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#光文社新書
なぜ日本は「詭弁社会」になってしまったのか?|高橋昌一郎【第21回】
「ウソ」と「詭弁」という「二匹の怪物」「【聞かれても答えない国家】国会の答弁拒否。過去最高を更新中。#お答えを差し控える」という立命館大学産業社会学部准教授・桜井啓太氏のポスト がX(Twitter)のタイムラインに流れてきた(@sakuey、2024年1月27日付)。
桜井氏は「いつからこんなに国会は答えなくても許される場所になったのか?」という疑念から「国会会議録検索システム」を利用して「お
なぜ「原爆初動調査」の真実が隠されたのか?|高橋昌一郎【第12回】
「放射性残留物」の隠蔽1942年9月、46歳のレズリー・グローヴス准将が原子爆弾プロジェクトの責任者に任命された。彼は、ニューヨーク州ウェストポイントの陸軍士官学校を卒業後、アメリカ陸軍司令部・参謀本部大学校および陸軍大学校を経て、陸軍マンハッタン工兵管区司令官となった。原爆開発が「マンハッタン計画」と呼ばれるようになったのは、総司令部がマンハッタンに設置されたためである。
グローヴスをよく知る
SF作家としての萩尾望都①――SF評論家たちが軒並み絶賛した『11人いる!』の凄さとは…|長山靖生
SFブームに先駆けた『11人いる!』
1975年。SF少女漫画史におけるこの年の注目作は、何といっても『11人いる!』でした。
まず強調しておきたいのは『11人いる!』が1975年の作品だということ。
つまり劇場版『宇宙戦艦ヤマト』(1977) や『未知との遭遇』(同、日本公開は翌78)や『スター・ウォーズ』(同、日本公開は翌78)より前で、SFブームに乗った作品ではなく、その先駆けだったとい
虐待してきた親、いじめ加害者に責任はないのか?―僕という心理実験23 妹尾武治
過去の連載はこちら。
第2章 日本社会と決定論⑮―犯罪者と人加害者の気持ちに寄り添う態度
成功者を黙殺するというのと全く同じロジックで、犯罪者をただ断罪する態度も新しい時代の人類は再考せねばならない。極端な危険思想に思われるかもしれないが、少しだけ話を聞いて欲しい。
虐待を受けて育った子供が大人になると、自分の子供に虐待をしてしまうリスクが高まる。虐待の連鎖と呼ばれる現象だ。
連続児童