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京都のアレコレ情報局

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京都生まれ京都育ちの私シエが京都のアレコレをご紹介します。 こんなこと知りたい!なんていうリクエストも募集中。不定期更新。
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明治時代の迎賓館で優雅に過ごすカフェタイム『長楽館』

明治時代の迎賓館で優雅に過ごすカフェタイム『長楽館』

今回も翼猫さんからのご紹介。
京都の円山公園にあるデザートカフェ『長楽館』(ちょうらくかん)に行ってきました。

円山公園には過去何度も訪れていましたが、それらしきカフェは見たことがありません。

円山公園のどこにあるんだろうと地図を頼りにテクテクと公園内を歩きました。

確かにこの通りは通ったことがないなぁ。

地図に従い横道に入ると、目的とする場所に到着しました。

出迎えたのは、デザートカフ

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看板猫の面影残る骨董喫茶『ライト商會』

看板猫の面影残る骨董喫茶『ライト商會』

今回も翼猫さんからご紹介いただいた喫茶店です。

場所は、京都市役所前。
映画館MOVIX京都の向かいにある横道を歩くと、『喫茶骨董WRIGHT商會』と書かれた看板が見えます。

映画館にはたまに訪れるものの、喫茶店の存在には気が付きませんでした。
映画の待ち時間にちょうど良さそう。

早速店内へと足を踏み入れました。

店内は薄暗いですが、どことなく懐かしい雰囲気が漂います。
周りを見渡すと骨董

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幻想的な青の光が美しい喫茶ソワレ

幻想的な青の光が美しい喫茶ソワレ

京都三大レトロ喫茶の3つ目としてご紹介するのは、『喫茶ソワレ』。
1948年(昭和23年)に創業してから、70年以上も続く歴史ある喫茶店です。

店名のソワレは、フランス語で夜会・素敵な夜を意味する言葉。
夜会というだけあって、オーナーさんと親交がある多くの芸術家が集う場所だったようです。

前回訪れたフランソア喫茶室の近くにあると知り、帰りに立ち寄ることにしました。
四条通を渡り、高瀬川沿いに少

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フランソア喫茶室で名画と珈琲を楽しむ

フランソア喫茶室で名画と珈琲を楽しむ

前回に引き続き、今回も京都にあるレトロ喫茶を巡ります。
今回向かうのは、木屋町にある三大レトロ喫茶の1つ「フランソア喫茶室」。
名前からして優雅でオシャレです。

フランソア喫茶室は、1934年9月に開業した歴史ある喫茶店。
国の有形文化財にも指定されています。

何度も前は通ってはいたものの、いつも満席で入ったことがありません。

今度こそはと平日の昼頃を狙い、店の前までやってきました。

西洋

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『築地』で飲む京都初のウインナー珈琲

『築地』で飲む京都初のウインナー珈琲

翼猫さんにこんな喫茶店があるよーっと教えていただきました。
京都の四条河原町にある喫茶店『築地(つきじ)』です。

築地は、昭和9年に創業された喫茶店。
京都にある三大レトロ喫茶の1つです。

演劇好きの初代店主が、東京の「築地小劇場」から築地という名称を取ったのだそうです。

長年京都に住んでいて、なおかつ、四条河原町はよく行くのに存在を知りませんでした。

そんなのあったっけなぁ…。

地図を

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薬の神さま神農さん

薬の神さま神農さん

漢方の先生に勧められ、漢方の勉強をしています。
テキストに載っていて目に留まったのが神農(しんのう)。

神農は、今から約5000年前の紀元前2740年頃に生きた中国古代の皇帝です。
医薬と農業を司る神さまとして、今もなお崇められているとのこと。

「神農賞百草(しんのうしょうひゃくそう)」という伝記では、神農のエピソードが次のように語られています。

自らの身体を実験台にし、毒の有無と効能を調べ

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発酵カフェ Haccomachi

発酵カフェ Haccomachi

毎月通っている漢方薬局の先生に発酵食品を専門に扱うオススメのカフェがあると聞きました。

カフェの名前は Haccomachi と書いて はっこまち。
発酵と美しい女性を指す小町を組み合わせた造語です。

店名からして発酵食品には自信がありそう。
