#日本史
浅田次郎にハマれば歴史が知りたくなる~「幕末史2」
浅田次郎氏の小説パターンには、ただ単に時系列で物語が進むのではなく、さまざまな人の証言から全体の流れを構成し、ストーリーの核心に触れていゆくものがあります。
序盤は何の話なのかわからないものも、ひとたび共通点が見えると、もうページをめくる手は止まりません。
様々な角度から見た状況が自分の頭の中で組み立てられ、次第に輪郭がはっきりしてくるという感じです。
このあたりは非常に上手い!
一人一人
フロイスが見た日本のクリスマス
早いもので、もうクリスマスの時期となりました。
まずはm.Aさんの記事を紹介させていただきます。
彼女は主に西洋史関連の記事を書かれていて、サバサバした文体で無駄な言葉は一切なく、端的で解りやすい記事なのです。
日本史しか知らない私にとって、いつも興味深い学びがあり、見識が広まります。
本日の学びは「ビーダーマイヤー時代=わびさび時代」でした!
詳しくは是非とも記事を読んでくださいね。
さ
《日本史》源氏の血筋とその後
こんにちは。
Ayaです。
11月半ばも過ぎ、『鎌倉殿の13人』も佳境に入りつつありますね。
大泉洋さん演じる源頼朝が死んで以降、時々見るようにしてます。
今週は公暁による実朝暗殺が放送されます。公暁は実朝の首を抱えて三浦義村のもとに向かいますが、すでに裏切りを決めていた三浦は部下に殺害させます。
こうして源頼朝の血は絶えたとされていますが、実は少しだけ続いていたのをご存じでしょうか。
源鞠子(
歌人 平忠度(たいらのただのり)と右腕(その3 全3回)
忠度はね、薄らいでいく意識の中ではて西はこちらかやと体の向きを変えるとね、こうして静かに念仏を唱え始めたんだ。忠度の白い顔は青ざめていったんだよ。
忠澄はね、勢いあってこそ撃てる首も念仏を唱えられるとね。やりずらかったよ。
「名のある大将軍に違いあるまい。」
忠澄はね、首を撃つとその体を調べてみたんだよ。するとね、箙に結びつけられた短冊があったんだ。箙とはね、矢を入れて背中に背負っておく細長い入れ
歌人 平忠度(たいらのただのり)と右腕(その2 全3回)
忠澄は大声で呼びかけたよ。それは、色白く、ひげをたっぷりとたくわえ、白月毛の馬にまたがって、赤地錦の直垂に黒糸威の鎧をつけて、兜をかぶりもしないでいる。名のある大将に違いなかったんだ。
「私は、お前の味方ぞ」
忠度は落ち着いて答えたんだ。そうさ。嘘を答えたんだよ。その時チラリと口元が見えてしまった。忠度は歯を黒く染めていたんだ。源氏には歯を黒く染めている者なんてなかったからね。平家の者に間違いなか
歌人 平忠度(たいらのただのり)と右腕(その1 全3回)
行き暮れて 木の下陰を 宿とせば
花やこよひの 主ならまし 忠度
今日はね、この歌を詠んだ平忠度のお話だよ。忠度は戦いなんかしたくはなかたっんだ。お花や雪を見てロマンチックに歌を詠んでいたかったんだよ。
ポンと昔。源氏に追われた平家たちは京都から兵庫へと逃げて行ったんだ。平家たちはもう一度都の京都を奪い返してやるぞと兵庫の福原に集って東の生田の森と、西の一之谷に砦を築いていたんだよ。そうし