マガジンのカバー画像

恋とか愛とか過去とか今

38
恋愛のいろいろです
運営しているクリエイター

#眠れない夜に

ずっと取れなくて気になる机のシミみたいに

ずっと取れなくて気になる机のシミみたいに

わたしがずっとスッキリすることはないと言い続けていた、元々彼への最高な復讐(?)のし方、終わらせ方(?)ができそうな事件が、最近発生した。

元々彼というのは、noteに何度も既出の、
会社の元同期であり、初めて結婚までちゃんと考えたいと思った人。どうしようもなく好きだったが故、いろんなことを諦め、受け入れ、3年半付き合っていた彼のことです。
付き合っていた期間、ほぼずっと
女関係グレーだった、み

もっとみる
どんな時も大切なものを無くさず、守り続けること

どんな時も大切なものを無くさず、守り続けること

彼といて、彼のことがどんどん大切になっていくけれど、元から自分の手元にあった他の大切なものたちは、わたしの中で衰えることなく、ずっと同じ重量で大切なまま。

わたしには大切なものが幾つか(沢山?)あって、

たとえばそれは友達・家族・恋人であったり、大好きな作品であったり、反芻したい文章であったり、聴くたびに記憶を呼び起こす音楽であったり、自分の考えをまとめたり書き起こしたりする時間だったりする。

もっとみる
よく眠れる人の横で息をする

よく眠れる人の横で息をする

小さい頃はすぐに眠れていたのに、
いつから寝つきが悪くなったんだろう。

一人暮らしになって、上手くいかない仕事のことや、当時付き合っていた人の事で悩んでいるうちに、だんだん寝つきが悪くなった気がする。人よりよく夢も見るし、それが大抵悪夢だから、朝起きても疲れていることが多かった。

その時見る夢は、仕事でミスをする夢か、付き合っている人に対する叶わない願望(?)みたいなのが夢で実現されて喜んでい

もっとみる
恋の予感はなかったけど、いい予感はあった、はじまりの話

恋の予感はなかったけど、いい予感はあった、はじまりの話

彼との、始まりの頃の話をすこし。

出会った頃、全然恋の予感がせず、
でも恋とは違う何かいい予感がしていた。

初めて会った日、
彼が近くまで迎えにきてくれて、
運転しながら、たまに1人でなにか喋ってる(独り言を言ってる?)彼を見て、

『この人、さては緊張しておる。慣れてないな?』
と横目で運転席を見ていたのを覚えている。(結構失礼)

初めてランチしたカフェは、
確か、わたしがいくつか案を出し

もっとみる
ずっと、“楽し嬉しこわい”日々

ずっと、“楽し嬉しこわい”日々

楽し嬉しこわい、って形容詞を作ってほしい。

全部合わせてひとつの言葉にしたら、
それがここ一年の幸せなわたしに、ぴったりな気がする。

**

彼と付き合って、あと1ヶ月半で一年が経とうとしている。あっという間だ。

28〜29歳の一年なんて、ほんとうに恐ろしくあっという間だ。
仕事をして、職場も責任のある年次になってきて、恋愛して、旅行して、必死で暮らしていたら、もう過ぎ去っている。

なるべ

もっとみる

元カレ完全成仏🌋シリーズ②

前回の記事▼

続き↓

彼とたまに遊ぶようになってからも、
わたしと彼氏との交際は順調だった。

彼氏はひとつ年下だったので、
社会人経験がひとつ違いで、同じ営業職という職種に就いていたからこその、相手の至らなさとか、未熟さみたいなものが目について、
たまにイライラもしていた。

けれど、どんな時も優しさの塊で、この人を手放すより、もっと自分が好きになって、上手く行く方に進もう!と強く思っていた

もっとみる
人生はいつも、今がいちばん好き

人生はいつも、今がいちばん好き

先日、29歳になった。

いつも、人生が揺らいだり、感情がジェットコースターだったり、人に気持ちを踏みにじられたり、心躍る体験をしたり、好きな人と付き合ったり、お別れしたり、いろんなことがあると嘆いているけれど、わたしはいつも、
『今が人生でいちばん好きだなぁ』と思って生きている。

