記事一覧
あなたの肩に落ちた真昼の木漏れ日よ。あなたと語りたい海について。
こんにちは、津軽山野です。
怪物のような入道雲を目指して、炎天下の農道を駆けてゆく子供たちを横目で眺めながら、この夏の終わりをすでに感じる今日この頃ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
私が住む北東北の山村もこれまでにない暑さで、アスファルトには陽炎が立ち上っています。
しかし、お盆が終わればあっという間に寒くなるこの町にとって、瞬きのように終わってしまう夏。
私がまだ幼い頃、父が初めて買
知ってるようで知らなかった街、盛岡 後編
こんにちは、津軽山野です。
今回のこの記事は、
以前書いた"盛岡の街散歩記事"の後編です。
前編はこちらから⇩
「懐かしいあの日」のまま、時が止まったカフェ
盛岡散歩をしていた私は、バイク免許の卒検を終えた友人と内丸にあるとあるカフェで待ち合わせをしていた。
そのカフェは、そこを通るいろんな人の「懐かしいあの日」を映し出したようなレトロさで、少し胸がキュッとなるような寂しさまでも感じるお
知ってるようで知らなかった街、盛岡
こんにちは、津軽山野です。
つい先日、友達がバイク免許の卒検で午前中いないということで、ふと盛岡の街をふらふらすることにした。
盛岡は私の住んでいる町からおよそ2時間ほど。
学生時代は盛岡近郊の学校に通っていたので、よく遊んでいた街だ。
ニューヨークタイムズの「今年行くべき都市」に選出されて、なんとなく最近は観光客の方が多いような気がしている。
ちなみに、盛岡出身の私の母や友人たちはこの選出に
あなたの心は手に入らないものだけを見つめていた。
前書き
スタンドバイミーを読んで感動できる高校生はきっと人生2周目やってる人だ。
と、この前、スタンドバイミーを読み返して思った。
私が初めてスタンドバイミーを読んだのは高校一年の春だか夏だか、しっかりとは覚えてないけどたしかそのあたりだった。
人生で読むべきベスト本!みたいな記事を読んで、それをそのまま鵜呑みにして読み始めた単純な私は、内容に全く共感できないまま本を閉じた。
主人公の友達が全
なんと愛しき光の波紋よ、ずっとそこにいて。
人はなぜ水の中で生きていけないんだろう。
と、思うくらい、プールの底の波紋が好きです。
プールの水面が好きすぎてぼんやりとうつ伏せで揺蕩っていたら死んでいると勘違いされたことがあった小学生時代。
部活終わりにプールに行くも、友人たちはみんな部活の疲れで即帰っていった中学生時代。
学校にプールがそもそもなかった高校時代。
銭湯の水風呂の底を眺めていたいばかりに、サウナと水風呂を往復して具合を
三千世界の鴉も眠る、ぬしと朝寝をする日には。
こんにちは。津軽山野です。
久々に『千と千尋の神隠し』を観て、号泣した26歳の大晦日。我ながら良い年末年始を過ごしたと思う。
千と千尋の神隠しを初めて観たのは確か小学生のころ。親が買ってくれたビデオ(当時は現役だったビデオデッキ!)を擦り切れるだけ観て、湯婆婆の台詞を空で言えるまでになった。
「なんであたしがあんたを雇わなきゃならないんだい!」この歳で見ると、なんで良い経営者なんだと思う。
さ
愛をもってそれを見つめて、そして息をして。
津軽山野です。
本日は私のお気に入りの、本当に大好きな美術館についてご紹介したいと思います。
本当に本当に大好きで、同じ企画展に何回も行ってしまうくらい好きです。もっと近くにあったら、危なく破産するところでした。遠くで良かった。
そんな美術館とは、
青森県にある『十和田市現代美術館』です。
十和田市の官庁街通りにあって、
真っ白な外観と、美術館の目の前にあるアート広場はとても目を惹きます。
果てのない寂しさとともに最果てを行け:後編
こんにちは。津軽山野です。
先日投稿した「最果て、とは:前編」に引き続き、
下北半島の旅の記録を綴ります。
下北半島最東端の尻屋崎、霊場恐山。
最果てを目指して向かった旅の先には、
まだ見ぬ美しい風景がありました。
生きて辿り着ける彼岸、仏ヶ浦真っ白な奇岩。どこまでも透明な海。
今は無いアトランティス。風は凪いでいる。
なにやら甲高い鳥の声が遠くに聴こえるが、その姿は見えない。全てが幻だと言わ
果てのない寂しさとともに最果てを行け:前編
こんにちは。
津軽山野です。
随分かっこつけたタイトルにしちゃいましたが、
だらりと記した下北半島の旅行記です。
下北半島、ご存知でしょうか?
知らない方は、InstagramやTwitterで、#下北で検索してみて下さい。きっと下北沢の画像などがたくさんヒットすると思います。
もちろんその下北ではなくて、そこから北へおよそ800キロ。青森県のマサカリの刃の部分。本州最北の地。
大手旅行会