オオツカ

我々の現実とコンピュータネットワークを繋ぐモバイルインフラをつくる。

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記事一覧

仕事の押し付け

最近、自分も小賢しくなってしまったのか、「ああ、仕事を押し付けようとしているな」と感じることが増えてきた。そのパターンを記す。 実力、能力的にできないであれば、…

オオツカ
4週間前
1

根回しの必要性

根回しという言葉がある。複数の利害関係者(部門)が集まる案件に関して重要な意思決定を伴う会議で、事前に承認が得られるよう利害関係者に説明や承諾を得る行為を指す。…

オオツカ
1か月前

読んだ:世界はシンプルなほど正しい

確か、昨年末に購入したと記憶しているが、ようやく読み終えた。大体3ヶ月位かかった。 内容は、理論やモデルの重要さ、それらがシンプルなほどツールとして強力であるこ…

オオツカ
3か月前

企画におけるクソビジネス用語集

うんざりするけど、自分もつい使いがちな用語集。 特に、巻き込まれた会議の中で出てきたら要注意。 課題感課題とは、「解決するべき問い」である。「感」というのは感じ…

オオツカ
3か月前
4

会社で働く際のTips

知的労働に関わる人向けのコツ。 論理的に考えるこれは仕事をする上での基本になる。自分一人で会社を立ち上げ、ほとんど見知らぬ人と関わらないビジネスをやっていくなら…

オオツカ
4か月前
4

管理職とは何だったのか

2~3年前、「管理職の仕事は何だと思うか」と聞かれたことがあった。 その時にどう答えたかは忘れてしまったが、言語化すると以下のようなことだったかなと思う。 経費また…

オオツカ
4か月前
6

読んだ:正義はどこへ行くのか

タイトルで購入。多様性の尊重や経済の複雑化により画一的な正義や悪が描きづらくなった現代において、ヒーローがどう成立するかを考察したもの。 本書では、主に米国のヒ…

オオツカ
4か月前

人の性質を踏まえたコミュニケーション

社内で資料を説明したり、他の人の説明を聞いて思ったことを書く。 往々にして、人は言いたいことを言いたくなり、聞きたいことしか聞かない性質があるようだ。 コミュニ…

オオツカ
4か月前
1

決めるのも仕事

成果物を生み出すという過程において「決める」という行動が出てくる。 判断が必要な仕事成果を生み出す過程において、判断が必要になることがある。 多くの人が関わる仕…

オオツカ
5か月前

成果は能力と行動

前回、成果はどのように定義できるかを述べた。今回は、成果をどのように最大化できるかについて考える。 簡単に言えば、能力のある人がやる気を出せばいい、それだけの話…

オオツカ
5か月前

製品やサービスのリリースに関する仕事の成果

業務や役割が細分化していく中で、従業員の成果はどのように定義されるのか。 特に、生成AIといったテクノロジーが普及する中で、知的労働者の位置付けはどのようなものに…

オオツカ
5か月前
1

CDを再生する環境

最近、LUNA SEAのMOTHERとSTYLEが発売された。CDを購入したものの、CDを再生する環境が整っていなかったので買い直した。 元々の環境リビングには、BDプレイヤやDENONのサ…

オオツカ
5か月前
4

体調不良

20時には仕事を終わるキャンペーンを続けているが、先日早々に体調を崩して会社を休むことになった。 咳や熱といった症状はなく、体がひたすら怠いという状況。天気が悪く…

オオツカ
6か月前

2024の目標

今年は残業を減らすことにした。 具体的には、20時にはPCをシャットダウンする。 去年を振り返ると、多くのやる事があった。特に下期は人が減った。その中で効率を求める…

オオツカ
6か月前
1

リモートワーク再考

リモートワークから出社する形態に戻ってきたが、生産性が本当に上がるのか不安なところもあるだろう。本記事では、出社が必要な場面とそうでない場面を比較する。単位時間…

オオツカ
1年前
3

技術者の付加価値

最近、技術部門のメンバーと会話をしていて、技術者には大きく2つの能力を持っておくのが良いのではと感じたので記す。 技術者の定義技術や技術者というと、人それぞれ違…

