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本のこと

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本にまつわる、わたしなりの考えかたをまとめています。
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記事一覧

無理をしない、長時間労働もしない。それでも年商3億円の人気店となった理由とは。『山の上のパン屋に人が集まるわけ』

無理をしない、長時間労働もしない。それでも年商3億円の人気店となった理由とは。『山の上のパン屋に人が集まるわけ』

いつか自分の本屋を開きたいという夢がある。これは夢も夢、実際できるかどうかもあやふやな、かなりほんのりとしたものだけれど。

たまに、本屋をやるならどんなところにしようかと夢想する。
自然豊かなところがいいかな、お客さんがゆっくりと過ごせるような。
でも、交通の便が悪いとお客さんが来ないかもしれない。
ならやっぱり街中?なんなら駅近のほうがいい?人通りの多いところのほうが、お客さんの目に留まりやす

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もしも読書会をひらくなら

もしも読書会をひらくなら

ずっとやってみたいことのひとつに、「読書会を開催する」というのがあります。

そう思った矢先に、感染症が蔓延してしまったこともあり、まだ実現できていないのですが。

もし、これから読書会を開くとしたら、どんな名前で、どんな感じがいいだろう。この記事は、そんなわたしの妄想をつめこんでおります。

❁読書会の名前

→本読み女子会bouquet(ブーケ)

実は、もし開催するのであれば、本好き女子会に

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愛するということ

愛するということ

先日、こちらの記事でも触れたのですが、

『愛するということ』
『愛とためらいの哲学』

という、愛に関する本を2冊読んだ。

それで気づいたことや、わかったことがいくつかあったので、今回はそのことについて書こうと思う。

❁愛だと思ってたものは、愛じゃなかったのかもしれない

2冊を読みながら、過去の恋愛(6年付き合って別れた人)と、夫との今の生活に思いを馳せていた。
そのなかで痛感したのは、今

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未来に、ちょっとした楽しみを

未来に、ちょっとした楽しみを

先日、コトゴトブックスさんで本を予約しました。ジェーン・スーさんの『きれいになりたい気がしてきた』。
本を買うと、スーさんがみずから買い求めてくださるおすすめのクッキーがついてくるとのこと。なんという贅沢。

こちらの記事でも書きましたが、最近『OVER THE SUN』というポッドキャスト番組にはまっておりまして。

職場内異動で、全然興味ない分野の部署に配属されてしまってすごーく憂鬱な毎日です

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わたしの推しサービスの話

わたしの推しサービスの話

昔から、バッグが重いタイプの人間だった。
心配性でいろいろなものを持ち歩きたくなってしまう性格というのもさることながら、わたしの場合、一番大きいのは「本」の存在だったりする。

電車での移動時間とか、誰かとの待ち合わせに早く着いたときとか、そういう時間はできるだけ本を読みたい。だから、外出時には必然的に本を持ち歩くことになる。

読みかけの本、もし時間があったら読もうと思ってる本、買ったばっかりで

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今年の読み初め本はなんですか?

今年の読み初め本はなんですか?

こんにちは、yukaです。

新年を迎えて、今日で3日目。
初詣は行かれましたか?

わたしは今日行ってきました。思いのほか人出もそこまで多くなく、比較的ゆったりと参拝することができました。お参りする時に多少並んだくらい。人だらけでぎゅうぎゅうの場所は苦手なので、一安心でした。

おみくじは半吉。初めてお目にかかりました、半吉。「やる前は難しいと思っていたことでも、やってみると案外うまくいくよ」み

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読書じゃない読書はあるのか

読書じゃない読書はあるのか

こんにちは、yukaです。

だいぶ前になりますが、Twitterの読書アカウント界隈で、あることが話題になっていました。

それは、「自己啓発書ばかりをたくさん読むのは、読書じゃないのか?」ということ(というニュアンスのことだったと記憶してます、違っていたらごめんなさい)。

どういう流れでそうなったのかはっきりとはわからなかったのですが、どなたかが上げたツイートが元になって論争が巻き起こってい

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わたしにとっての「本」とは何かを考えてみた

わたしにとっての「本」とは何かを考えてみた

こんにちは、yukoです。

今回は、わたしにとって「本」とは何なのか?ということについて考えた話をしますね。

私は、小さい頃から本が好きでした。小学生のころには、小説とまではいかないようなお話を自分で作って、ノートいっぱいに手書きで書いていたこともあります。本を読んだりお話を作ったりするのはすごく楽しくて、そこから本の世界にのめりこんでいったような気がします。

