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知ってるようで知らなかった街、盛岡 後編
こんにちは、津軽山野です。
今回のこの記事は、
以前書いた"盛岡の街散歩記事"の後編です。
前編はこちらから⇩
「懐かしいあの日」のまま、時が止まったカフェ
盛岡散歩をしていた私は、バイク免許の卒検を終えた友人と内丸にあるとあるカフェで待ち合わせをしていた。
そのカフェは、そこを通るいろんな人の「懐かしいあの日」を映し出したようなレトロさで、少し胸がキュッとなるような寂しさまでも感じるお店です。
そのカフェの名前は、パァク(Park)
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夏の日差しの中、道ゆく人々が思わず足を止めて見つめてしまうような、そんなお店です。
メニューは手書きで、その品数の多さたるや!
無事お店にたどり着いた友人は、何回も何回もページを捲り捲りしていました。
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私が選んだのはコーヒーフロート。
これまた懐かしさが込み上げるバニラアイスの味!
素敵なグラスに、輝く小さなミルクピッチャー。
外のざわめきが小窓から聞こえるけど、けして不快ではなく、むしろ小学四年生の頃の記憶の中に没入したような、淡い光のフィルター越しに聞こえるような、それくらいのさざめき。
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美しい照明。
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クラシックな床、椅子、テーブル、食器。
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壁はライトブルー。
まるでジブリ映画やウェス・アンダーソンの作品に出てくるような雰囲気。
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店員さんの接客も丁寧で、常連のお客様方が静かに会話を楽しんでいらっしゃったり、一人じっと本を読んでいるお客様がいらっしゃったりと、ただただ穏やかな時間が流れる。
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もし、盛岡で待ち合わせをするなら、
このカフェでぜひ。
夏が似合う街
さて、小腹を満たした我々は寄り道しながらも帰路に着こうと歩きます。
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岩手銀行の赤レンガは初夏の青空に映えます。
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ちなみに室内はこんな感じ。
たまに館内でイベントなども開催していて、そういう時は多くの人々で賑わいます。
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鏡はそこまで来ている夏を映し出している。
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夕暮れに染まってむくむくとした雲が、八幡宮の向こうへ流れていきます。
8月になれば世界一の太鼓パレードととしてギネス記録にも登録されているさんさ踊りが始まります。すでに街を歩くと、遠くから太鼓囃子が聞こえる。
大きく息を吸い込むと、夏の青く清々しい匂いが胸を満たします。
岩手の夏は短く、瞬きをする間に過ぎてしまうような儚さがありますが、盛岡はそんな夏が似合うノスタルジックな街。
もしあなたが盛岡という街を知りたくて、端から端まで、隅々まで歩くには、1日では足りないかもしれないですね。
なんてったって、生まれてこの方岩手に生きている私だって、歩くたびにこうしていくつも発見がある街なので。
喫茶文化の街であり、映画の街であり、懐かしさに思わず足を止める街であり、夏が似合う街、盛岡。
そして、この記事を読んでいるあなたがいつか盛岡に来た日には、盛岡を起点にして岩手の素敵な場所を様々巡ってみてほしい。
広い広い岩手は、あなたの中にあるあなただけの懐かしい思い出をその瞼の裏にまた映し出すだろうから。
さて、では命あればまた他日。
読者諸君よ、絶望するな。元気でいこう。
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