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chiy
2023年5月26日 08:50
夢を見た。それは、かつてのわたしとあなただった。それは、今になって見る夢でも回顧するほどの過去でもない。おわりだってなかったけれど、はじまりさえなかった二人。あの頃。何を想っていたのだろう。飛び立つ鳥に己を重ねては、飛べないことを嘆く。そんな日常と非日常を行き来するもどかしい苛つきと、探り合いがあった。確かにあったのだけれど、確実になくなってしまったそんな恋
2023年5月9日 00:42
脚本家は言った。「フェードアウトしていくような、余韻を残す感じじゃなくてさ。なんかもっとこう、最後、カットアウトするような、そんな人生を贈りたい」人生はドラマだ。始まりがある。続きがある。そして必ず終わりがある。再放送の7話だけが観れなかったけれど、その空白を想像で埋める作業は、案外嫌いではないように思える。だけども最終回が納得いかない終わり方だった途端に、口を出したくなる
2022年12月15日 20:27
その存在を忘れた頃に 目の前に現れるカムパネルラが僕にも いる。彼はまるで僕の親友のようでいてだけど敵のようでもあってそして家族のようでもあるんだ。きっと出身地は あの星座の中かな。寂しいと思うかい?いいや、僕は孤独が好きなのさ。だけど 体温はたしかに宇宙にあったから僕は恋しくなってしまって少しだけ君に会いたくなったよ。またしても、「早く書きなよ」ということだけを言
2022年12月14日 22:36
人にやさしくという唄があるね。THE BLUE HEARTSの有名な歌。人に、やさしくありたいと思うよ。いつだって、やさしくしたいし、やさしくしてほしいし、やさしくありたいと思う。それはそれで、本心なのである。だけど優しくできない、人に。他人に、自分以外の誰かを、まるで、全てが敵になったかのような、そんな錯覚に陥る日があるのだ。みんな優しくしてくれている。みんな優しい。
2022年11月26日 11:58
いつもの朝に怯えては 夜を無視してるキカイテキナアイサツ逆回りの秒針も気付かないフリしてんだ開かない目 急かすんだ今日はどっか出かけたいようなほら 段々近づいていくけど 段々遠のいていく追いかけっこする毎日をランダムに溶かす走る空サインが流れる写真だけの合図で夢にまで見てた夢は何だったっけ「それでいいや」滲んだ過去を噛んだ帰る場所さえもないくせにまだ
2022年10月3日 00:48
僕は泣いて僕は泣いて君は笑って君は笑って僕は笑って僕は笑って僕は笑って君は今日も泣いてる「こんなはずじゃなかった」「そんなつもりはなかった」後悔をしている誰もが勝手な理想だらけで夢を追って夢は老いて夢を置いてきたあの日重なってもすぐに忘れられていった愛してる とか言ってさ愛してるの意味をいつでも間違って覚えては愛してほしいと嘆く無責任を
2022年8月25日 23:50
許せない出来事。罪と罰。葛藤。誰かの言葉。誰かの表情。今、ここにはない笑顔。それでも。それらの過去が溶けてく時間というのは、たしかに存在していると思う。過去のそれらは風に乗って、砂にまぎれていく。決して見つかることはないだろう。だけども、私の心には残っていて残していて、ふとしたとき掬い上げることになるのだろう。波の音を聞いた、それは確かに夢で、現実
2022年8月21日 11:56
考えるだけでドキドキして目の前に来ると緊張するだけど会話をできたときは嬉しくて会えない日は少し気分が塞ぐ。私はこの感覚を、既に知っている。パソコンに向かう。運命の出会いを求めて、今日も私は書いている。「今日はここまで」と一旦離れてもああしようかなこうしようかなあらゆる試行錯誤の波がきて頭と心から彼らが離れてくれることはない。それはまるで、恋のようだ。心
2022年7月11日 02:33
渦の音が聞こえる。ゴォゴォと、それはまるでジェットコースターのような音で、暗く、地響きを伴い、だけども確かに、私の腹の底まで響いてきた。いろんなものを受信したここ数日は、自分が巨大なアンテナになってしまったようで居場所が屋根裏にしかないように感じてしまったよ。磔にされているキリストの気持ちが、今ならわかるそうおもったことは果たして優しさだろうか。諦めてしまった。何を?夢を?
2022年6月8日 01:26
僕は比べて、また比べて。そうやって 透明なこたえあわせをしたがって、それが、究極の自傷行為ということに、気付いては、いるんだと思う、のに、けれども殺気を放つほどの繊細さにもう何も勝てる気がしないのは何故か。絶望と希望を、まるで双子の姉妹のように愛おしむ。今日をうまく生きられない脆弱者が、未来の心配をするとは何様だろう。最下位になったもんだな。見事すぎるね。僕が1位になれる
2022年4月18日 22:51
もしも私が死んだらきっと私は、笑うだろう。もしも私が死んだら、あの人は泣くのだろうか?いいえ、死んだ事さえきっと5年後に知るのです。風さえも頼りにならないほどほんの些細な、そうそれはまるで、溶けていく飴細工を、固めて、不細工な琥珀のようにしてしまうくらいの時間と魔術をもって意外ですか?それもある意味 縁なのだ。もしも私が死んだら、病んでいたもんねと、きっと尾鰭を
2022年3月28日 21:18
そろそろ人間にも自動洗浄機能が備わってくれたらいいのにと、狭いユニットバスでシャンプーを洗い流すたびに思う。ガソリンスタンドなんかに行くと、車を少し前に進めるだけで洗剤からなんから出てきてきづいたら洗い終わってておまけに乾燥までしてくれる、なんて超絶神がかったシステムがある。あれが銭湯とかにあればいいのに。もしかしたらあたしが知らんだけで、世界のどこかにはあるんかな。大人になっても世の中は知らな
2022年3月26日 00:52
そうだ、きみの人生はね、きみだけのもの。この言葉、もう何度聞いた?わかっては、いるよ。ぼくの人生、ぼくだけのものだ。それはわかる。物理的にも哲学的にも、はたまた道徳的にも、うん。ぼくの人生はぼくだけのもの。そりゃそうだろうね。そうだろうよとしかいえないよ。でもぼく、きみと生きていてきみがよろこぶ顔がみたいぼくがいままできみにがまんさせて出来なかったこと今のきみなら、出来るだろう
2022年3月16日 23:26
僕はずっと、きみのことを放置してしまっていた。そのことに気付いた頃には、きみはそっぽ向いて機嫌を損ねてしまっていた。当たり前だよな、人は大事にしてくれた人のことしか大事にしないように出来ている。「ゴメンね、気付かなくて」『どうでもいいけどさ、あんた気付くの遅すぎ』「そうなんだよ。僕はいつだってそうなんだ」『なんで気付かなかったか、わかる? あたしはずっと伝えてたのに』「気