オオツカ
1年前

仕事の押し付け

最近、自分も小賢しくなってしまったのか、「ああ、仕事を押し付けようとしているな」と感じることが増えてきた。そのパターンを記す。

実力、能力的にできないであれば、どうして請け負ってしまったのか。という疑念しか残らない。

私は忙しいのでやってほしい主観では、私たちはは貴方たちよりも多くの仕事を抱え、それでも貴方たちよりも効率的に物事を進めており、結果として残業時間は貴方より多いに違いない、と思って

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根回しの必要性

根回しという言葉がある。複数の利害関係者(部門)が集まる案件に関して重要な意思決定を伴う会議で、事前に承認が得られるよう利害関係者に説明や承諾を得る行為を指す。

この手の手法は、「日本特有の悪しき文化で、やめるべき」といった意見や、「むしろ海外の方が根回しは徹底しないといけない」と賛否が分かれる。

日本がどうとか、海外がどうとかはどうでもいいので、根回しにどのような意味があるかを考える。

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読んだ:世界はシンプルなほど正しい

確か、昨年末に購入したと記憶しているが、ようやく読み終えた。大体3ヶ月位かかった。

内容は、理論やモデルの重要さ、それらがシンプルなほどツールとして強力であること、理論は必ずしも真理ではない場合でも有用であれば良いことを説いている。

全く正しくないけど、理解には役立つ例え話時々、物事を分かりやすく例えることに対して異論が出ることがある。それは、〜〜の話であって、この事例や理論とは全く一致してい

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企画におけるクソビジネス用語集

うんざりするけど、自分もつい使いがちな用語集。
特に、巻き込まれた会議の中で出てきたら要注意。

課題感課題とは、「解決するべき問い」である。「感」というのは感じ、感覚である。直感的ではない曖昧さを与える。

単に曖昧さを持たせて議論の落とし所を探るための使い方ならば良い。しかし、打ち合わせの時に出て来た場合、話者は自分たちの課題を認識していない可能性がある。

例えば、課題はまだ確たるものではな

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会社で働く際のTips

知的労働に関わる人向けのコツ。

論理的に考えるこれは仕事をする上での基本になる。自分一人で会社を立ち上げ、ほとんど見知らぬ人と関わらないビジネスをやっていくならばその限りではない。

論理的に考えることのメリットは、主に2つある。

物事の成功率を高めること

物事の妥当性や意味を他人に伝えること

前者を意識する人は多いと思うが、後者を意識できている人は少ないように思える。せっかくのアイデアも

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管理職とは何だったのか

2~3年前、「管理職の仕事は何だと思うか」と聞かれたことがあった。
その時にどう答えたかは忘れてしまったが、言語化すると以下のようなことだったかなと思う。

経費または売り上げを最大化するために物事を考えること

考えたことを踏まえて、それを実行できるよう周りを導くこと

導いていく中で後進を育てていくこと

2~3年前は、まだそれなりに管理職というものに、世間的にも自分の中でも憧れのようなものが

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読んだ:正義はどこへ行くのか

読んだ:正義はどこへ行くのか

タイトルで購入。多様性の尊重や経済の複雑化により画一的な正義や悪が描きづらくなった現代において、ヒーローがどう成立するかを考察したもの。

本書では、主に米国のヒーローと日本のヒーローを取り上げている。

米国のヒーロー像の悩み米国のヒーローは、スパイダーマン、アイアンマン、X-MEN、トップガンなどなど。正直、米国文化については実感がなく、またアニメや映画もX-MENとTMNT以外はほとんど観た

