#美術
作家ゾンネンシュターン:何が本当なのか(アウトサイダー・アート)
フリードリヒ・シュレーダー・ゾンネンシュターン(Friedrich Schröder-Sonnenstern,1892-1982/リトアニア・ドイツ):画家
1892年、ティルジット(東プロイセン/リトアニア)生まれ。
色鉛筆等でシュルレアリスム的な絵を描いたアウトサイダー・アートの作家。
「ゾンネンシュターン」は、ドイツ語の「太陽(Sonne)」と「星(Stern)」からなり、自らを「月の精の
視覚からの位相を考える
ここで申しあげたい事は、イメージは、再構成された視覚だ。それは、絵画・芸術のそれだし、写真、映像のそれだ。
そのイメージが、芸術作品として提示された時、人は、その見解を芸術について、以前、教わった様々な先入観によって影響されるだろう。
美、文化、真理、形態、位置付け、好み・・・
先入観の多くは、過去の曖昧化・美化・神秘化となるのだろう。
それは、「現在は、客観的な事実ではなく、意識的なものである」
クロード・モネの表現力
先日、ポーラ美術館にモネとマティスの作品を見に行きました。
動機は単純でモネの作品を見たかったかたです。
美術館には一人で行きます。
明確な理由があって、作品と全力で対話をしたいのと世界観に没入したいからです。
マティスの作品も素敵でしたが、やはり僕にとってモネとは刺激的な画家である事は間違いありません。
具体的に刺激的だった部分を説明します。
■モネが描いているのは風景画の枠を超越している
女性アーティストSarah Lucas(YBAs)-大胆なユーモアでの不条理を表象
サラ・ルーカス(Sarah Lucas,1962- UK)
身体表現をテーマとした立体、インスタレーション、写真、コラージュ等。
日常にある不条理を強調し、批判的なユーモアを取り込んで表象している。
YBAs(Young British Artist)のメンバーだ。
1962年、ロンドン生まれ。
1987年、ロンドン大学(ゴールドスミス校)を卒業 。
1988年、「Freeze」展-ロンドン大学
東京アダージョ-日本画家-佐藤土筆の奇妙な話
東京アダージョ-日本画家-佐藤土筆の奇妙な夢の話
その画家のアトリエの先には、アカンサスが咲いていた、それは、ギリシャ彫刻の文様にもあることを以前、伺っていた。
欧州から、大変なプロセスをへて、日本に持ち帰ったらしい・・・ただ、その時には、すでに、日本では日比谷公園には、それはあったらしいのだが・・
アトリエには、北向きの光が入る(1日を通して光量が変わらないからだ)、そして、南の庭には、そのアカ
現代アートとその周辺文化を考える
現代アートが成立するバックグラウンドとその周辺は、不可解だが、分かりやすい世界かも知れない。
それは、現代アートの価値を論じる為には、*現代の「メディチ家」(Casa de' Medici:ルネッサンス期にイタリア・ファレンツェに於いて、その財力で芸術家を支援した)という存在のバックグラウンドで成立するという事だ。
そのバックグランドは、狭義の*アートワールド(現代アートの価値と価格)は、なん
女性作家Emily Jacir-アラブの世界をリードする現代アーティスト
エミリー・ジャシール(Emily Jacir,1970- US):概念に基づく作品が著名な、パレスチナ系アメリカ人のトップアーティスト.
「私が成長していた時、アートは私が話すことができる唯一の場所でした」-Emily Jacir
エミリー・ジャシールのコンテンツは、概念に基づき、「アイデアや概念を表現するのに必要だと思うあらゆるメディア」を使用する。そして、エミリー・ジャーシルは、映画、写真、
#1)クリストはグローバルに大規模な梱包プロジェクト等を展開した。
包まれたライヒスターク(国会議事堂)(ベルリン,1971-95)、The Gates(ニューヨーク市,セントラルパーク,1979-2005)、梱包されたポン・ヌフ(パリ,1985)などの大規模作品で知られる。
そのクリストが、2020年5月31日、逝去された、84歳だった。
クリスト&ジャンヌ=クロードのアートエリアは何だろうと、後世に記憶される表象だろう、表象の原点についての問いかけだろう。
#2)インカ・ショニバレのバティック(ろうけつ染め)の意味
インカ・ショニバレ(Yinka Shonibare,1962- ):ナイジャリア系のイギリス人アーティスト。(国籍:ナイジャリア、イギリス)
絵画、彫刻、写真、インスタレーションアート、パフォーマンス他。
作品について、特筆すべきは「*バティック(Batik)」という素材だ。
鮮やかな色と奇抜な柄が特徴の綿布「*バティック(Batik)」を用いて、ヨーロッパ植民地主義時代を彷彿させる衣装をまとう
文化、それは切実な部分をイメージ化する
"文化とは、まずは、切実な部分をイメージ化して表現することだろう"
コンテンツの中に、自身の言葉、所謂セオリーを持つことは大切だし、必須だ。
コンテンツの文化は、影響、継承されるものだが、同次元での模倣だけではないはずだ。
純粋な苦悩中から生まれるその人の文化は、その人の重心や振動、鼓動だ、そのわずかな感性も時間軸、国境を超えて、受け手には大きな感動、鼓動となる。
受け手の側が、どう受け止めよう
#2)Damien Hirst-作品のコンセプトを探る
ダミアン・ハースト(Damien Hirst、1965- UK)
そのコンセプトを探る・・・
コンテンポラリー・アーティストの重要な存在だ、そして、現在、その評価は高い。
代表的なのは”Natural History"、動物(鮫、牛、羊)をホルムアルデヒドによって保存した立体のシリーズだ。
1990年代のコンテンポラリー・アーティストの第一人者として評価は高い。YBAs(Brit artists
Marc Quinn(YBAs)の「Self」を考える
マーク・クイン(Marc Quinn,1964- UK)
現代美術アーティスト:彫刻、インスタレーション、ペインティングなど。
特記事項は:
マーク・クインは、セルフポートレート「Self」のプロジェクトは、作家自身の頭部を型取り(シリコン樹脂)した後に、そこに自らの血液5リットルを流し込み冷凍保存するというもの。1回に使用される血液の量は、人の体内の血液量(体重60キロのヒトの全血液量は約4.