば他のことはできないし、分散していればひとつのことに集中できないしって感

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デスクに座らない理由

今日は職場のリーダーとして

「仕事中、できるだけデスクに座らない理由」

についてお話ししたいと思います。

とはいえ仕事柄、、、

顕微鏡を使っての業務が多いので、座っている時間もかなりあります。それでも、それ以外の時間はできるだけメンバーの周りにいようと意識しています。

職場の管理職というと、奥まった場所でまるでハイラル城に居座るガノンかのように、ドカンと座って定時を待つ…そんなイメージの

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仕事スピードを抑える理由

こんばんわ、だぴてぃです。
今日は誰得かもしれませんが、少し僕の仕事スタイルを書きたいと思います。

僕は病院の検査室にこもっている臨床検査技師です。
いちおう、立場的には、その部屋の責任者ってものをやらせてもらってます。

ただリーダーだからって椅子に座ってふんずりかえっている…ってスタイルはとても嫌いで、むしろ前線で「おい!こっち行くぜ!」って背中で語りたいタイプなので、ズカズカ働いております

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変化を恐れていたらリーダーなんて務まらない

はい、だぴてぃです。

リーダーシップにはいろんな形があるんです。

リーダーがリーダーシップを取るとき、
そのプロジェクトや作業について成果を出すということが目的でありゴールなわけです。

そのゴールから逆算して考える。

ということを常に考えないと
時の流れに追いつきません。

あっという間に置いていかれます。

そして・・・

ある程度結果がでても
決して喜んではいけないし
(メンバーの成功

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知らず知らずに落とし穴に落ちるリーダーの行動

はい、だぴてぃです。

ここ最近は
・noteに関すること
・チームやリーダーに関すること
を交互に発信しています。

ツイッターでは
チームの問題提起ばかりで
なんだか哲学的な感じもしますが
まあ趣味の範疇なのでご容赦を。

今日はですね、
「穴にハマるリーダーの行動」
を超簡単に解説します。

これ、やっちゃダメです。

タイトル通り
知らない間に穴に落ちます。

それはもうびっくり
落ちた時

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チームは言葉じゃなく行動でつくる

今日はライトに書こうと思います。

チームビルディングだなんだと
いろんなシステム論がもてはやされ

さながらサッカーの戦い方みたいな
そんな感じもする昨今のチーム論ですが

どんなシステムにも
メリットがあり
そしてデメリットもあります。

相手(環境やタイミング)によって
チームメンバーによって
取るべき戦略というのは変わってきます。

完璧なシステムや方法論なんて
この世に存在しません。

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【成長ストップ】戦術に縋るな

戦術(マニュアル)が欲しがるのは最近の傾向。

確かに業務も煩雑になってきて、
一人のミスが決定的なことになってしまう…

そんなことが増えてきている。

ただそれは本当に戦術がないことが原因か?
ということは今一度立ち止まって考えた方がいい。

戦術については先日のnoteで
軽く書いたので読んでみてください。

■戦術をとにかく欲する日本人日本人はとくに「戦術を欲しがる」。
仕事で言えば「マニ

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