マガジンのカバー画像

使えるバーテンダースキル

14
バーテンダーは、難解な職業の一つである。扱っている酒を提供し、お客を招いて気持ちよく酔っていただき対価をうける。そこにお店の個性(付加価値)を付加させ、他店との差別化を確立させる…
運営しているクリエイター

#バーテンダー

「バーテンダー褒め学」基礎編

「バーテンダー褒め学」基礎編

バーテンダーにとって「褒める」ことは、重要なスキルだ。いや、これはバーテンダーに限ったことではないだろう。生きていく上で、存在を否定されるか肯定されるか、あなたはどちらがよろしいか?などという議論は、深掘りしなければテーマにもならない。案外、深掘りをしたらおもしろいのではないかと思ってしまった。
大半の人は、肯定されたいだろうし成果を認めてもらいたいものだ。中には、「お前如きが私を評価しやがって、

もっとみる
(3)バーテンダーは3つの空気を自在に操る。空気を壊す編

(3)バーテンダーは3つの空気を自在に操る。空気を壊す編

これまで、1.空気を読む、2.空気を作るについて書いてきました。
そして今回は最終章、「空気を壊す」について書いていこうと思います。
まずは、なぜ空気を壊すスキルを覚えなければならないのかについて書いていきます。

コミニケーションの中には、気の合った仲間や同年代の友達ばかりではありません。
むしろ、そうでない場合のシチュエーションが多数存在します。

想像してみてください。
例えば、初対面の複数

もっとみる
(2)バーテンダーは3つの空気を自在に操る。空気を作る編

(2)バーテンダーは3つの空気を自在に操る。空気を作る編

さて、空気を読む編では、空気を読むとはどういうことで、なぜ、空気を読まなければならないのかについて書いてきました。
今回は「作る」について書いていきます。

空気を作るには、2つの意味があります。
1.今ある空気をより良くする
2.悪い空気を良くしていく(難易度高い)

空気を読めるようになって、相手の望みを理解したとしても、それだけでは十分ではありません。次は、相手と2人で共同作業をしなくてはな

もっとみる
「バーテンダーの会話には秘密のしかけがある」

「バーテンダーの会話には秘密のしかけがある」

まったくの他人と会話を始めて、その人をあらかた理解し仲良しになるまで、一体どれだけの時間と労力がかかるだろうか?

もちろん答えは、ケースバイケースだ。
朝や昼や夜や深夜のしらふ状態でのさまざまなシチュエーションもあれば、朝や昼や夜や深夜のお酒が入っているさまざまなシチュエーションの場合もある。男性同士、女性同士、男女のケース、そこに年齢的な問題が発生する。
さらに職業が加わり、経済状況が混ざり合

もっとみる
「バーテンダーはFBI並みの目をもつ」

「バーテンダーはFBI並みの目をもつ」

誰だって知らない人は恐い。僕も見ず知らずの人はメチャメチャ恐ろしい。
自分に関わっている人ですら興味を抱けないことがあるのに、関わりのない人に興味を持てようはずがないのである。
だからこそ、人は知り合いを大切にするし、関わりを重んじる。

知らない誰かに道で声をかけられても、当然のようにシカトをするだろう。そうしたとしても罪にはならないし、「なんか素っ気ない事したな」と罪悪感を感じることもない。

もっとみる