いつも読んでくれている人には
意外かもしれないけれど、
どんなにしんどい事が今起きていても
あまり昔の自分を羨んだ

もっとみる
ぜんぶその人で満たすなんてムリだけど

ぜんぶその人で満たすなんてムリだけど

一年ほど前から半年間くらい、会っていた人がいた。
最近、その人の家の近くを、仕事で通ることが立て続けにあった。

『夜勤だから今家にいるのかな..』と思いながら、昼間なのに停められている、黒のSUVを横目で見ていた。

わたしはあの時期、のめり込まないように気をつけながら、彼と適度に会っていた。
自分ルールで、相手の家には無闇に行かない、ということを決めていた。
だから、その期間家に行ったのはたっ

もっとみる
どうしても手放せないから、そのままで今の幸せと前を向く

どうしても手放せないから、そのままで今の幸せと前を向く

思い出は、取捨選択して持っていたい。

でも、忘れたいものほど鮮明に記憶していて、全然過去においていけずに、ずっっと荷物になっている。

他の人たちの思い出は、どんどん過去に置いていけるのに、なんできみのことは、思い出として一個も減らないままなのか。
なんで、そのままの重量で、ずっと持っておいてしまうんだろう。

少しずつ減らして、自然に過去に置いていくことが出来ない。
ずっと中の重さは変わらず、

もっとみる
あの夜があったから、これからも

あの夜があったから、これからも

そういう貴重な夜を、そういう忘れたくない瞬間を、どれだけ持っているかで、人は、強くなれたりする。

何事にも代え難い夜や、かけてもらった言葉や、包まれているような視線や、ほほえみかけられたその顔や、感じた体温の暖かさや、あの時見た景色を。

その一瞬や、絶対に忘れたくないと思えた夜を、いくつ持っているだろう。
それは、絶対にその後の自分を助けてくれるし、もしかすると最後の砦になるかもしれない。

もっとみる
ラブレター

ラブレター



最近、考えていたことがあった。

付き合ってから相手に、「好き」「かわいい・かっこいい」だけじゃなく、「愛情」を注げるようになるのって、いつ頃からだっけ?

「好かれてる」じゃなく「愛されてる」って感じられるようになるのは、いつ頃からだっただろう?

恋人になるまでのその人との関係値によって、遅い早いはあるし、一緒に体験してきた事柄によっても変わる。

けれど、考えている中で、なんとなくこれが

もっとみる
安っぽい固いシーツやダサいカーテンの柄に守られていた

安っぽい固いシーツやダサいカーテンの柄に守られていた

ラブホテルのあのカサカサしている
シーツや布団の感触を思いだす。
いかにも、
「ここは快適な睡眠をとるための場所ではない」と言われているような、あの安っぽい質感。

昔の恋人とはそういう風に始まって
付き合うまでの期間、結構お互いが適当で、相手がいたけど後々別れて、だけど付き合えなくて、みたいな複雑なスタートだった。

何度も行ったホテルの、あのシーツに包まれて寝ていた夜。今思い出しても記憶がぼん

もっとみる
この先も、あの記憶を越えられないまま

この先も、あの記憶を越えられないまま

又吉さん原作の映画、『劇場』を観ると、そう言った気持ちが溢れ出過ぎて、嗚咽してしまう。
ぽろぽろ泣くのではなく、音にすると「うわーん」という感じで、子どもに戻ったみたいな泣き方をしてしまう。
映画館にも観に行ったし、アマプラでも何度も観た(もう計15回くらいは観てる)

この人のまとめる、映画予告的なクオリティが凄くて、映像と音楽と実際のセリフが、めちゃくちゃ上手くまとめられている。
良すぎるので

もっとみる
しあわせの蓋の裏に付いてる悲しみを舐めて安心する

しあわせの蓋の裏に付いてる悲しみを舐めて安心する

ここ数年ずっと続いていた感情で、

「とはいえ後ろめたい」「とはいえ不安」「とはいえ苦しい」みたいな状態があるのだけど、今なんとなくそれが穏やかになっている。
さらには、この「とはいえ」の状態からくる心の不安定さを紛らわすための〝おくすりみたいな存在作り〟からも解放されている。

頭に付いている「とはいえ」という謎の接続詞(?)は、どの時点から続いているのかと考えると、かれこれもう5年くらい前から

もっとみる