期待が高まります。

味噌やヨーグルトなどの発酵食品は、微生物の働きによってできた食べ物。
栄養価が高く身体に吸収されやすいので、腸内環境の改善に役立ち

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売り上げを、減らそう。佰食屋。

売り上げを、減らそう。佰食屋。

京都の本屋でよく見掛ける本があります。
中村朱美さんの書かれた「売り上げを、減らそう」です。
本屋に行く度に目にするので、気になって読んでみました。

中村朱美さんは、国産牛ステーキ丼専門店「佰食屋」(ひゃくしょくや)の経営者。

1日100食限定、ランチのみの営業とし、売上よりも従業員の働きやすい環境を大切にされています。

大切にするのは、従業員よりお客様という店がほとんど。
中村さんは、従業

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リニューアルオープンした京都市京セラ美術館へ行く!

リニューアルオープンした京都市京セラ美術館へ行く!

行ってきました!京都市京セラ美術館!

もともとは、京都市美術館という名称で親しまれていましたが、2020年春、名称を新たにリニューアルして帰ってきました。

リニューアル後の京セラ美術館に行くのははじめてです。

どんな風に生まれ変わったのか、早速行ってきました。

展示会を鑑賞するには事前予約が必要になります。

今回のお目当ては「KYOTO STEAM 2020 スタートアップ展」。

KY

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「新風館」再訪

「新風館」再訪

以前、記事にした京都にある新風館。

商業施設として利用されていましたが、2016年から改築工事が始まり、営業が停止していました。

久しぶりに新風館の前を通ると、新風館の入り口には人だかり。

「おぉ!ついに新風館が再開…!?」

調べてみると、2020年6月11日にリニューアルオープンしたそうです。

早速、烏丸通に面する入り口からゲートをくぐり新風館の中へ。

新風館のレトロな外壁とは異なり

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きとらのシルバージュエリー

きとらのシルバージュエリー

五条のきさき市の帰り道、あじき路地に寄りました。

目的のお店は、きとら(綺斗羅)。

シルバージュエリーを製作・販売しているお店です。

年に数回しか出店されないのですが、運良く開店日にお店を訪れることができました。

きとらの看板を見つけ、早速お店の中へ。

お店の中は、和の雰囲気で落ち着いた空間。

シルバージュエリーやブレスレットが並べられていました。

ペンダントトップは、梅や桜、折り鶴

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のきさき市でお抹茶づくり

のきさき市でお抹茶づくり

あじき路地に出店しているオリオンの小箱さんに、こんなのあるよーと教えて頂きました。

五条のきさき市。

五条通の軒先で開催される年に1日だけのクリエイターズマーケットです。

マーケットには五条通に暮らす人やはたらく人が集まります。

のきさき市当日、五条通をぶらりと散策してみました。

こちらは、ゲストハウスにあるお茶室を使ったカフェです。当日だけの限定オープン。

五条通はあまり歩かないので

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すずめ家さんの手製本ノート

すずめ家さんの手製本ノート

久しぶりにあじき路地へ行きました。

路地には見慣れぬお店の看板。

こんな店あったかなー。

看板には「手製本ノート、紙こもの すずめ家」
とあります。

あじき路地には、作家さんが住まずに、週替わりで利用する町家があります。

すずめ家さんは、その町家で販売を行うお店でした。

あじき路地での販売は、たまたま通り掛かったその週だけのようで、運が良かったです。

さっそくお店の中へ。

店の中に

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KYOTO GRAPHIE 写真展巡り

KYOTO GRAPHIE 写真展巡り

KYOTO GRAPHIE 京都国際写真祭 が開催されました。

テーマは「LOVE」。

京都市内にある寺院や歴史的建造物が、写真の展示会場となります。

会場は全部で16ヶ所。

今年は5月の連休を利用し、いくつかの会場をまわってみることにしました。

去年は一ヶ所しかまわれなかったので、、、

まずはじめに行ってみたのが、新風館。

新風館については、以前、note でもご紹介しました。

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