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2019年12月の記事一覧
だから僕は、今日も「言葉」を食べて生きる。
僕には、いつだって、思い出さなければならない「あの日」がある。
2011年3月11日。
世界中が祈りはじめた日。
あの日のことを忘れないために、僕は今日もこの本を手に取る。
「#prayforjapan」というTwitterのハッシュタグを、あなたは覚えているだろうか。それは、英語圏に住むある男性の投稿から始まった。東日本大震災の発生から十数分後、彼は、日本で起きたその悲劇をニュースで知り
壁を通じた連帯は可能か―「レノン・ウォール」に描かれた香港(倉本知明)
「倉本知明の台湾通信」第5回
『暴民之歌』(2015年) 『樂天島』(2019年) 著: 鴻鴻
冷戦時代、自由な言論が統制されていたチェコでは、ジョン・レノンの思想や音楽に影響を受けた多くのプラハ市民が凶弾に倒れた彼の死を悼み、市内の壁に次々と落書きやメッセージを書き込んでいった。当局によって消された壁の落書きは、翌日には再び新たなメッセージで満ち溢れていたらしい。ジョン・レノンの壁と呼ばれた
広島の原爆ドームで聞いた「受け取る人のことを考えて言葉を発する」という話。
獣医を初めて辞めた四月、私は次の就職先が決まると同時に広島へ行くことにした。ずっと行きたかった広島へ。行くと決めて数日後の出立。新幹線で行く広島は、思ったより遠かった。
原爆ドームの周辺には、ボランティアで解説してくれる地元の人がいる。園内に飾られた千羽鶴を見ていると、私も話しかけられた。
「よければ案内するよ」
眼鏡のおじさんは、もともとライターをやっていたのだと言った。文章を書くの
自信がなくても別によくない?という話
「どうやったら自信がもてるんですか」とときどき聞かれることがあるけど、いつも「わたしも自信なんてないよ」と答える。
「自信」という言葉をどのようなイメージで使っているか人によって多少ちがうので調べてみると、こう書いてある。
じ-しん(自信)[名](スル):自分で自分の能力や価値などを信じること。自分の考え方や行動が正しいと信じて疑わないこと。(デジタル大辞泉より)
やっぱりわたしは自信をもっ
「ヒトの評価で自分の価値を決めていたら、一生、つらいよ」
明日の言葉(その23)
いままで生きてきて、自分の刺激としたり糧としたりしてきた言葉があります。それを少しずつ紹介していきます。
くわしくは書けないのでかなりフェイク気味にぼやかすが、ボクの知り合いにちょっと有名だった人がいる。
ずいぶん年上の方で、10年くらい前まではわりと世間に知られた人だった。
ボクはある会合で彼とテーブルが一緒になり、なんとなく流れで二軒目にご一緒したことで仲良くなった
イタリア人医師が考える、日本に引きこもりが多い理由。
パントー・フランチェスコさんは、日本で精神科医を目指す研修医として働いている。
彼を日本に引き寄せたのは、大好きな「アニメ」、そして「引きこもり」だ。引きこもりは世界中で似た現象が報告され、「Hikikomori」として社会問題になりつつある。
日本に来て、「引きこもりはやはり日本特有」と気がついた。根っこにあるのは、人々の思考に染みついた「文化」。国や地域の文化が生む「大きな物語」になじめず