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【2021年最新版】就活セクハラ4つのパターンと対処法

こんにちは!
就活アドバイザーのYasuです。
久しぶりの投稿となってしまいましたが、就活関連で気になったニュースについて解説したいと思います。

題名にある通り、「就活セクハラ」のニュースが最近多いですね。

Web面接が増えたことによって、コロナ前よりセクハラの件数が増えているとのことです。

NHKが発表したデータによると、何と4人に1人の就活生が就活セクハラを経験したとのこと。

女性だけかと思いきや実は男性へのセクハラの方が割合が多いです。
かなり驚きの統計でした!

その後の選考のことを考えて泣き寝入りしている学生も多いかと思いますので、実際はもっと多くのセクハラが横行している可能性があります。

今回は、近年問題視されている、就活セクハラの実態と解決方法について解説した後で、私の見解を述べます。

筆者ってどんな人?
2019年卒で、総合商社にて勤務しております。
趣味:読書とスポーツ全般
出身大学:MARCHレベル
就活時は幅広く業界を見ており、40社にエントリー。面接も70回以上受け、結果的に外資金融、外資コンサル、大手食品メーカー、広告代理店を含む6社から内定をいただきました。
noteでは、就活のコツや総合商社業界に関する記事を中心に書いています。
学歴で諦めない、攻めの姿勢の就活を応援します!
profile:https://note.com/bookbility/n/nfd1539ae83ba

就活セクハラの4つのケースとは?

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まず、就活セクハラとは何を指すのか、説明したいと思います。
かなり多様化していますが、4つのケースに分けて紹介してみます。

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参考:NHK 就活応援ニュースゼミ

①性的な冗談(40%)
一番多かったのは、「性的な冗談」です。
これは平たくいうと、下ネタを話すことですね。
冗談っぽく話してごまかしても、受け手が不快感を感じた場合は勿論セクハラです。
Web面接にて「全身を見せてくれ」「部屋を見せて」と強要されるケースが増えていますが、選考に全く関係ないので従わなくてOK。
性的な発言を言ったあとに、免罪符のように「これ言ったらセクハラになっちゃうか」と言って、罪逃れをしようとする社会人もいるようなので、厄介です。

②食事やデートの誘い(28%)
私が個人的に一番たちが悪いと思ったのが、このタイプ。
社会人から、
「食事をしながら、あなたのことをもっと詳しく知りたい」
などと言われたことがありませんか?
「優先ルートに乗って今後選考が有利に進められるのかな?」
とワクワクしながら行くと、ただの完全にプライベートの会食だったというパターンです。

立場を利用して、「就活を頑張りたい」という学生の思いを踏みにじる、最低な行為ですよね。就活生からしたら時間が無駄になっていしまいます。
社会人が異性の学生と1:1で個人的にご飯へ行くリスクはかなり高いので、普通の社会人の感覚ではやらないかなとは思います。
レストランでの会話=オフィシャルな選考になることはまずないですね。

③性的な事実関係に関する質問(26%)
これは単純明快で、
「○○さんはモテるでしょ?」や「彼氏いるの?」などが該当します。
性的な冗談と一緒で、コンプライアンス意識の低い社会人は当たり前のように聞いてきますが、受け手が不快に感じたら立派なセクハラになります。

④身体への接触・性的な関係の強要(25%)
リモート関係なく、インターンや対面の面接で、身体に接触する or 性的な関係の強要されるケースが散見されています。

OB訪問でも後を絶たない事例ですね。
LINEなど個人所有のコミュニケーションツールを使って、迫ってくることが多いですので、容易にSNSを教えないようにしましょう。

上のデータを見ると分かるように、就活セクハラ=これ!というものがなく、本当に多様化していますので、気を付けて下さい。

就活セクハラに遭ったときの対処法

就活セクハラに遭ったときの対処はひとことで言ってしまうと、
”丁寧に理由を述べたうえで全力回避”です。

うえの4つのケースに当てはめてみると、

①、③:「選考に関係がない情報になるかと思いますので、差し控えさせていただきます」
②:「正式な選考の場にてお話しさせてください」
④:身体接触「やめてください」 →酷い場合は他の社員に通報
       性的関係の強要「正式な選考ではないと理解していますので控えます」

分かってはいるけど、これ言ったら採用に不利になるのでは?
と思った学生の方いらっしゃいませんか?

NHKの記事で弁護士の新村氏は就活セクハラについて、こう語ります。
以下抜粋です。

「採用してもらう立場だから何でも我慢しなきゃいけない、なんてことはありません。まずはどのような言動がハラスメントにあたるのかしっかりと知ることが大事です。それでもその場で『セクハラですよ!』と指摘するのは難しいことですが、1人1人が問題意識を持つことから始めてほしいです。
そして、トラブルがあったら大学のキャリアセンターなど信頼できる大人に相談してください。

私もかなり同意です!
どのような言動がハラスメントにあたるのかを理解したうえで、しっかりと指摘すべき。
それでも解決しない時は、第3者に頼るのもOKです。
キャリアセンターが一番身近かもしれません。

相談期間が終わってしまいましたが、労働弁護団が就活セクハラに関する無料相談を行っていました。

こうした信頼できる第3者機関への相談も選択肢に入れてOKかと思います。

私の見解「そもそもセクハラが横行している会社に行きたいですか?」

Noteサムネ

最後に就活アドバイザーの私の意見を述べたいと思います。

まず、就活セクハラはとても卑怯な行為だと捉えています。
学生は本気でその企業に行きたいからこそ、真剣に話を聞いているのに、その思いを100%踏みにじり、社会人が私利私欲のために利用する。
立場の差を使った犯罪で、あってはならないですね。

Web面接の導入でセクハラ案件が増えていますが、ぜひ皆さんには積極的に指摘してほしいなと思います。


セクハラを強要する社会人はどう考えてもコンプラ意識が低く、会社での裁量が少ないと思います。
「一緒にご飯行ってくれたら、内定確約」
大企業だと色々な目で学生を審査するので、そんな甘い話はあり得ないのです。

自分の立場や裁量に自信がないからこそ、年下の学生にプライベートの場で会うのであって、もし本当に選考目的なら会社でピンアポを組むのでは?と思ってしまいます。

また、仮にセクハラを受け入れて内定をもらったとしても、本当にそんな会社に行きたいでしょうか。
これからも少なからずセクハラを許容しながら、働かないといけなくなる可能性もありますよね。

社会人と比べて学生は「弱い立場」だと思ってしまいがちですが、そもそも
「優秀な学生がほしい」という企業と
「キャリアビジョンを叶えるために企業に入りたい」という学生のマッチングに過ぎなく、上下はないはず。

正当に能力の評価が行われ、学生が我慢することなく採用活動が行われることを祈っています。

熱くなってしまいましたが、今回はここまでにします(笑)

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