【成長ストップ】戦術に縋るな

戦術(マニュアル)が欲しがるのは最近の傾向。

確かに業務も煩雑になってきて、
一人のミスが決定的なことになってしまう…

そんなことが増えてきている。

ただそれは本当に戦術がないことが原因か?
ということは今一度立ち止まって考えた方がいい。

戦術については先日のnoteで
軽く書いたので読んでみてください。

■戦術をとにかく欲する日本人

日本人はとくに「戦術を欲しがる」。
仕事で言えば「マニュアル」だ。

チームにはというよりは、
どんな仕事にもマニュアルが存在する。

これは個人に依存せず
一定の対応するためにあるものだが

マニュアルがないと
個人の能力差がそのまま
「仕事のクオリティ」として生じてしまう。

これではいいチームとはなかなか言えない。

ただし、考えておきたいのは

「マニュアルがあったら望むレベルの仕事ができるのか?」

ということ。

■「個」の力を欲する時代

一時期、チーム論者の中では
「サルでもわかるマニュアルを作れ!」
という風潮が流行ったことがある。

これはマニュアル作りの考え方的には
ある意味では正しい観点ではあるものの

一方、懸念事項としては
「ロボット人間」を作り上げてしまうだけ
ということもあげられる。

世間が「正しい」と見ていることにこそ、
実は大きな大きな落とし穴が
そこにあるような気がしてならない。

それは現場を監督するものとして、
いつも感じていることでもある。


スポーツの世界を見ていても同じである。

監督に言われたことしからやらない
もしくは、評価が欲しいがために
監督の望んだことだけをやってしまう人が
圧倒的に多い

それで本当に意味のある仕事、
満足なプレーや仕事ができるのか?
と言われれば決してそうではない。

何のために仕事している?
生活費を稼ぐため?

それならだけなら
それでもいいかもしれない。
決して悪いことではない。

でもその思考は
あとから自分の人生を振り返ったとき

「その時間は意味のある時間だったのか?」
と疑問に思うかもしれない。

チームプレイヤーとして

・決められたことを遂行する能力
・決められたことしかやらない

この両者には雲泥の差があることを
常に意識しておかないといけない。

いい意味で「チーム戦術」を破るプレイヤーは、
やっぱり一味も二味も違う印象がある。

そういう人材は
日本ではなかなか評価されにくいものの、
「個」の力としてみれば
マニュアル人間たちより強いものを持っている。

■さらに「個」が必要だからこそ「チーム」で

さらにいうとこれからは
さらに「個」の能力がさらに重視される時代。

人材難とか言われつつも、
周りを見渡せばまだまだ人材は豊富にいる。

だからいつまでもそこで停滞していたら、
あっという間に置いていかれる時代である。

僕のいる業界(臨床検査技師)でも、
どうやら人材難が叫ばれているらしい。

「らしい」と書いたのは、
現場の人間としてその実感がないから。

アカデミックな仕事をしていれば
もしかしたら感じる部分はあるのかもしれない。

ただ、医療の現場としては危機感はあるが、
実際のところは少し印象が異なる。

成長を目指している人間は
意外とたくさんいるし、
現に専門資格を取得して
現場で活躍している人も多い。

「人材難」

問題はそこじゃない。

チームとしてそういう人材を
活かせるかどうかの問題である。

■「個」の育成を見つめる

・戦術を持つ
・個で戦う

この2つの意味合いに大きな差があることを
しっかりと理解しなければならない。

「個」を活かしつつ戦うスタイルなのが、
医療業界のこれからの生き方であるし、

それぞれのリーダーたちは
このことについてこれまでより強く
意識しておかないといけない。


チームプレーの元となる
マニュアル(戦術)を作りつつ、
「個」の能力を育てることも忘れてはいけない。

どちらか一方に偏ってもダメ。

あくまで「戦術」「個」の両輪が
同じく回るようにしないと
走る道を逸れてしまうことになる。

それこそがリーダーがやらないといけない
大事な仕事である。

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