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人の性質を踏まえたコミュニケーション

社内で資料を説明したり、他の人の説明を聞いて思ったことを書く。
往々にして、人は言いたいことを言いたくなり、聞きたいことしか聞かない性質があるようだ。

コミュニケーションはどうあるべきかまず、そもそもとして、ビジネスにおける人的なコミュニケーションは、以下のようにあるべきだ。

共通の目的が定義されていること
定義されていなければ、それを定義することが最初の目的になる

たまに、話が堂々巡りにな

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決めるのも仕事

決めるのも仕事

成果物を生み出すという過程において「決める」という行動が出てくる。

判断が必要な仕事成果を生み出す過程において、判断が必要になることがある。
多くの人が関わる仕事であれば、判断は増えてくる。人それぞれの持つ解釈の揺らぎ、外部環境の変化、新たな発見への対応や対処が起因する。つまり、どんなに精緻な要件定義を行なっても起こり得る。

判断は、ある成果物を生み出すにあたった全体のコンセプトを熟知している

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成果は能力と行動

成果は能力と行動

前回、成果はどのように定義できるかを述べた。今回は、成果をどのように最大化できるかについて考える。

簡単に言えば、能力のある人がやる気を出せばいい、それだけの話になる。

能力能力とは、その人や対象が持つ、物事を成し遂げる力を指す。
前回の話に沿うと、開発する能力の一つに、「仕様通りにコーディングすることが出来る」というのが挙げられる。
これは、開発を達成するという成果を成し遂げるあたり必要な力

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製品やサービスのリリースに関する仕事の成果

業務や役割が細分化していく中で、従業員の成果はどのように定義されるのか。
特に、生成AIといったテクノロジーが普及する中で、知的労働者の位置付けはどのようなものになるか。
この記事では、製品やサービスのリリースにあたってはどうかを取り上げる。

売り上げを高めるか、コストを下げるか多くの人は規模はさておき、株式会社で勤めている。株式会社のKPIは、以下のようなものがある。

売り上げを上げる
物や

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CDを再生する環境

CDを再生する環境

最近、LUNA SEAのMOTHERとSTYLEが発売された。CDを購入したものの、CDを再生する環境が整っていなかったので買い直した。

元々の環境リビングには、BDプレイヤやDENONのサウンドバーがある。DENONのサウンドバーは、音楽再生用にイコライジングが掛からないピュアモードが付いている。そのため、稀なCDの再生機会ではBDプレイヤ+DENONという組み合わせだった。

パワーアンプを

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体調不良

20時には仕事を終わるキャンペーンを続けているが、先日早々に体調を崩して会社を休むことになった。

咳や熱といった症状はなく、体がひたすら怠いという状況。天気が悪く気圧も低下していたのが原因と思われる。
これまでは、午後には概ね回復する感じだったが、今回は気分も上がらず昼間も夜も一日寝ていたので過去最悪だったと言える。

ウェザーニュースの記事によると天気鬱という症状もあるようだ。

年齢による衰

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2024の目標

今年は残業を減らすことにした。
具体的には、20時にはPCをシャットダウンする。

去年を振り返ると、多くのやる事があった。特に下期は人が減った。その中で効率を求めると、自分でやった方が早い。業務が集中する、のサイクル。まずい。

歳を重ねると、この働き方は続かない可能性がある。
新たな能力が得られていないのがまずい。今の実力で評価は得られているが、持っている能力は革新的ではないので、限界がある。

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リモートワーク再考

リモートワークから出社する形態に戻ってきたが、生産性が本当に上がるのか不安なところもあるだろう。本記事では、出社が必要な場面とそうでない場面を比較する。単位時間あたりの成果物の量、通勤時間や声をかけられることなどの面で、リモートワークと出社を比較し、それぞれのメリット・デメリットを明らかにする。また、出社によって得られる「引き出し」についても言及し、情報の交換が大事であることをソーシャル物理学の観

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技術者の付加価値

最近、技術部門のメンバーと会話をしていて、技術者には大きく2つの能力を持っておくのが良いのではと感じたので記す。

技術者の定義技術や技術者というと、人それぞれ違うイメージを持っているかもしれない。ここでは、「何か課題があった時にそれを解決できる手段や方法」と技術と定義し、「実際にそれを使って解決できる能力を持つ人」を技術者とする。

丁寧に書くと、「明確になっている課題に対して、ある解決方法が有

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