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7月に読んだ本と、今月のベスト本

こんにちは、yukoです。

今回は7月に読んだ本のまとめと、その中からわたしが勝手に選んだ個人的ベスト本をご紹介します。

それではさっそく振り返っていきましょう~。


❁7月に読んだ本たち

7月に読んだ本は、漫画5冊を含めて15冊でした。

Kindle Unlimitedで読める軽めの本を片っ端から読んでいた感じです。なので小説をあんまり読めなかったのが若干無念。

では何冊かをざっとご紹介しますね。

①わたしは愛される実験をはじめた。/浅田悠介

冴えないアラサー女性が、謎の女性から「恋愛認知学」という独自のメソッドを教わりながら新たな恋愛に踏み出していく、物語調の恋愛指南書です。

どんなことが書いてあるのかなあと興味本位で読んでみました。正直、「ここまでしないといけないのか……」と感じた部分もありましたが、恋愛・結婚したいけど相手がいない、けど年齢的にも焦ってる、効率的に理想の相手と幸せな恋愛をしたい!という時には効果絶大なんじゃないかと思いました。どんなふうに相手を見つけて、自分という存在を恋愛対象にさせるのか。恋愛に悩んでいるときの教科書がわりになりそうな本です。



②いつも自分のせいにする罪悪感がすーっと消えてなくなる本/根本裕幸

Kindleで何度もおすすめ本に表示されるので読んでみた本。わたしはわりと、周りの誰かが機嫌悪かったりとか、自分に対する態度がそっけなかったりとかすると「あれ、わたし何かしたかな?」「気に障るようなこと言っちゃったかな?」「わたしのせいかも……」と考えてしまいがちな人間です。そういう場合ってたいていわたしに原因はなくて、全然違うことで機嫌悪かったりとかちょっと急いでたとかそういう些細なことが原因だったりするんですが、なんとなく「じぶんのせい?」って勝手に罪悪感抱いちゃうんですよね。

そういう、わたしみたいな人向けの本かなーと思って読んでみたら、実はちょっと違っていて。
たとえば「他人の期待に過剰に応えようとしてしまう」とか、「過去に自分がしたことで後悔していることがある」とか、「いろいろ頑張っているけど報われない」とか。そういった上手くいかないことをぜんぶ「自分が悪いからだ」「自分がダメな人間だからだ」って自分のせいにして罪悪感を抱いて生きている人に対して、「そうじゃないんだよ、自分を許していいんだよ」って優しく語りかけてくれている本なんですね。

ぜんぶ自分が悪いなんてことはないし、必要以上に罪悪感を抱かなくていいし、誰だって幸せになっていい。ちょっと心が弱ってしまって、「自分なんてダメだ」って思って生きるのがつらくなってしまっている人に読んでほしい一冊です。



③腐女医の医者道!/さーたり

以前試し読みして面白かったのでずっと存在を覚えていた作品。けど購入には至っていなかったので、今回Kindle Unlimitedに入っていたのを見つけたときはうれしかったなあ。

外科医でオタクな作者の病院での日常がほんと愉快で楽しい。ドクターヘリでの業務とか、一般人だとなかなか知ることができないことも描かれているのでちょっとした勉強にもなります。

もちろん大病院での勤務で人の命も関わっているし、実際はお気楽なものじゃなくて緊迫することも多いかと思うんですが、「医者あるある」「病院あるある」みたいな感じでライトに日常が描かれているのがほんとすごいな、と思います。

続編も出ていて一気読みしました。子どもができて働き方に悩んだりとかしつつも、外科医として成長していきたいという心意気を忘れない(そしてオタ活動も楽しむ)さーたりさんのバイタリティほんとすごすぎる……。



④この世界の片隅に/こうの文代

アニメ映画は観たことがありますが、原作はまだだったので読みました。この時期ということもあって。すずさんのちょっと抜けてるけど心優しくて、義理姉からの嫌味にも負けない強さが好き。戦時下でも一般市民は恋愛したり喧嘩したり節制したりしながらたくましく生きていたってことに尊敬もするし切なくもなります。戦争なんかほんといいこと一つもない。あと当時の結婚スタイルだったらわたしは結婚ムリだったかもなあ、なんて思いました。

じつは中巻まで読んだところでタイミング悪くUnlimited対象じゃなくなってしまったため、下巻がまだ読めていません……。ちゃんと買って読む予定です。



⑤書くことについて/スティーヴン・キング 田村義進=訳

この本についてはこちらの記事でもご紹介しました。

この本を読んだことで、今まで何となくちゃんと向き合ってこなかった「書くこと」とちゃんと向き合う覚悟ができました。わたしは書きたい。たくさん読んでたくさん書く、続けていきたいです。



⑥地頭力を鍛える/細谷功

思考力がないことがずっと悩みだったので読んでみました。数学とかほんと苦手だし、クイズとか謎解き系の問題でも、わからないとすぐ諦めちゃうタイプで。なんか全然「考える」ってことができてないなあ、どうしたら地頭って良くなるんだろう、って思っていて、「考える力」「発想力」みたいまものが欠けていることがずっとコンプレックスだったんですね。それでも何とか学校は卒業して就職できていたので悩みつつも後回しになっていたのですが、今回ようやくこちらの本を読んでみたんです。

筆者曰く、地頭力とは「結論から」「全体から」「単純に」考える能力のことで、これを鍛えるには「フェルミ推定」が最適なんだとか。フェルミ推定というのは、

把握することが難しく、ある意味荒唐無稽とも思える数量について何らかの推定ロジックによって短時間で概数を求める方法

で、たとえば「日本全国に電柱は何本あるか?」みたいな、すぐにはわからないようなものの数について、少ない情報からでも推定しておおよその数を求める方法なんだそうです。そこに、問題をどの局面から見てどう推定していくかの力が必要になるため、フェルミ推定が地頭力を鍛えるのにもってこいなんですね。

なんでもすぐネットで調べちゃう人のことがあげられてて、あ、これわたしだ、ってドキッしました。わたし、わからないことはすぐスマホで調べちゃうんですよね……。実をいうとそれはいいことなんだと今まで思っていました。わからないことをそのままにしないですぐ調べるって大事でしょ?って。けどそれは全然じぶんの頭で予測すらせずに調べて満足してただけで、知識欲は満たされるけど思考力にはつながってなかったな、と反省しました。これからはすぐに答えを探そうとするんじゃなくて、フェルミ推定を使ってちゃんと考える習慣をつけたいな。


❁個人的ベスト本

ここまで7月に読んだ本をご紹介してきました。

この中での個人的ベスト本は「書くことについて」です。

たくさん読んで、たくさん書くというのがシンプルだけど最強なんだってわかったし、「あぁやっぱりそれしかないんだな」ってストンと腑に落ちました。ちょっと書いただけですぐあきらめていた過去のじぶんに伝えたい。もっとはやく読みたかった本です。


8月は先日決めた課題図書もふくめて読んでいきたいと思っています。


それでは今回はこのへんで。

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