お話を作るのは、中学に入って部

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御書印めぐりの旅に出たい

御書印めぐりの旅に出たい

こんにちは、yukoです。

私がいま気になっているものに、『御書印』というものがあります。

詳しくはこちらのnoteから。

本屋さんに入って、そこで印をもらう。添えられる一言やイラストはもちろん書店ごとに異なるオリジナルの物なので、思い出や記念にもなるし、本屋さんに行く楽しみが増えるし、本好き・本屋好きにはたまらない企画です。

数年前から『御朱印』がちょっとしたブームになっていますが、わた

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怪盗クイーンに再会した話

怪盗クイーンに再会した話

こんにちは、yukoです。

突然ですが、怪盗クイーンをご存じのかたはいらっしゃいますでしょうか。

実は先日、Twitterでこんなニュースを目にしました。

懐かしくてびっくりしたので、思い出話も交えつつ、クイーンの話をしてみようかと思います。

❁怪盗クイーンとの出会い小学生の頃、青い鳥文庫で出ていた、はやみねかおる先生の「夢水清志郎シリーズ」が大好きで。新作が出ては少ないおこづかいを握りし

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わたしは、なぜ書くのか。『書くことについて』スティーヴン・キング

わたしは、なぜ書くのか。『書くことについて』スティーヴン・キング

子どもの頃、わたしは小説家になりたかった。

本を読むことが好きで、学校の図書室に足しげく通っては、常に何かを読んでいた。学校で、希望の本をまとめて注文してくれるときがあって、その注文用紙が配られる時がものすごく楽しみだったし、図書室にあった『マチルダは小さな大天才』という本が特に好きで、何度も借りていたことを覚えている。

そんなふうに本が好きだったので、「自分も本の作者になりたい」と思うのはご

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『琥珀の夏』で感じた、母子の繋がりとか、子どもの幸せとか。

『琥珀の夏』で感じた、母子の繋がりとか、子どもの幸せとか。

小学5年生くらいのころ、あるプログラムに参加したことがある。
それは、市内の小学校からそれぞれ二人ずつ選出されて、そのメンバーで半年間、月に1回くらい集まってレクリエーションをやるというものだった。

わたしは小さい頃から人見知りが激しかったけど、そのプログラムは何となくおもしろそうだと感じて、珍しく自ら「行きたい」と名乗り出た。小学生くらいの頃は学級委員をやったりもしていたし、まだ何となく自分に

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7月に読んだ本と、今月のベスト本

7月に読んだ本と、今月のベスト本

こんにちは、yukoです。

今回は7月に読んだ本のまとめと、その中からわたしが勝手に選んだ個人的ベスト本をご紹介します。

それではさっそく振り返っていきましょう~。

❁7月に読んだ本たち7月に読んだ本は、漫画5冊を含めて15冊でした。

Kindle Unlimitedで読める軽めの本を片っ端から読んでいた感じです。なので小説をあんまり読めなかったのが若干無念。

では何冊かをざっとご紹介し

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夏の課題図書をきめました。

夏の課題図書をきめました。

こんにちは、yukoです。

この夏によみたい、個人的課題図書を3冊きめてみました!

❁2021年夏の課題図書❁
○琥珀の夏/辻村深月
○万事快調(オール・グリーンズ)/波木銅
○ここじゃない世界に行きたかった/塩谷舞

なんでこれらの本を選んだのか、それぞれお話ししていきますね。

○琥珀の夏わたし、辻村さんの作品が大好きで。つい先日発売されたばかりのこの本も、かなり早いうちに購入ずみでした。

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